本を買うとき、わざわざ何冊か下のを取る人っていますよね。
できるだけ綺麗なのをほしいから、という理由で。
私の場合はその逆で、いつも
一番汚れてそうなやつ
を買うんです。
というのも、私は極度に物を大切にしない男でして
雑誌とか本とか買っても、すぐ汚しちゃうんです。
だから綺麗なやつは、物を大切にする人のために取っておこうという。
なかなか殊勝な心がけじゃないですか。
ちょっとは見直して下さいよ、姉さん。
さてそんな訳で、今日もコンビニの本棚で一番手前にあった
よれよれの週刊少年ジャンプを購入しまして
デニーズで朝ご飯食べながら読もうとしたところ
表紙の汚れに気がつきました。
「連載5周年突破!」の「突破」の上に
べったりと黒い指紋が・・・
まず思ったのは
これ立ち読みした奴、どんだけ手が汚れんてんだと。
はんぱねーなと。
しかしさらによく見てみますと、何と印刷してあるインクが溶けています。
これはギネス級の脂症?
いやいや、いくら何でも手の脂くらいでこんなことにはなりません。
そこで私の脳裏に浮かんできたのは
手のひらから得体の知れない溶解液を出す
地球外生命体の存在です。
ジャンプを立ち読みする宇宙人・・・
一刻も早くこの大発見を『ムー』に投稿せねば!!
と勢い込んだのもつかの間
私の鋭敏な知能が、正解を見つけてしまいました。
・・・印刷屋さん。
刷りたての表紙に、インクに汚れた手で触ったのでしょう。
なーんだ。ちぇっ。
この時だけはIQ200の自分の脳が恨めしく感じました・・・
それはそうと、私は大学1年のとき
ジャンプの印刷工場で1日だけ夜間バイトをしたことがあります。
仕事自体もかなりキツかったのですが
私が「もう二度とこの仕事はやるまい・・・」と
心に決める原因になった出来事がありました。
そこで働いていた中国人の人が、一晩中私に向かって
オニーチャン、オマ○コスキカ?
オニーチャン、オマ○コスキカ?
と大声で尋ねてくるのです。
向こうとしては、下ネタで打ち解けようというつもりだったのだと思いますが
花も恥じらう18歳の乙女だった私の心はずたずたに。
朝、仕事が終わってもまだ私に向かって笑いかけてくるその人から逃げるように
給料袋をポッケに突っ込んで、泣きながら駅まで走ったのを覚えています。
ああ、あのころの私は純粋だった・・・
そして月日は流れ
今ではすっかり乙女心を踏みにじる側にまわった私です。
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