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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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<   2007年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧
『グラインドハウス』(2007・米)後編
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さてさて、盛り上がりまくる『グラインド・ハウス』もいよいよ後半。
映画奇形児(“フリーク”の本来の意味ね)タランティーノの手になる
『デス・プルーフ』であります。

私が最近一押ししているビッチ顔のヒスパニック女優

ヴァネッサ・フェルリト

がいきなり出てきて小躍りしました。
この人、『24』(ジャック・バウアーの愛人役・すぐ死ぬ)で顔を覚えて
『チアガールVSテキサスコップ』『サイレンサー(原題:Shadow Boxer)』)
と続けて見てファンに。『スパイダーマン2』にも出てます。

冒頭から女の子同士のおしゃべりが延々と続くんですが
これが

つっ・・・つまらん・・・

私が男だからでしょうか、ツボが全然わかりません。

パリではビッグマックのことを
“チーズ・ロワイヤル”って言うんだぜ


とか

『ライク・ア・ヴァージン』は
巨根の男とヤった女の歌なんだぜ


みたいな、いつもの脱力豆知識も出てきません。

真ん中あたりでやっとカート・ラッセルの変態殺人シーンが出てきて
ちょっと盛り上がったのもつかの間
またもや別の組の女の子が登場し
だらだらとどーでもいいおしゃべりが・・・

タランティーノは昔のインタビューで

観客には絶対に料金分のサービスを与えなきゃいけないんだ。
ダンスホールに来た客にはダンスをさせてあげなきゃ!


なんてことを語っていたんですが
この映画、ここまでの1時間を見た限りでは

150円・・・いいとこ200円の価値。

入場料3000円だったんですけど・・・うくく。

しかし、タランティーノの映画がこのままで終わるわけがありません。
ここまで眠気に耐えてきたお客さんには

踊り子さんによる抜きのサービス

もとい

10000円相当のカーアクション

がもれなくプレゼントされるのです!

ここだけで撮影に7週間かけたという
ラスト30分の黄金ぶりは
もう劇場で実際に見てもらうしかありません。

いやー満足満足。



最後に一言だけ。
2本別々、ロングバージョンでの公開っつー今回の措置。
確かにそっちを見てみたいという気もありますが

やっぱりこれは2本で1本の映画。

ハリウッドで1、2を争うボンクラふたりが
サイテー映画館(グラインド・ハウス)を現代に甦らそうとゆー
ロマンチックで頭の悪い夢を抱いたわけなんですよ。

叶えてあげたいぢゃないですか。

2番館や名画座でこっちの3時間バージョンがかかることを
切に切に願うばかりであります・・・。





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by taku-nishikawa | 2007-08-29 12:18 | アクション地獄 | Comments(7)
『グラインドハウス』(2007・米)前編
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わが国では『プラネット・テラー』『デス・プルーフ』と
2本別々に公開されることが決まりましたこの映画
あえてタイトルを『グラインドハウス』にしましたのは
うふふ・・・見に行っちゃったからなんです。

アメリカ版3時間バージョン限定公開

in TOHOシネマズ六本木ヒルズ。

この爆裂・男まつりに行かずんば
ちんこ装備で生まれた意味なし!

はぁー男のコント

男のコント

いやー東京に住んでてほんたうによかった。
(埼玉なんですが実際・・・)


で、今日は前半の『プラネット・テラー』の感想を。
監督はギターを抱えた渡り鳥、ロバート・ロドリゲス。
私はこの人の名前をきくたび、毎回こう思います。

奴ほどロドリゲスが似合う男はいない。

・・・理由はめんどくさいので省きます。
雰囲気ですよ雰囲気。


興奮のあまり鼻血を床に垂らしながら劇場へ入り
首尾よく自分の席を見つけたところ
あらまーお隣さんは

ガイジンさんのオンナノコさん

じゃないですか。
見たとこ20代後半のきれいなブロンド女性なんですけど

なぜにルーズソックスを?

「郷に入れば郷ひろみに従え」とゆーことなんでしょーか・・・
そんな寒さ満開のギャグを考えておるうちに
いよいよ上映開始であります。

すでにご存知の方も多いと思いますが
この『グラインドハウス』
2本の映画の前にそれぞれ「ニセ予告編」が入っております。
1本目の予告はロドリゲス監督がみずから作った
復讐アクション巨編『マチェーテ』。
主演(フェイクなんですけどね)のダニー・トレホの

ケーシー高峰ばりのぶつぶつ顔

が六本木の超巨大スクリーンにどアップ。
このありえない光景に思わず爆笑・・・しようとした瞬間にですね
隣から

ぶほほほほほほほほ!

と耳をつんざくごとき笑い声が。
映画に対するリアクションがやたらにでかく
一緒にいった友達に例外なく嫌われる私ですが、上には上が・・・。
さすがヤンキー娘
感情表現の国からやってきた女。
このとき、私の今日のテーマが決定いたしました。

アメリカ人に

リアクションのでかさで

勝ぁぁぁぁつ!!!


これが私と彼女の、1時間半にわたる死闘のゴングとなったのでした。
このときの様子を偶然目撃したA君(世田谷区在住・学生・19歳)は
「さながら2匹の白鳥がダンスを踊っているようだった」
と後に語っております。

「ぶひゃひゃひゃひゃ!」

「もほほほほほほほほ!」

「むのののののののの!」

「めてててててててて!」

戦いはとことんエスカレートし
体力も精神力も、2人ともとっくに限界を超えていました。
そして映画のラストシーンが流れる頃には
劇場の床に、さっきまであんなに熱く燃えていた
2人の男女の冷たい亡骸が転がっていたといいます・・・


る~る~るる~

る~る~るる~


      由紀さおり『夜明けのスキャット』


さて、筆者も想定外の脱線により
肝心の映画の感想を一言も書いていないのですが
この『プラネット・テラー』・・・

めっちゃめっちゃめっちゃ

めっちゃめっちゃめっちゃ

めっちゃめっちゃめっちゃ

フー。(メンソールで一服)


ぎゃー!!!


めっちゃめちゃ


おもろいっす!!!



ロドリゲスのこれまでのキャリアの中では
間違いなく最高傑作。
感動のあまり
体中の色んな穴から色んな汁が飛び出しました。

それにしても前半でこんなに体力使っちゃって
後半の『デス・プルーフ』は大丈夫なのでしょうか?
そこらへんのあんなことやこんなことは・・・

待て次回!





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by taku-nishikawa | 2007-08-27 09:27 | SFホラー地獄 | Comments(7)
『ミス・ポター』(2006・米)
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ハリウッドしもぶくれランキング

においてここ数年、不動の1位を守っている女優
レニー・ゼルウィガー。
“ミスこぶとり姉さん”の称号に加えてオスカーも取り
すっかり調子に乗った彼女が
自ら製作も買って出た映画がこの『ミス・ポター』であります。

この映画の主人公、ミス・ポターは
かの有名なキャラクター『ピーター・ラビット』の作者。
資料には「世界中で愛されている」と書いてありますが
こと私に関しましては
憎みこそすれ愛などとは口が裂けても・・・


舞台は20世紀初頭のイギリス。
富裕階級のお嬢さんであるミス・ポター(ゼルウィガー)
来る良縁来る良縁すべて断り、今年で32歳の行かず後家。
彼女の夢は玉の輿などではなく
自分の描いた絵本を出版することだったのです。
今日もミス・ポターは婆やを連れて
原稿を持って出版社めぐり。
行けども行けども断られ、ここもどーせと飛び込んだ
小さな家族経営のフレデリック・ウォーン社。
ちょっとした偶然から出版が決まり
付いた担当が、ノーマンという青二才(ユアン・マクレガー)。
誰も期待していなかった『ピーター・ラビットの話』は
瞬く間にベストセラーになり
ミス・ポターとノーマンの間には
いつの間にか恋心が芽生えていたのでした。



・・・少女漫画家と担当編集者がくっつくパターンってさぁ
たいてい離婚すんだよね。

ま、そんなことはさておきまして
監督はオーストラリア出身のクリス・ヌーナン。
この名前だけでピンと来た人はかなり記憶力がよろしい。

豚肉映画『ベイブ』を撮った人。

なんでも
「アレ以上の素材と出会わない限り映画は撮らない」
と公言したそうで
実際この『ミス・ポター』が11年ぶりの新作。
そんなにあの子豚のお肉はおいしかったんですねぇ。


オープニングのタイトルのバックに映る
絵の具を水に溶く映像がめっさきれいで
これだけでわくわくする私(一応これでも絵描きの端くれなので)。
うー、面白そう!

この映画、もちろん実写作品なんですが
ところどころで、絵に描かれた動物が動き出すシーンがあります。
実写+アニメってゆーとすぐさま蘇ってくるのは

『ロジャー・ラビット』の悪夢

ですが、まぁよくあるっちゃよくあるパターン。
NHKドラマ『のんのんばぁとオレ』でも
水木画伯の描いた妖怪がやっすいセルアニメで動きまわってましたな。

子供向けと大人向けの境界線上でゆらゆら揺れてるような作風は
前作から変わっていません。


このストーリーを芸術系の監督に撮らせたりすると
「女性の自立」だとか大げさな文句を引っ張り出して
2時間半くらいのどっしりした映画にしそうですが
ヌーナンはあくまでコアラとカンガルーの国からやってきた
クロコダイル・ダンディー。
お話はテンポよくさくさく進み
1時間半でさっくり終わり。
ここらへんの思い切りの良さが新鮮で、心地よかったです。


ユアン・マクレガーが自慢の喉を披露するシーンは
とってもロマンチックでどきどきしましたし
怪人エミリー・ワトソンの変顔も笑えます。
この映画、ひとつだけ問題があるとすれば
見てる途中ずっと

ゼルウィガーの垂れほっぺを

引っ張りたくて仕方なくなる

ってとこですかね。
安心して万人にオススメできる良作でした。

ウサギが嫌いな人でも大丈夫。

そして

ウサギ肉が好きな人でも大丈夫。

9月公開~。





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by taku-nishikawa | 2007-08-25 14:58 | 和み地獄 | Comments(3)
『エディット・ピアフ』(2007・仏)
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フランス映画みたいな

恋がしたいの!

てなことをほざくバカ女とは
幸いにも縁がなかった私なんですけれども
こーゆー場合の“フランス映画”ってのは
いったい、具体的に何を指しているんでしょうか。

いくらなんでもリュック・ベッソンって人はいないでしょーが
(『レオン』が私の恋愛のバイブル!なんて人がいたら怖い)
若い娘なら、意外とすんなり『アメリ』なんて答えてしまうのかも。
ちょっと前だと、ルコントの名を挙げる女性もいたでしょう。
レオス・カラックスなんて人もいました。『汚れた血』。
私と同世代の女子だと、おそらく一番食いつきがいいのは
『ベティ・ブルー』。これが好きな女の子とは昔から相性悪い私。
一方では“フランスといえばエロ”みたいな流れもあり
定番『エマニュエル婦人』から始まって
変態『スタン・ザ・フラッシャー』からロリータ『ラ・マン』まで。
その前ってぇと、かの有名なヌーベル・バーグの時代でありまして
『突然炎のごとく』とか『冒険者たち』とか、まぁ星あまた。
挙げればきりがありません。

で、冒頭の「フランス映画みたいな恋」って話ですが
私個人の印象だとやっぱり、ヌーベル・バーグなんですよねー。
オシャレで知的でそのくせどっか乱暴で
訳わかんないんだけど何となくオトナな感じで
とにかくかっちょいい
そーゆー恋愛。


・・・で、ここからがようやく本題なんですけれども
この『エディット・ピアフ』を見てこんなことを思いました。

ヌーベルバーグ以前のフランスは

全然かっちょよくなんかなかった。


私はシャンソンなんか全然聴きません。
エディット・ピアフに関しては、声は知ってるって程度でしたし
イブ・モンタンもシャルル・アズナブールも聴いたことありません。
でも何となく想像することはできます。
『天井桟敷の人々』の、あのどすんと内臓にくる・・・

道化と乞食と淫売と泥棒

酔いどれ詩人に食い詰め絵描き

もんもんもんもんもんまるとる

ってな世界観。
粋は粋だけど「小粋」ってな軽さは全然なくて

どーにもならなくなったら
ポンヌフからセーヌ河に飛び込んで
魚のエサになるのさラムール


的な、生死がかかったやけっぱちの「粋」。
エディット・ピアフという人の唄はまさにこーゆー

フランスという国が

どすんと重かった時代

を体現しておるのではないかと
まぁ、かように思った次第。
実際、映画を見てみると
凄まじいんですよ、人生が。

子供時代は淫売宿で育てられ
眼の病気で数年間にわたる失明を味わい
その後は曲芸師の父親に連れられ旅暮らし
物心がついた頃には路上で歌い始める。
歌手としてデビューした後も
貧民街の出身ということで差別され
殺人事件の容疑者にもなり
生涯最大の恋は不倫で
しかも相手が飛行機事故で死亡。
酒におぼれ、クスリにおぼれ
生涯で自動車事故に4回も遭い(ありえねー!)
40になる頃には体はボロボロで
まるで80過ぎの老婆のよう。
数年間床に伏せった後、47歳で死亡。


ふぅー。
書いてるだけで疲れる人生ですわ。
とにかく重い。重いです。


伝記映画で主演女優を褒めるなんて
あまりにも平凡で悔しいのですが
このマリオン・コティヤールという女優、凄かったです。
特に老け演技が。
(『ロング・エンゲージメント』や『ビッグ・フィッシュ』に出てたらしい。
 うーん覚えてない…)

監督は『クリムゾン・リバー2』の若手、オリヴィエ・ダアン。
あんまり奇抜なことをせず、こつこつ積み上げていく感じの演出で
好感が持てました。

伝説の大歌手が生まれてから死ぬまでをきっちり描いた正攻法の伝記映画。
見ごたえあります。

9月公開!






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by taku-nishikawa | 2007-08-22 13:31 | 懐かし地獄 | Comments(4)
ピューと吹く!ジャガー 実写版
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よいこのみなさん
おはようございます!
昨日発売された少年ジャンプはもちろん読んだよね?
おじさんは先月で38歳になったけど
毎週毎週毎週毎週毎週読んでるよ!

・・・さて、そのジャンプ誌上で重大発表がありました。
かねてから報じられていた

『ピューと吹く!ジャガー』実写版

の話ですが
とうとう主役のジャガーさん役が決定したのです。

要潤。

・・・・・・
どうリアクションしたものか。
まぁ、誰がやろうがハイリスクノーリターンなキャラなので
守りのキャスティングをしなかったことだけでも
評価していいのではないでしょうか。

で、同じページに監督名も載っていたのですが

マッコイ斎藤?

どっかで聞いたような・・・
ああっ!
この人、先週の「おぎやはぎのメガネびいき」にゲストで出てた
やたらテンションの高いオッサンじゃん。
(おじさんはラジオの深夜放送も大好きなんだYO!)
その時確か「今度、小木を準主役に映画を撮る」って言ってたよな。
ってことは

小木がピヨ彦?

うーむ・・・これまた不思議なキャスティング。
どっちかというとハマーの方が合ってるような。
つーか、脚本の持ってきようによっては
ハマーが準主役って扱いになる可能性もあるな。
どっちかなーうーん。


どう転んでもいい目が出ることはまずなさそうな企画ですが

齢38歳のクソ命

この分の悪い賭けに

張ってみたい私です。





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by taku-nishikawa | 2007-08-21 03:26 | 映画雑感 | Comments(4)
『怪奇!兎男』(2004・米)
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米政府の秘密研究施設から、一匹のウサギが逃げ出した。
このウサギ、見た目は何の変哲もないただのウサギだが
実は遺伝子操作された、凶悪な生物兵器だったのだ。
人間がひとたびコイツに噛まれれば
徐々に耳が伸び、前歯が伸び、尻尾が生えて
ウンコが小粒で丸くなり
セックスにおいては極度の早漏(10秒〜15秒)
最終的には理性を完全に失った

殺人マシーン・ウサギ男

に成り果てるとゆー、何とも恐ろしい代物。
この兎男を止めるべく立ち上がったのは、5人の勇敢な女戦士。
「ヤツを油断させるため」というぼんやりした理由で
バニーガールの格好に身をつつみ
兎男に敢然と戦いを挑むアマゾネス軍団なのだが、さて。



このSFX超大作、私の見立てでは

構想3日

総制作費5万円也。

いや、映画ってのは時間や金だけじゃないですからね。
どんなローバジェットでも、熱意と工夫次第で面白く・・・
面白く・・・
おも・・・
・・・

面白いわけないのだマミー!


まず、冒頭で逃げ出すウサギなんですが

これ、ヌイグルミ(しかもどう見ても既製品)。

エンドロールの
「映画の中では動物は一切傷つけておりません」
って決まり文句に、軽くひとツッコミ。

そりゃそーだろーよ!

動物なんて一匹たりとも

出ちゃいねーんだからな!


ま、こんなのはほんの序の口でして
この映画、徹頭徹尾何から何までやる気のかけらも感じられません。
超高重力の無気力ブラックホールの中へ
まわりの空気がどんどん吸い込まれ
観客は低酸素症で朦朧とし
意識を保つのがやっとという有様。

普通ここまでひどいと人間は途中で見るのをやめます。
しかし、この映画のスタッフはここで知恵をひねり
ある姑息な手段を用いてきます。

おっぱいおっぱいおっぱいるるる。

観客の怒りがマックスに達しそうになると
画面におっぱいを出して、場を和まそうとするのです。

おっぱいが登場すること

実に5分に一度。

とはいってもこの映画、予算がアレなもんですから
プレイガール風のナイスバディは、2人用意するのがやっと。
残りは

デブ、ブス、おばさん

で頭数を揃えるという体たらく。
見るに耐えないだぶよぶよした体が
画面狭しと暴れまわるわけです。

ほんと、だらしない裸ってのはこーゆーのを言うんだろうね。
まったくもってだらしない・・・
だらし・・・
だら・・・
・・・

あのーすいません

ちんこおっきくなっちゃったんですけど?

うくく。
こんなクソ映画見て勃起してしまうとは一生の不覚。

だってだらしないの

すきなんだもーんるるる。


こんな不発弾を10本も店頭に並べているTSUTAYA池袋西口店は
絶対に頭がどーかしてます。

だめぢゃない

燃えないゴミは

ゴミ捨て場に出さなきゃ

だめぢゃない。


最後のとどめ、特典映像。
生意気なことに、NGシーンが入っています。
はい、みなさん声をそろえて叫びましょう。

本編自体がNGだぁぁあああ!!!





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by taku-nishikawa | 2007-08-18 12:26 | Comments(4)
『ブラック・スネーク・モーン』(2006・米)
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説教番長サミュエル・L・ジャクソンが

色情狂のクリスティーナ・リッチを

ぶっとい鎖で縛って飼育・調教するお話

と聞いてまったく勃たないなら
そんなヤツは映画ファンじゃない、と私は思いますね。


一方は人生のどん底にいる初老の男・ラザラス(ジャクソン)。
こともあろうに、自分の弟に妻を寝取られたのだ。
もう一方は町の公衆便所少女・レイ(リッチ)。
ロニー(ジャスティン・ティンバーレイク)という最愛の恋人がいながら
セックス依存症から抜け出すことができない。
ある偶然から2人は出会い
文字通り1本の鎖でつながれることになる。
夜の嵐におびえるレイに
ラザラスはベッドの下からギターを取り出し
昔鳴らした、ブルースの腕前を披露するのだった。
ブラック・スネーク・モーン
俺の中のドス黒い蛇が今夜も呻く・・・



まぁ冒頭で書きましたストーリーのアウトラインだけでも
やる気まんまんちんこびんびんなんですが
監督が『ハッスル&フロウ』のクレイグ・ブリュワーと来ちゃあ
もーアレでしょう

女房を質流れにしてトルコに売ってでも見たい

ってなもんです。

『ハッスル&フロウ』では
ポン引き黒人ラッパーの成り上がりを見事な語り口で描いたこの監督

今回の標的はずばり“ブルース”。


ブルースをモチーフにした映画ってゆーと
何と言ってもラルフ・マッチォ主演の『クロスロード』。
ラストの速弾きメタル悪魔(何だそれ)とのギターバトルで
クラシックの『魔笛の主題による変奏曲』で勝利し
世界中のすべてのギターファンから

ブルースはどこいったんじゃい!

と突っ込まれたバカ映画です。

かくして『クロスロード』は
ブルースという奥深いテーマに正面からぶち当たり
美しくもはかなく玉砕したわけですが
今回の『ブラック・スネーク・モーン』は
ある意味、それ以上の無茶を試みています。

資料のどこを読んでも書いてありませんが
この映画のアイデアは
ジャニスの爆裂歌唱で有名なブルース・ロックの名曲

『Ball and Chain』

がネタ元、とゆーのが私の勝手な説。


I've got a hold of you baby
ベイビー、私はあんたを掴んで離さない
And it feels like a ball and chain
まるで鉄の球のついた足かせみたいに
Honey, I don't know why the man I'm loving
ハニー、どうしてなんだろう
would want to leave me in so much pain
私が愛する男が、痛みだけを残して去っていくのは


この“鉄球”と“鎖”が愛情と束縛の比喩なのは
どんな阿呆にだってわかる自明の理なわけですが
このクレイグ・ブリュワーという男はそれを


まんま映像化。


さぁさ寄ってらっしゃい見てらっしゃい

「傑作」と「バカ映画」の間に張られた

細い細い一本の綱

そこを渡るは我らが道化、キ印だ

渡れば天国、落ちれば地獄

さぁ見ものだよ、見ものだよ



・・・無事渡れたかどうか結果の程は
劇場で、みなさんご自身に確認していただきたいところ。
とりあえず

この監督の勇気、私は買います。


9月1日公開。





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by taku-nishikawa | 2007-08-14 01:11 | ノンセクション地獄 | Comments(4)
『ウィッカーマン』(2006・米)
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さてさて以前にもちょっと触れました

リメイク版『ウィッカーマン』

がいよいよ日本公開なのです。

カルト作として名高い1973年のオリジナル版は
本邦では80年代半ばにビデオ化され
その道のマニアの間でじわじわ有名になり
制作から25年たった98年にようやく劇場公開となったいわく付き。
(現在はDVDがリリースされております)


白バイ警官メイラス(ニコラス・ケイジ)のもとに
8年前に突然姿を消した婚約者ウィローからの手紙が届く。
彼女の一人娘ローワンが行方不明になったというのだ。
正義感の強いメイラスは、単身で彼女の故郷・サマーズアイル島へ。
しかしそこは土俗的な信仰が支配する
現代という時代から取り残された島だった。
メイラスとウィロー、そしてローハンを否応なく巻き込んで
血なまぐさい“収穫祭”が今、始まろうとしている・・・



このリメイク版を見るにあたり
「普通のハリウッド映画になっちゃってたらヤだなー」
というのが一番の心配どころだったのですが
オリジナル版のファンの方、ご安心下さい。


じゅーぶん変です。


テイストは横溝正史×諸星大二郎。

文化系人間にはど真ん中

そして世間的にはどマイナー

な内容で、大ヒットなど望むべくもないわけで。
こんな映画がハリウッドで作られること自体不思議なんですが
そこはアレ、ニコラス・ケイジが
自分の製作会社(サターン・フィルムズ)を持っているのが強み。
(サターン・フィルムズは『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』を作った会社。
 思えばあれも変な映画でした・・・)
「社長がゆーんだから作ったろかい。どーせコケるけど」
てなもんです。


オリジナルでクリストファー・リーが演じていた島の領主役は
エレン・バースティンにバトンタッチ。
この役が「男→女」になったのは
島に伝わる古代宗教の位置づけが
オリジナルとは微妙に変更されているからなのですが
そこを除けば、ほぼ忠実なリメイクと言っていいでしょう。
あの

全編に漂うどよーんとした感覚

は健在です。

何のためのリメイクなの?
ってところはなきにしもあらずですが
ラストで“ウィッカーマン”が登場する瞬間の

自分のまわりの世界が

どろどろと溶けていくような不安感

を、一人でも多くの人間に味あわせてやりたいという
ニコラス・ケイジの邪悪な熱情は
私にもよーくわかります。


とりあえず理屈は置いといて

熊の着ぐるみ姿でおろおろするニコラス

を見物しに、劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか・・・。






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by taku-nishikawa | 2007-08-12 22:01 | ミステリ地獄 | Comments(5)
『ボルベール』(2006・スペイン)
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引越しがらみのばたばたで
ここんところ映画を見るペースが極端に落ちているんですが
友人に誘われ、最終日に見に行った『ボルベール』。

えがった~。

まんず、えがった。


アルモドバル作品に出てるペネロペが
悪いはずがないとわかっちゃいましたが

主演女優見てるだけで

これだけ幸せな気分に浸れる映画

てのも久しぶりです。

ペネロペは、ザッツ働くお母ちゃんって役回りで
黒のワンピースとか、ニットのカーディガンとか
イタリア映画に出てくる典型的なマンマのいでたち。
そんでもってもちろん胸の谷間は惜しげもなく披露。

これ、ソフィア・ローレンじゃん。

と思ったら、やはりアルモドバルは
ペネロペに役作りの上で彼女を意識させたそうです。

この映画、「匂い」が重要なモチーフになっているんですが
「ママのおならの匂いがする…」
って便座に座って鼻をくんくんさせるペネロペの顔のアップは
なーんかの生理に訴えてくるものがあり
スクリーンと観客の間に親密な空気が漂って、いい感じでした。
(向田邦子のドラマにも似たようなシーンがあった気が)


ストーリーは、ずばり“女系家族”のお話で
それぞれに秘密を抱えた祖母・娘・孫の3代にわたる連帯感
もっと言ってしまえば


共犯意識


みたいなものを描いているんですが
これ、個人的に非常に腑に落ちるテーマでした。


「新居のまわりには親戚が多い」ということを
数日前の日記に書きましたが
先日、祖母の家に集まってうなぎを食べたんです。

祖母、私の母、母の妹、いとこ(女)と
私以外は全部女性というシチュエーション。
「ダンナには内緒ね」とかベタな冗談を言いつつ

ゲヘヘヘヘヘ

と暗い笑い声を上げる女たちの姿を見て
私はある種の疎外感を感じると同時に
こいつらがまるでひとつの生き物であるかのような
奇妙な感覚を覚えました。

いとこの子は私より2つほど年下で、今年結婚したばかり。
今までは「親の世代」と「子の世代」という関係性の中で
確実に私と同じ「子の世代」の構成員だった彼女が
しばらく見ぬ間に、すっかり「女系」色を強め

巨大な“女”という生き物の一部

になったのだ、という
漠然としているけれども、しかし確実な印象を受けました。

『ボルベール』で描かれる母娘の関係は
何も特別なものではなく
世の「女系」にすべからくかけられている、呪いのようなもの。

この“共犯意識”こそが

女たちを結びつけているのだ

…とゆーのが、今回の結論。


とにかく、安心してペネロペに身をゆだねきった
幸せな2時間でした。


もちろん


放尿シーンも


ばっちりです!






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by taku-nishikawa | 2007-08-11 03:23 | ノンセクション地獄 | Comments(0)
午前三時の金魚掬い
昨晩、夜中の3時過ぎに
オヤジ狩りの危険も顧みず
新居の目の前にある航空公園を
一人で散歩していたときのこと。
(理由は訊かないよーに)


夜の12時くらいまでは
ジョギングをする人もちらほら見かけるのだが
さすがにこの時間の公園に人気は一切なく
オレンジ色の街灯と街灯の間には
深い深い闇が広がっているばかり。

あ、それと蝉の声。

蝉はいつ寝るのだろうか。
それとも地中で7年も寝溜めしたから
羽化した後は一睡もしない生き物になるのだろうか。

ふと、暗闇のずっと向こうに灯りが見えた。
赤や黄色や青や緑の、ぼんやりとした灯り。
不思議に思い、近づいてみるとそれは

縁日であった。


あるいはこれは物の怪の類か
黒澤明の『夢』で見た「狐の嫁入り」かと
人生最大のスピリチュアル体験に胸を躍らせたのもつかの間

「よーい、本番・・・はいっ!」

の声が。
何のことはない、日大芸術学部の学生が
縁日のセットを組んで、夜間撮影をしているのであった。

キャストと思しき浴衣を着た若者たちと、スタッフ。
30人くらいはいただろうか。
かなり本格的な撮影のようである。
卒業制作かもしれない。
私は撮影の邪魔にならないようにと
植え込みの間から撮影の様子を観察することにした。


作り手に才能と熱意さえあれば
大学の卒業制作がいきなり高い評価を受けるなんてことは
映画の世界ではよくある話なわけで
この作品も、もしかしたらとんとん拍子にいって
サンダンスで賞を獲ったり
カンヌのカメラドールに選ばれるなんてことも
ありえないとは言えない。

この映画が世界中のでっかいスクリーンで上映されて
たくさんの観客がこの縁日のシーンを見ることになる。
ある時、その中の一人が
縁日の灯りの向こうの暗がりの中に
人影のようなものを見つける。

幽霊である。

38歳独身やけっぱち

しましまシャツの無精髭の

売れない漫画家の幽霊である。


てなことを藪の中でひとしきり妄想しておったら
腕と首を6箇所も蚊に食われた。

帰って、風呂にも入らず歯も磨かず
すぐ布団に入って寝た。
ぐうぐう寝た。








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by taku-nishikawa | 2007-08-08 23:33 | 仁義無き日常 | Comments(6)
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