エキサイトブログ ホーム | ブログトップ | サイトマップ

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
supported by Happinet
トップ
<   2007年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧
『アーリャマーン』(2001・印・TV)
e0000251_16463343.jpg

常日頃の行いからいたしまして
“バカ映画好き”という印象を与えているかもしれない
罪な男・にしかわたく37歳(もうすぐ誕生日)ではありますが
渋谷あたりのレイトショーにわざわざ出かけていって
おバカな(そして暗にオシャレな)映画を有難がって見るなどは

わたしのバカ映画道

に背く行為なのであります。
私が映画を見る上での基本姿勢は

「流れてきた素麺を食え」

という、素朴で質素なものありまして
近所のシネコンや2番館に流れて来たジャンクフードや
深夜テレビでたまたま放映されるB級グルメなんかを
何でも好き嫌いをせずよく食べて
すくすく育つ素直な良い子でありたい私なのです。

しかしそうやって作品を選ばず見ていると
ごくたまにもらい事故的に

人肉混入コロッケ

にぶつかっちゃったりすることがあるわけでして
そんなミートにホープが抱けなくなる偶然こそが
バカ映画との正しい接近遭遇のあり方だと考えておる次第。

男はあくまで自然体。

ちんこは風になびくまま。


・・・と、さりげなくちんこの大きさを虚偽報告したところでなんですが
先日、地元のTSUTAYAが
旧作全品100円キャンペーンをやっておりまして

借りてきましたバカ映画10本。

はいはい。
上で長々と述べました主張からは
まったく正反対の行動であります。

だってオレ、テキトーだもん。


そんなこんなでこれから数日

こんなバカ映画にバカがした

バカブログのバカ映画まつり

の開催であります~!!!



無駄にクソ長い前置きを読んでお疲れでしょうが
私はもっと疲れてます。
それはなぜかといいますと
このDVDに全精力&全精液を搾り取られたからなのです。

『アーリャマーン EPISODE1:帝国の勇者』

インドでテレビ放映され視聴率85%をたたき出した怪物番組
という物凄い触れ込みですが要は

著作権という言葉がアホらしくなる

堂々たるスターウォーズパクリ。


3秒に1回は突っ込みどころが来る映画なので
どこから手をつけていいか困っちゃうんですけど
まずは主人公がヤバイ。
本家で言うルークにあたる役で
25歳という設定なんですが
見た目はどう見てもメタボリック盛りの40代。

顔は安岡力也に生き写しです。

こいつの動きが遅いのなんの・・・。

シューティングゲームのデモ画面みたいなCG(スーファミレベル)
をふんだんに盛り込んだせいで
実写部分にかける予算が明らかに不足しており
ガムテープ見え見えのダンボール製セットに
学芸会衣装の雨あられ。
そのしわ寄せで最も被害をこうむったのは

子守ロボット・トボ。

スターウォーズを5歳のときに見たっきりの男が
50年後、おぼろげな記憶を頼りに震える手で描いた

似ても似つかないC3PO

みたいな危ういルックスに加え
頼りなげな首をグラグラ揺らす、形容不能の仕草を目にした者は

確実に魂持ってかれます。


他にもガイコツ風味のデス・スターとか
小人を真っ黒く塗りたくって
角生やしただけの悪役(赤ん坊なのに腋毛ぼうぼう!)とか
本家に色塗っただけのX翼ウイングとか
デッサン狂いまくりの帝国戦闘員とか
ライトセイバーの光をCGでくっつけたはいいが
動きについていけてなくて、手からずれているとか
うちにくる新聞勧誘員なみにしつこいカットバックとか
ダメすぎて言葉もないマトリックス分身術とか
ビミョーにジョン・ウィリアムス臭を残す四次元インド音楽とか
なぜか特典に入っている痛々しいパパイヤ鈴木&オヤジダンサーズとか
日本語版吹き替えが水島裕・石丸博也・池田秀一と無駄に豪華だとか

言い出すと本当にきりがないのですが
最大の衝撃は2時間後、ラストにやってきます。

主人公の安岡力也が、ラスボスと対決。

やっと、やっとこの悪夢から逃れられる・・・
と喜んだのもつかの間
主人公が悪役に捕まり、カーボン冷凍されてしまうのです。
ここまで完全にパクリ倒す根性にはもはや驚きもしませんが
重要なのは

さらに続きがあるという恐ろしい事実。

今のところ発売の予定等はたっていないようですが
いつの日か『EPISODE2』のパッケージを
店頭で見るかもしれないと考えただけでもう
呼吸が荒くなり、粘膜という粘膜が湿り、乳首が立ってくる私。


誰か・・・このバトンを・・・

受け取って・・・くだ・・・


死亡。







ブログランキング〜
↓現在6位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-30 16:56 | カス映画地獄 | Comments(3)
『プレステージ』(2006・米)
e0000251_22163788.jpg

映画が始まりますと、まず最初に
「この映画の結末は、誰にも話さないで下さい」
という監督からのメッセージが。



・・・・・・


それが人に


ものを頼む


態度かー!!!


画面に出てきて土下座くらいせんか。
この若造がっ。


このクリストファー・ノーランという監督
世間ではやたらと才人扱いされているようですけれども

私とは下半身の相性が最悪。

『フォロウィング』も『メメント』も『バットマン・ビギンズ』も
お話は確かによくできてるような気がするんだけれども
私の回転の悪い脳髄では展開を追うのがやっとで
見てる間はやたらと疲れ
見終わった後は
「はぁ、そうですか…」
という感想しか出てこないのです。
画面の質感とゆーか、映画全体の雰囲気が
やたらとシャープ&クールなのも肌に合いません。
そこらへんの感じは俳優の選び方にも表れていて
ガイ・ピアースとかクリスチャン・ベールとかいった
「つるんとした顔」が好みらしい。
そういや『インソムニア』だけは
アル・パチーノの目の隈からしみ出るオッサン汁効果で
結構面白く見れた気がします。


で、この『プレステージ』なんですけど
いつものやたらと右脳的な

ノーラン節映画

かと思いきや、後半の展開がかなり掟破り。
これは…アリなのでしょうか?
去年の『デジャヴ』なんかもそうでしたが、最近

Aの線と見せかけ実はトンデモ

ってのが多い気がするんですけど
この映画もそんな感じです。

想像するに、原作はもっとどろどろしたものだったんじゃないかと。
それこそ荒俣宏的な匂いがするんですよねーお話自体は。


結局のとこ私が見たいのは

イリュージョンじゃなくて手品。

もっと安くて下品で汚いの。

ディズニーランドより相模湖ピクニックランド。
シルク・ド・ソレイユより木下大サーカス。

劇中に“水中脱出”が出てくるんですけれども
後楽園ゆうえんちに昔あった「水中バレエ団」みたいな
三文エロスムードがほしかった。
生前の石井輝男に撮らせりゃ
もっと怪しく面白くなったと思うんですけどね~
そんなことしたら頭脳戦もクソもなくなっちゃいますが。


そんな訳で、ただいま公開待機中の
これとほぼ同時代の大魔術師フーディニを扱った
エドワード・ノートン主演の『The Illusionist』に期待する私でした…。







ブログランキング〜
↓現在8位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-27 22:18 | ミステリ地獄 | Comments(0)
『アポカリプト』(2007・米)
e0000251_23552860.jpg

まず、誤解のないよう最初に断っておきたいのですが
この映画

阿呆のようにカリが太い男の話

ではありませんので、そこんとこ夜露死苦。


メル・ギブソンがマヤ文明をテーマにした映画を撮っている
という噂を最初に聞いたとき、私は思いましたね。

彼奴めとうとう狂ったか、と。

いや、もともと半分以上向こうの世界に逝っちゃってたのは
周知の事実ではあったんですけれども。

自前の教会ぶったてて司教の座に収まったり
女のハイヒール脱がせて、それをグラス代わりにウィスキーがぶ飲みしたり

と、ここのところ珍プレー続出でしたので。

しかもほぼ全キャストが俳優として無名な上に
全編マヤ語をしゃべらせ、英語字幕。

字幕については前作『パッション』で成功した実績があるとはいえ
今回は「キリストいじり」というセンセーショナルな要素もありません。
まさに無茶中の無茶。
今やこのメル・ギブソンという男の馬鹿オーラは

海の向こうの角川春樹

と呼ぶにふさわしい輝きを放っております。

そんな訳でこの『アポカリプト』
『蒼き狼』のような派手な玉砕ぶりを期待しておったのですが
アメリカボックス・オフィスでは初登場1位
批評家の評判もすこぶるめでたくと、どうも様子がおかしい。
私は半信半疑のまま、初日のレイトショーに出かけました。


む・・・

むむむむむむむむ!

はあああああああ!

みゃああああああ!

もももももももも!

・・・・・・・・・


おかわりー!!!



飲み物代をケチって、映画館の外で爽健美茶を買ってったんですが
上映時間138分、口つけるの忘れてました・・・。
こんなの、ここ数年なかったことです。
いやー、面白かった。


今まで私の

土人映画ランキング

におきましては
『フィッツカラルド』『モスキート・コースト』『食人族』の3本が
巴戦でトップを争っていたのですが
この『アポカリプト』をあわせてバトルロイヤルが始まる勢いです。


映画ファンのみなさま、先入観にとらわれず劇場へ行き

メル・ギブソンのカリ太ぶりに仰天

して下さいまし!







ブログランキング〜
↓現在13位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-25 00:04 | アクション地獄 | Comments(6)
『街のあかり』(2006・フィンランド)
e0000251_0365130.jpg

睡眠とか仕事とかちんこいじりとか
食事とか煙草とかちんこいじりとか
テレビとかラジオとかちんこいじりとか
漫画とか音楽とか本とかちんこいじりとか
毎日、いろんながらくたで時間を埋め
あんまり物を考えずに
眠ったように生きている私なんですけれども
(1日4回やっているという意味ではありません)
たまに、ぽこっと
隙間というか空白というか
何もしない何もできない
ブランクの時間にぶつかることがあるんですね。
そんなときは決まって
思い出す必要もないことを
ついつい思い出しちゃったりするのです。
例えば、次のようなこと。

私という人間は

どうしようもなく

寂しがり屋だ。


・・・もうね、夜中なんかにこんな状態に陥っちゃうと
ウサギじゃないですが寂し死にしそうになるんですね。
そのくせ

泣き虫だけど

他人に弱みを見せるのは嫌い

というめんどくさい性格をしているので
友達に電話したりはできません。

昨晩もちょうどそんな心境になってしまい
どうにも居たたまれず
飲めない酒をかっくらって
寝てしまおうと目論んだんですけれども
アルコールでかえって神経が昂ぶっちゃったらしく
まったく眠くなる気配がありません。

しかたない・・・
あんまり気が進みませんが
映画に逃げるしかないようです。

こういう症状のとき

中途半端な娯楽作は逆効果

ということは経験上わかっております。
映画の出来不出来は関係ありません。
面白かったら面白かったで
「誰かとこの面白さを共有したい~」と寂しくなりますし
つまんなかったらなおさら落ち込むのは当然。
要するに今は昨日借りてきた
『プラダを着た悪魔』を見るタイミングではない
ということです。

今感じている寂しさから逃げようとするのではなく
逆にアクセルを限界まで踏み込むことによって
負のガソリンを燃やし切ってしまう
そんな

ツベルクリン反応な作品選び

が必要となるのであります。



・・・で、あるんですよ。手元に。
おあつらえ向きの、カウリスマキの新作が。

来月公開の『街のあかり』のDVD。


プレスの冒頭に載っている監督からのメッセージを読んで
早くもしょんぼりする私。

わたしの新作『街のあかり』は、
『浮き雲』『過去のない男』に続く
敗者三部作の最終章です。
『浮き雲』では“失業”を、
『過去のない男』では“ホームレス”をテーマにしてきましたが、
今回のテーマは“孤独”です。



あのう、「敗者三部作」って・・・


どんだけー!?(恥)


どーせなら「お茶漬け三部作」とか
「着ぐるみ三部作」とか、もうちょっと・・・ねぇ。


夜勤でデパートのガードマンをやっている孤独な負け犬男が
言い寄ってきた女(実はヤクザの情婦)にいいように騙され
無実の罪で警察につかまってしまう。
どんなに追求されても、最後まで女をかばう男。



でもホラ、あれですよね?
最後には女が真実の愛に気づいて・・・
「ごめんなさい私が悪かったわ」的な・・・
ねぇ・・・あれ?

・・・・・・。


そんなの見ちゃった私はといえば

当初の計画通り

死にたくなりましたとさ!

めでたしめでたし!
うくく!


ちなみに映画自体は大変面白かったですよ。
この三部作、好きな順に並べると
『浮き雲』>『街のあかり』>『過去のない男』
です。
ちなみに『浮き雲』は
人生のベスト10に入るくらい好きです。






ブログランキング〜
↓現在13位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-24 00:37 | ノンセクション地獄 | Comments(14)
DNAは呼んでいる
e0000251_19433120.jpg

仕事中、本音が漏れる今日このごろ・・・



ブログランキング〜
↓現在9位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-11 19:45 | 仁義無き日常 | Comments(7)
『荒野のルチャ・ライダース 地底帝国を撃破せよ!』(1970・メキシコ)
e0000251_11394289.jpg

お願いです

誰かデートめぐんでください

デートがしたいんです

映画とコーラとポップコーン

公園のベンチと午後の日差し

動物園と芝生とソフトクリーム

そんな極めてフツーの

平和なデートがしたいんです

誰か私と

デートデートデートデートデート



・・・はっ。
ぼーっと考え事してたら
内容が知らぬ間に口から漏れていた。

休日の朝のデニーズにはブラックホールが開いている。
独身者のみなさんは気をつけましょう。



さて、先週の幻の美女とチャンピオンの続編です。
しつこくてすいません。

前作に輪をかけてワンダホー

な内容になっております。


前回、悪の天才科学者マノ・ネグラの魔手から
世界を救ったルチャ・ライダース。
彼ら、どうやらこのポジションが気に入ったらしく
プロレス業のかたわら

副業として地球防衛軍を始めました。

今日も今日とて、メキシコを訪れた各界の著名人が
続々と誘拐にあうという怪事件が発生。
警視総監の要請で、事件解決に乗り出す我らがライダースなのです。


映画の冒頭、ライダースたちのプロレスの試合が映ります。
どうやら本物の観客を入れて撮ったドキュメンタリー映像のようで
盛り上がり方がハンパないです。
選手たちの試合っぷりも、さすがプロという感じで
めちゃめちゃ迫力あり。
普通の試合がこんなに面白いのに

なんでわざわざこんな

ヘボ映画を作るのか?

という疑問が頭をよぎりますが
あまり深く考えてはいけません。


さて、事件の捜査線上に浮かんだのは

奇怪なネズミ人間。

勘のいい方は気づかれたかもしれませんが
コレ・・・

着ぐるみ着せた小人です。

しかも“着ぐるみ”ってのは褒めすぎで
実際は

ただのネズミ色のジャージ上下。

「爆チュー問題」の衣装より金かかってません。

しかし2作続けて悪役が小人ってのは
どういうことなんでしょうか?
謎は深まるばかりなのですが
ま、メキシコは『エル・トポ』の国ですからな。


ネズミ人間たちを操っていたのは

思いっきりSMの女王様風

のボンデージ衣装を着た、地底帝国の女王。
人を見かけで判断してはいけません。
ちなみに彼女も手下の女たちも

全員ホットパンツ姿。

きっと地底ではホットパンツが大流行なんでしょう。


この映画最大の見所は
女王が分子転送装置を使ってネズミ人間を作りだすシーン。

まず、ネズミを3匹カプセルに閉じ込めます。
スイッチオン。
ぼふーん!と煙。
はい、ネズミ人間いっちょあがり。
コスプレさせられた小人が
寂しげな目をして機械から出てきます。


ひっ・・・


ひどすぎる・・・



物語の方は今回もなんだかんだ言って正義が勝ち
ルチャ・ライダースの投げやりな爆走シーンで幕を閉じます。



もしメキシコにルチャ・リブレを見に行くことがあったら
そのときは小人プロレスも必ずチェックしようと
心に決めたにしかわなのでした・・・







ブログランキング〜
↓現在5位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-09 11:47 | アクション地獄 | Comments(7)
『エロ将軍と二十一人の愛妾』(1972年・東映)
e0000251_22154067.jpg

2日続けてウンコウンコ叫んだらスッキリしましたので
本日は初夏の風のように爽やかな1本をご紹介したいと思います。

『エロ将軍と二十一人の愛妾(めかけ)


時は江戸、10代将軍家治の時代。
実質の権力を握っていた老中・田沼意次は
次期将軍に一ツ橋家の豊千代を強引に推挙した。
この豊千代、勉強の虫でクソ真面目なのはいいのだが
女についてはからっきし。
そこで将軍になる前に吉原で筆下ろしを、ということに。
しかしコトの最中、相手のおいらんが膣痙攣を起こし
女性器恐怖で再起不能になる豊千代。
将軍候補を失い、困り果てた田沼意次に助け舟を出したのは
女ネズミ小僧・弁天のお吉。
彼女が身代わりとして連れてきたのは
豊千代に瓜二つの風貌を持った、角助という男であった・・・

好色で知られる徳川11代将軍家斉は

実は農民の出だった?

という陰謀史観的パラレル時代劇。



初めて実物の女体を目にした豊千代とおいらんの会話が
この映画の雰囲気をよくあらわしておりますので
以下、そのシーンより引用。

「何だ、この豆のようなものは?」
「これは小さくとも、ゆっくり煮詰めれば
 次第に膨らんでくる豆でありんす」
「何豆と申すのじゃ。大豆か?えんどう豆か?いんげん豆か?」
「あちきのは“よがり豆”でありんすえ」
「何、よがり豆?」
「めしあがるコツは、とろ火でとろとろと煮立て
 このようにほどよく煮立ったところへ
 松茸をあしらえるのでありんすえ」


映画の前半は終始この調子で
こりゃただのエロバカ映画かと思いきや
後半、物語は

どんどんすごいことになっていきます。


農民パワー爆発で精力絶倫の角助。
最初こそ大奥とやりたい放題で幸せいっぱいでしたが
「権力は人を狂わせる」という昔からの言葉どおり

家来のチンコぶった切るわ

田沼意次の女房と娘いっぺんに犯すわと

徐々に常軌を逸した行動に出始めます。
地元の越後から呼び寄せた幼なじみのお菊が
大奥で責め殺されるに及んで

ついに角助発狂。

重罪を犯した囚人たちを江戸城に呼びよせ
大奥を前に「お前らの好きにせい!」と宣言したからさぁ大変。

一大乱交パーティの始まりです。

この地獄絵図に1人ほくそ笑む、女ネズミ小僧・弁天のお吉。
すべては徳川家に恨みを抱く彼女が描いたシナリオだったのです。

これがほんとのエロテロリスト。


混乱のさなか腹上死した角助にかわり
将軍になった豊千代には嫡子ができず

農民の角助や罪人

下賎のものたちの血が

徳川家の中に息づいていく・・・

という、何とも挑発的な含みを持たせて映画は終わります。



私の下手な文章でどのくらい伝わったか不安ですが
骨太のアナキズム魂を、伝奇時代劇のかたちに見事にまとめあげ
その上にエロと笑いで徹底的に観客を楽しませるという
マルキ・ド・サドの小説のような重層性。


This is the 映画。


ちょっと他に類を見ない、目からウロコの傑作であります!







ブログランキング〜
↓現在5位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-07 22:22 | お色気地獄 | Comments(4)
『そのときは彼によろしく』(2007・東宝)
e0000251_22394293.jpg

幼なじみ。13年。誓い合った夢。
運命の再会、そして別離。
―記憶の中の大切な誰かを想うとき、
奇跡のプリズムが回り始める。



オエッ。


キターーーーーーーー!!!!!!!

本年度最低のクソ映画!!!!!!


原作は『いま、会いにゆきます』の市川拓司。
監督は今回がスクリーンデビューの平川雄一郎。
物語の中心になる幼なじみ三人を
長澤まさみ、山田孝之、塚本高志が演じています。


・・・しかしまぁ

よくもここまで

ボンクラな映画が作れたもんです。

まーた難病ものかよ、ってだけでもうげっそりなのに。
役者の顔ぶれも新味いっさいなし。
なんですか、この山田孝之って俳優は
未来からやってきた純愛マシーンかなんかですか。

テメーの童貞演技にはもう飽き飽きだ!

隠し子作る甲斐性があるなら

下半身のターミネイターぶりも

披露してみやがれ!

ってなもんですよ。


友情、夢、純愛、不治の病・・・
徹頭徹尾、口当たりのいいもんばっかり詰め込んだ結果
演技も演出も脚本も
ゴキブリホイホイ並みにベトついた

どこを切ってもゲロが沁み出る

素敵な逸品に仕上がってます。


やっと映画が終わってほっとしていると

柴咲コウのへんてこソング

が追い打ちを。
コイツの歌は『黄泉がえり』でもう一生分聞かされたので
許容量オーバーで耳から脳漿が・・・


普通につまんない映画ってのはそこら中に転がってますが

見てて思わずスクリーンに

うんこ投げつけたくなる映画

ってのはなかなかないですよぉ~。


まだ6月になったばかりですが
今年、これを超える作品には出会えないだろうことを
すでに私は確信しておりまっす!!!






ブログランキング〜
↓現在6位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-02 23:00 | カス映画地獄 | Comments(3)
『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(2007・米)
e0000251_2246448.jpg

だいたいやねー(竹村健一・古)
このシリーズったら最初から


金粉まぶしたウンコ


だったわけですよ!


お話も演出もグダグダなくせに
妙に理屈っぽい、というかネタが細かい。
よっぽど熱心なファン以外は
前作のディティールなんかすっかり忘れて劇場へ行くわけで
もー何がなんだかわかりません。
では前作を見直してから見に行けばいいと言われても

見直したくなるほど

面白い映画ではないんですな。

娯楽作なんだから楽しけりゃいいじゃん
と人は言いますが

素直に楽しませてくれない仕掛け

が念入りに組み込まれておるんです。

大仕掛けな遊園地の乗り物的アクションにも
キレ的なものは一切なく
ひたすら物量で勝負。
馬鹿に刃物を持たせてみたら

斬れない刀でメッタ斬り

結果

峰打ち100連発で撲殺。

これぞブラッカイマー節という
非効率的ワールドがそこに。


それでも前の2本がなんだかんだ言って見れたのは

ジョニー・デップの悪ノリが楽しい

というただ1点のみによってたわけで
言っちゃえば

マグレが2回続いてた。



で、この『ワールド・エンド』ですが
あろうことか

そのデップが主人公じゃない

のです!

オルランド・ブルームやキーラ・ナイトレイがいくら頑張ろうが
前2作の脚本がダメダメだったせいで
ほとんどキャラクターとして成立していず

ケンちゃんリカちゃん人形が

うつろな踊りを踊っている

ようにしか見えませぬ。


しかしこの3作目には、ひとつだけ楽しみが残ってます。

我らがヤク中番長

キース・リチャーズ御大が登場!

私が払った1800円の入場料のうち1500円くらいは
奴を見るためだったと言っても過言ではありません。

で、その出演シーンがどうだったかと言いますと・・・

前半が死ぬほどつまんなかったせいで

うとうとしてて見逃しちゃいました。


ドナドナド~ナ~ドォナ~
ドナドナドォナァド~



死のう・・・





ブログランキング〜
↓現在8位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-01 22:49 | 超大作地獄 | Comments(5)
過去記事が映画のタイトル順に並んでます
にしかわたく公式HP
毎号表紙マンガを担当
ライフログ
以前の記事
カテゴリ
最新のコメント
パーカー ボールペン...
by パーカー ボールペン at 13:28
It’s hard to..
by David at 08:24
【3連休ポイントアップ祭..
by http://bon at 01:11
高いひずみ以来、それは慢..
by エンポリオアルマーニ 時計 at 09:58
I am genuine..
by クロムハーツ ピアス at 23:47
http://dior_..
by シーバイクロエ ip at 08:05
http://gucci..
by gucciコピー商品 at 09:03
http://gucci..
by ヴィトン ストール コピー at 15:36
柔らかいほんのり塩味のモ..
by パーカー ボールペン 店舗 at 09:11
http://www5...
by ルイヴィトン 長財布コピー at 05:41
最新のトラックバック
2014 Garth B..
from 2014 Garth Bro..
seo services
from seo services
daily fantas..
from daily fantasy ..
CPA Firm Sou..
from CPA Firm South..
kangen
from kangen
Steven Seagal
from Steven Seagal
mrr
from mrr
hunting decals
from hunting decals
custom greek..
from custom greek l..
marijuana re..
from marijuana reci..
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧