『七年目の浮気』と『王子と踊り子』の間に撮られた
モンローが30歳の年の作。
巷ではアクターズ・スタジオで勉強し直した彼女が
この作品で演技開眼したと言われているらしいですが
実際のところ、彼女の役柄は相も変わらず
頭の軽いお色気ガール。
この映画でのモンローの扱いはいつにも増してサディスティックで
お尻を蹴飛ばされたり、投げ縄で捕まえられたりと散々。
だいたい冬の設定なのにもかかわらず
ほとんど全編、半裸で動き回っているのはかなり不自然で
作り手に悪意があるとしか思えない。
脚本も穴が多く、演出もシーンごとにバラバラな感じで
何が何だかわかんないうちに無理やり大団円、という最悪のパターン。
そりゃ死にたくもなるわな。
でもですね、でも・・・
何ざます?
この全編に溢れる幸福感は。
ある友人なんかは
モンローのこの手の映画は痛々しくて見てられない
なんて言うんですが
私は素直に楽しいです(性格が悪いという話も)。
虚像と実像のギャップなんて贅沢な悩みはご本人に任せといて
我々庶民はスクリーンに映った
エロくてオツムのゆるい
だけど気のいい女の子
をいつまでも愛すればいいんだと思うんですけどね・・・。
なんだかんだ言いましたが
私がモンローのことを考えるとき
一番最初に思い出すのはこの映画です。
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