
日本全国の貧乳ファンの皆様、長らくお待たせいたしました。
踊るペチャパイ捜査線の第二弾です。
事件は会議室で起きてるんじゃない・・・
ブラジャーの中で起きているんだ!
・・・山田君、座布団全部取っちゃいなさい。
今日取りあげる作品は
『野ゆき山ゆき海べゆき』(1986・ATG)
そしてご登場いただく女優さんは、現中村トオル夫人
鷲尾いさ子嬢。
彼女のスクリーンデビュー作です。
当時19歳。
監督はまたもや大林宣彦。
「デビュー作で脱がす」ってのがモットーなんですかね。
この監督、私の若い頃はそのあまりの
ノスタル爺ぶり
が鼻について、どうにも苦手だったのですが
自分が年を重ねるにしたがい、だんだんと許せるようになりました。
人間、何だかんだ言って丸くなるものです。
余談ですが、以前NHKで映画に関するシンポジウムを放映していて
そのゲストがこの大林監督と、オリバー・ストーンだったんですね。
二人の撮っている作品を見れば一目瞭然ですが
これがもう見事なまでに水と油。
その会話の噛み合わなさはまるで
不条理コント
を見ているようでございました・・・。
さて、鷲尾いさ子。
私は基本的にこの人が苦手です。
特にダメなのが彼女の声。
あの、喉の奥に暖簾が下がっているかのような独特のビブラート。
聞くたびにさぶいぼが。ブルッ。
演技の方もまぁ大根ということで大方の意見は一致するでしょう。
ただこういう天然系の大根役者というのは意外性のあるバッターと同じで
打率は滅法低いけれども
まぐれ当たりすると死ぬほど打球が飛ぶ
という法則があります。
彼女の場合、その特大ホームランがデビュー戦で出てしまいました。
この映画の鷲尾いさ子は
「ど」が付くくらいハマっています。
さて、前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
問題の箇所は、日本の伝統的エロスの神髄とも言える
庭での行水シーン
でかいま見ることができます。
薄紫の紫陽花に囲まれた、いかにも絵画的なヌードシーン。
この映画にはモノクロとカラーの2バージョンが存在するのですが
わしゃいさ子の裸が見たいんじゃー!
という情熱的な向きには、カラーバージョンをお勧めいたします。
こんなことを言うともともこもないんですが
実を言うと、今回久しぶりに見直してみて
あれ?それほどペチャパイでもないじゃん・・・と思ってしまいました。
Eカップ以下は全部貧乳
といったようなデブ専にありがちな間違った概念が
当時の私(この映画の公開時は高校生)の脳髄に
すでにして育っていたということなのでしょうか・・・
大林作品としてはあまり顧みられることのない本作ですが
有名な“尾道三部作”より、私はこの映画の方が好きです。
スラップスティックと叙情の絶妙なバランス。
乳に興味のない方も、是非。
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