地元シネコンで鑑賞。
こんな場末でジャームッシュの映画がかかっていて
しかもGW中とはいえ、なんと満席。
この状況自体、ジャームッシュの映画のワンシーンに見えなくもありません。
感想を一言で言うと
ジャームッシュもおっさんになったな、と。
25年前のデビュー当時から変わらないトレードマークの銀髪
こんなに老けない人も珍しいのですが
やはり奴も人間、それなりに年をとったようで
この監督のキャリアの中で
いちばんウエットで物悲しいお話でした。
初老の人が過去を振り返るときの
どうしようもない無力感。
例えるならそれは
濡れた老人用おむつ
そしてほのかな尿臭。
それにしてもここ数年のビル・マーレイの演技は
ロナウジーニョばりにキレまくっています。
いや、プレイスタイル的にはシェフチェンコかな・・・
おそらくこの映画を見た男性は皆
劇場を出た後、いやおうもなく
今までつきあってきた恋人達との再会を
脳内シュミレートしてみることになるでしょう。
例に漏れず、私もやりました。
地獄絵図でした。
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