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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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<   2007年 05月 ( 15 )   > この月の画像一覧
『スパイダーマン3』(2007・米)
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先週新宿TSUTAYAで借りたDVDを延滞していて
今日返しに行かなきゃ延滞金2000円超えちゃうなーと
夜、しのつく雨の中家を出て、新宿へ。
せっかく出てきたのにそのまま帰るのも癪なので
バルト9で夜12時からの回を鑑賞。
映画が終わって、東口のマックで始発待ち。
今、疲れきった汚いオッサンたちに囲まれながら
ノートPCでこの文章を書いております。


で、『スパイダーマン3』。

なんだよー

おもしろいじゃーん・・・

いや、手前勝手に今回は期待薄かなと踏んでたんです。
3部作の3作目ってたいていまとめに入って面白くないし。
新キャラ、冴えないおっさんだし。

今回は悪役が3人も出てくる上に
ピーターとMJとハリーの三角関係が入り乱れ
並の監督が撮ったらごちゃごちゃになりそうな構成なのに
見てて何の抵抗もなく、すんなり頭に入ってきます。
交通整理がうまいってだけじゃなく、きっちり感情移入させてくれるし。

サム・ライミ冴え冴えじゃないですか。

「1」と「2」を見たのはずいぶん前なのに
復習なしで「3」を見てもちっとも困らない。
ブラッカイマーとヴァービンスキーは
サム・ライミの爪の垢を煎じて飲んでほしいですね。


しかし、平成のクモ男もこれで一応の終幕ですか。

『スーパーマン』『バットマン』『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』
『ゴーストライダー』『デアデビル』『ブレイド』『スポーン』・・・


今までアメコミスーパーヒーローものが映画化されるたびに
とりあえず劇場へ足を運んできた私。
基本的にアメコミは苦手なのに、なんででしょうね。
体の中の何かが

ぴっちりタイツに反応

するんですかね。

こうして並べてみると改めて感じますが
今回の『スパイダーマン』3部作はやはり特別だったな、と。
何がどう特別かと言いますと

コレ見ると泣くんです、私。

1作目はじんわり涙目、って程度だったんですが
2作目は涙腺がぶっ壊れまして、劇場を出るときシャツが濡れてました。
で、3作目もね、やっぱり泣いちゃったんですよ。


にしかわの琴線に触れるのはどーゆー部分かって言いますと
主要登場人物がとにかくみんな素朴で、頭が悪く
何かと道を踏み外しやすいが、その歪み方自体がまっすぐってゆーか
アホな中学生みたいなグレ方をするところ。

なんかねぇ、出てくる人全員

やたらと傷つきやすいんです。


主人公ピーター
オタク。調子に乗りやすく、落ち込みやすい。
童貞であろうがなかろうが童貞臭が漂う。

ヒロインMJ
身の程をわきまえず女優を夢見るブス。案の定「3」では挫折。

親友ハリー
直情型のボンボン。バカだがいい奴。
素直なだけに、一度屈折すると手に負えない。



アクションに関してはもう

モロCGでございます~

ってな感じで私は最後まであんまり乗れませんでしたが
それを補ってあまりあるかわいいバカっぷりでしたね、こいつら3人。



さて、そろそろ中央線の始発が動きますので
帰るといたしましょうか。
どーでもいいですけど隣で寝てるオッサン
よだれの量がハンパないです。
何か変な病気じゃないでしょうね。

エボラ!エボラ〜!





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by taku-nishikawa | 2007-05-31 17:44 | アメコミ地獄 | Comments(5)
『300』(2007・米)
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紀元前480年、ペルシャ王国の巨大な勢力がギリシャ半島へ侵攻。
100万の大軍勢の前に立ちはだかったのは
勇猛果敢で知られるスパルタの、たった300人の戦士だった・・・。
伝説の“テルモピュライの戦い”を
ハリウッドの最新鋭技術を駆使して完全実写化。
いまだかつて誰も見たことのない驚愕の映像叙事詩が今、幕を開ける!



とまぁ声高に紹介してはみたものの
世界史の成績が常に「2」だった私には
何のことだかさっぱりです。
ハリウッドの歴史大作って
『ベン・ハー』とか『スパルタカス』とかいった
古色蒼然としたスペクタクル映画のイメージが強くて
正直あんまり興味湧かないんですよね・・・。

と愚痴りつつ行った試写ですが
映画が始まると同時に

興奮のあまり鼻血ブー

忘我のあまり放屁プー

トゥギャザーしようぜルー大柴

なのであります。

まぁマッチョなスパルタ兵たちの強いこと強いこと。
隣に座っていた彦麻呂が思わず

「腹筋の万国博覧会や~」

って言ってましたからね(嘘)。

腕も足も首もばんばんちょん切れて

残酷さが逆にすがすがしい。

ペルシャ軍の描き方がまた面白くて
ゾウ、サイ、巨人、魔術、フリークス、仮面暗殺部隊と
ノリは完全に『ベルセルク』(パクった?)。

男の子用オマケが全部ついてくる。


死体の腐臭漂う戦場のリアルな雰囲気と
無双シリーズ(ゲーム)ばりの
ド派手なアクションが見事に共存。

血湧き肉踊るとはまさにこのこと。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』に使う金と時間があったら
迷わずこちらを見に行きましょう!







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by taku-nishikawa | 2007-05-29 13:56 | 戦争はらわた地獄 | Comments(10)
『ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン』(1970・メキシコ)
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“ルチャ・ムービー”という言葉をご存知でしょうか。

メキシコでは『ナチョ・リブレ』のモデルとなったエル・サントを始め
ルチャドール(プロレスラー)を主人公とした映画が数多く撮られ
ひとつのジャンルになっているのです。
残念ながら日本ではなかなか触れる機会がないのですが
今日は数年前めでたくDVD化された
『ミル・マスカラス ビバ!ルチャシネマ×2』の中から
貴重なルチャ映画

『ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン』

をレビューしてみましょう。


映画はいきなり、数人のマスクマンがバイクにまたがり
マントをなびかせ疾走するところから始まります。
もちろん上半身裸に下はタイツ姿。
転んだら肘をすりむきそうですが

そんなことは気にしないみたいです。

マスクにバイクときますと
ノリは思いっきり仮面ライダーなんですが
正直、見た目は

ショッカーそのものです。

驚くのは、彼らマスクマンが
日常においてもリングコスチュームのまんまで生活していること。

燃えるゴミを出すときも

コンビニに行くときも

マスクと裸です。

警察に通報されても文句は言えませんが、
彼らはメキシコではスーパースターなので大丈夫みたいです。


物語は、リングを追放された元悪役レスラー“マノ・ネグラ”が
マッド・サイエンティストとなり
悪の軍団を率いて人気マスクマンたちに復讐しようとするいうもの。
この軍団ってのが問題でして・・・

赤い覆面をかぶせた小人数人。

いわゆる“小人レスラー”と呼ばれる人たちです。
普通のレスラーと小人レスラーとが格闘するのって
見ようによっちゃ虐待じゃないの?
と思われるかもしれませんが、ご心配なく。
彼らはマノ・ネグラが開発した特殊な装置により

超人的なパワーを与えられているのです。

と言っても、小人がカプセルに入って煙がぼーんと出るだけで

見た目は一切変わりません

ので、説得力のないこと甚だしい。
小人と戦うマスクマンたちが
「うわー」とか「すごい力だ!」とか

むなしくセリフで言うだけです。

(しかしこのマノ・ネグラ
 元レスラーなのに一体どこでこんな科学力を・・・)。

こんな面倒くさいことをする前に
1人に一丁ずつマシンガンでも持たせた方が
よっぽど強力だと思うのですが
彼らは律儀に素手の肉弾戦を挑んでいきます。

悪には悪なりのプライドが

ということなのでしょうか。

途中で小人たちの超絶パワーが無力化。
本来の力関係に戻った後の戦いは正視に堪えません。
小人(このときは人形ですが)が大男に

20メートルくらいブン投げられます。

ま、なんだかんだありつつ最後には正義のマスクマンたちが大勝利。
人質になっていた美女たちをバイクのケツに乗せ
めでたく凱旋というウハウハな感じで映画は終わります。


・・・しかしひとつ問題が。
この映画の主人公は日本でも空中殺法で名を知られた

ミル・マスカラス(千の仮面)

ということになっているのですが
このレスラー、読んで字の如く
マスクをしょっちゅう取り替えるんですね。
私は正直、最後まで

どれがマスカラスなのか

わかりませんでした・・・。

どいつだ!?
どいつがマスカラスなんだぁぁぁ!!!






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by taku-nishikawa | 2007-05-25 08:05 | アクション地獄 | Comments(4)
山崎ハコ半世紀ライブ
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先週の土曜、珍しくライブに行ってきました。

日本歌謡史上最凶歌『呪い

(知らない方はぜひ一聴を。ただし覚悟して)を書いた

山崎ハコの50歳バースデーライブです。


私は熱心なファンどころか、予備知識ほとんどゼロでして
数日前に彼女がラジオにゲスト出演したのを偶然耳にしただけ。
「血圧は上が60、下が40なんですぅー」
「体重がどうしても40キロ超えないんですよぉー」
と、猛烈にかぼそい声で話してるのを聞いてたら

・・・この人、どんな顔してんのかな。

とゆー興味がむくむく湧き上がってきまして
たまにはこういうふわふわしたノリもいいだろうということで
その場で電話して予約を取っちゃったのでございます。


山崎ハコのデビューは1973年。
当時彼女はまだ高校生で
一躍“フォーク界のアイドル”として大人気に。
しかし80年代後半以降はほとんど脚光を浴びることはなく
細々とライブ活動を続け、レコード会社を転々。
ついにはレコード会社との契約もなくなり
住む家すらないという、長い不遇の時代をすごします。
どうやら最近になって、またレコード契約が決まり
50歳の再出発ということで、復活ライブと相成ったわけです。


ライブが行われたのは、六本木のスウィート・ベイゼル。
これがやたらとスノッブなハコでして
酒は全部1杯1000円近くして
ちょっと料理頼んだりしたら、すぐ5000円10000円。
この上にライブチャージ5000円ですからね
まぁ、貧乏人は来るなオーラがばしばし出まくっておるわけであります。
(私は当然のように入場前に吉野家に入り、500円で腹を満たして
 会場では最後まで酒1杯だけで粘りました。文句あっか)

客層は山崎ハコとほぼ同年代と思われる40代後半から50代が中心。
夫婦連れの姿も目立ちます。
おそらくフォーク全盛時代に四畳半アパートで同棲を始め
なんだかんだでまともな職に就き、生活は安定。
子供も順調に育って、そろそろ大学を卒業。
そんなタイミングにふと学生時代を思い出し
たまには一緒にライブでも行ってみるかという軽い感じで
懐かしのアイドルを拝みに来た、という風情。

で、そういう(悪く言えば)ぬるい観客の前に

齢50歳の痛いフォーク歌手

が登場するわけですよ。
こう言っちゃなんですが

自殺未遂をした姪っ子を

見舞いに来た親戚

みたいないたたまれない空気が漂っております。


しかし彼女が歌い始めた途端
そのいびつな上下関係が完全に逆転しました。

まぁ圧倒的なんですな、歌が。

特にライブの前半で歌ったデビュー当時の代表曲がのきなみ凄い迫力で
思わずその場でうずくまって、膝を抱えたくなってしまいました。
いわゆる「持ち歌」って、繰り返し歌ってるうちに
ベテランになればなるほど
どうしても変な垢というか錆というか、余分なものが乗っかってきて
その曲が最初に持っていた新鮮さが
だんだんとスポイルされていってしまうのが普通だと思うのですが
彼女の歌からは、そういう飾りみたいなものが
いっさい感じられません。
一言で言うと彼女

昔と全然変わってない。

それは取りも直さず
山崎ハコという歌手はデビューしてから30年あまり

ずっともがきっぱなし

痛い思いしっぱなし

ということの裏返しなのであります。
まぁ、本人も辛いですわな。

こんな痛い50歳が身の回りにいたら

ウザいオバちゃんやなぁ

の一言で終わりなのですが
歌手というのは不思議なもので
日常生活の中ではフリークスと馬鹿にされても
ひとたび舞台に上れば、そのフリークス性にこそ人は憧れるのです。
芸能の歴史は「河原者」から始まったと言いますが
確かにこういう、観客と演者の上下逆転性って
普遍的な力学なのかもしれませんね。


同世代のおっさんおばさんたちが
どんな心持ちで帰途についたのかは定かではありませんが
私には大層面白いライブでありました。
いいもん見せてもらいました。


最後に彼女の(おそらく最大の)ヒット曲
『織江の唄』の歌詞を紹介しておきます。
(映画『青春の門』のテーマでもあります)

総員、体育座りで

膝をかかえて読むべし!


『織江の唄』
作曲:山崎ハコ 作詞:五木寛之

遠賀川 土手の向こうにボタ山の
三つ並んで見えとらす
信しゃん 信介しゃん
うちはあんたに逢いとうて
カラス峠ば 越えて来た
そやけん
逢うてくれんね 信介しゃん
すぐに田川に 帰るけん
織江も大人に なりました

月見草 いいえ そげんな花じゃなか
あれはセイタカアワダチソウ
信しゃん 信介しゃん
うちは一人になりました
明日は 小倉の夜の蝶
そやけん
抱いてくれんね 信介しゃん
どうせ汚れて しまうけん
織江も大人に なりました

香春岳 バスの窓から中学の
屋根も涙でぼやけとる
信しゃん 信介しゃん
うちはあんたが好きやった
ばってんお金にゃ 勝てんもん
そやけん
手紙くれんね 信介しゃん
いつかどこかで 逢えるけん
織江も大人に なりました







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by taku-nishikawa | 2007-05-23 16:54 | 仁義無き日常 | Comments(6)
『ゼイリブ』(1988・米)
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ジョン・カーペンター作品の1番人気

っていったいどれでしょう。

スラッシャー・ムービーの元祖『ハロウィン』?
『エイリアン』に並ぶSFホラーの双璧『遊星からの物体X』?
男塾魂が爆裂する『ニューヨーク1997』?
スピリチュアル底抜け珍道中『ゴースト・ハンターズ』?(これはない)

私の場合、今挙げた映画はもちろん全部大好きで
どれが1位になっても文句はないのですが

(だから『ゴースト・ハンターズ』はないって!)

1年に1度くらいの頻度で
妙~に見たくなるカーペンター作品があるんですよ。


それは88年製作の『ゼイリブ』。
始まったらすぐわかりますが、この映画かなりの低予算。
有名俳優は1人も出ていず、おなじみのカート・ラッセルすらおりません。
ラッセルがこの映画への出演を断ったのかは定かではないですが
かわりに

偽カート・ラッセル

とも言うべき無駄にマッチョ男が主役をつとめております。


物語はといいますと
工事現場で働く主人公が、なんだかんだあってサングラスを拾います。
それをかけて街を歩いてみたら、あらびっくり!
テレビ画面や広告看板、新聞雑誌にいたるまであらゆるメディアに
「服従しろ」だの「考えるな」だの「眠れ」だのといった
隠されたサブリミナルメッセージが透けて見えるんですね。
そして街を行く人間たちの間に
骸骨のような顔をした化け物が紛れているではないですか。
彼らは異星からやってきた侵略者で
巧みに人間に化け、この世界を裏からコントロールしているらしい。
我らがマッチョな主人公は怒りに震え
人類の尊厳を取り戻すために立ち上がるのであります!!!



・・・とゆー、まぁそういう話。
まず「サングラスをかけると宇宙人が見える」という発想ね。
こう言っちゃなんですが


小学生か。


いかにもドラえもんが

すけすけエイリアンめがねぇ~

と叫んで四次元ポケットから取り出しそうな
藤子不二夫チックな世界観です。


知らぬ間にエイリアンが人間にまぎれこんでる
なんてお話の映画はそれこそ星の数ほどあるわけなんですが
この映画で唯一オリジナルな部分は
今はやりの

格差社会

というテーマを盛りこんでいるところ。

地球を征服しようと考えた宇宙人たちは
「俺たちの言うことを聞けば収入アップを保障するよ」と
富裕層の人間の中から金に目のくらんだ協力者を募り
間接的に社会をコントロールしているのです。

劇中、この協力者たちのパーティのシーンがあるのですが
ステージに上った宇宙人が誇らしげに
彼らに向かってこう報告します。

「本年度の協力者さんたちの年収は

 実に39%アップしました!」

集まった成金たちは、満面の笑顔で拍手喝さい。

ここで私は「ええ~?」と声を上げました。
たった39%?
年収が300万だとしたら、400万になるだけ?
全人類裏切って、たったそれだけ・・・
なんか特典が微妙すぎやしませんか、と。

しかしよく考えてみると
これは意外とリアルな数字なのかもしれません。
人間の欲ってのは、こういうみみっちいところに
一番強く作用するような気もします。
「1億円」って言われても遠すぎて現実感ないけど
「目の前の10万円」は死んでもほしい、みたいな。
現にパチンコ屋に行ってみれば
毎日ものすごい数の人間が「ちょっとだけ儲けたい」との思いから
どんどん地獄へ転がり堕ちて行く光景を見ることができます。

それに比べ主人公は
先ほど書きましたように、おもっくそブルーカラー。
宇宙人と戦おうとするレジスタンスたちもみんなホームレスで
ドヤ街みたいなところにゴロ寝してるんですね。

要するにこの映画のノリといいますのは

俺たちが貧乏なのはオレたちのせいじゃない!
学校でぜんぜん勉強しなかったせいじゃない!
セクハラで会社クビになったけどオレが悪いんじゃない!
毎日朝から晩までゴロゴロしてんのもオレのせいじゃない!
昨日パチンコで3万円負けたけどオレのせいじゃない!


全部宇宙人と

金持ちの奴らが悪いんだぁ~!!!

という

貧乏人やダメ人間に実に都合のいい論理

でできあがってるんですな。


ま、それはともかく
こういう社会的な力学みたいなものをストーリーに取り込んで
カーペンターも意外とものを考えてるのかな、と
ちょっと感心しつつ見ていた観客(私ですが)は
次のシーンで、それが根本的に間違っていたことに

強制的に気づかされます。


隠された衝撃の事実を目撃してしまった主人公は
職場の同僚(やはりマッチョな黒人)の目も開かせようと
例の不思議なサングラスをかけさせようとします。
しかしこの同僚は
「オレはそんなめんどくさいことには巻き込まれたくない」と
かたくなにサングラスを拒否。
「いや、ちょっとかけてみるだけだよ」
「ヤダってば」
「ちょっとだけ!」
「ヤダって言ってんだろ!」
ってな感じに、殴り合いになります。

この後この喧嘩が続くこと

約10分。

1時間半の映画の中の10分って、かなりの分量ですよ・・・
しかも本筋とはまったく関係ない、単なる殴り合い。
ただでさえマッチョな二人の取っ組み合いなので激しいのですが
途中からこいつら、プロレス技を使い始めやがります。
路上の喧嘩で投げっぱなしジャーマンや
ブレンバスターを使うヤツがどこにいる?

オマエはゴリラーマンか!!!


・・・ってな感じで見てるこっちも息が上がってる間に
ストーリーはなるようになって
気がつけば、『遊星からの~』を思わせるような
ハッピーでもアンハッピーでもない哀愁漂うラストシーンを迎えます。



ぅぅぅぅおおおおおおおおおおお!!!

やっぱこの映画好きじゃ!!!

カーペンター作品のベストは

この『ゼイリブ』じゃぁあああ!!!




・・・えーと
すいません。やっぱ前言撤回します。(あっさり)
3分ルール適用願います。









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by taku-nishikawa | 2007-05-21 23:50 | SFホラー地獄 | Comments(6)
お前はとってもナポリタン
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御年72歳のソフィア・ローレン

ご贔屓のナポリがセリエA昇格の暁には

ストリップショーを開催とゆー噂は

・・・どうやら本当のようですな。


ナポリといえばマラドーナ。
神の子がナポリに在籍したのは1984〜1991年。
259試合に出場、115ゴール。
彼のキャリア中、最も長くいたクラブになります。

今回、1部昇格するかどうかでこんなに浮かれてる訳ですから
ナポリサポーターに思いっきり夢を見せてくれたマラドーナに
贈り物のひとつもしたことは想像に難くありません。
当時ソフィア・ローレンはまだ40代の女盛り。
「イタリアの名花よ〜ん」
とか何とか言って、彼のベッドに忍び込んだとか込んでないとか。
マラドーナのマラドーナなんつって。(by広川太一郎)


肝心のストリップショーですが
安達祐実の母ちゃんの裸よりは遥かに興味あります。






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by taku-nishikawa | 2007-05-17 23:53 | 映画雑感 | Comments(2)
しみしみけんけん
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清水健太郎が
うちから徒歩10分の
府中刑務所に服役しているという

噂は本当ですか?





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by taku-nishikawa | 2007-05-16 15:42 | 仁義無き日常 | Comments(0)
ひのなごりごり
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 アンソニー・ホプキンスが

 アキバの執事喫茶で

 出稼ぎをしているという噂は

 本当ですか?






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by taku-nishikawa | 2007-05-15 23:59 | 映画雑感 | Comments(2)
『関根勤・カマキリ伝説』(1994・ポニーキャニオン)
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今日もS君から電話。
受話器から「今日、遊びに行ってもいい?」と弱気な声が。
「どこからかけてんの?」と私。

「・・・職安」

めちゃめちゃ断りにくんですけどー!!!
とゆー訳で、狭い我が家へ性懲りもなくS君参上です。

今日も今日とて、朝から原稿の催促の電話が続けてかかってきており
修羅場といえば修羅場な状況なのですが
仕事から逃避したいという気持ちがいつものごとく先に立ち
一緒に『カマキリ伝説』を見ようということになりました。

『カマキリ伝説』とは
関根勤の芸能生活20周年を記念して製作されたものまね全集。
先日ヤフオクでビデオを入手しまして
お互い元コサキンリスナーのS君と私は

いつか特別な日に

二人きりで見ようねウフフ!

と約束してあったのです。


カマキリの着ぐるみに身をつつみ
切れ味鋭い「カマキリ拳法」で
ラッキー池田(当時は絶頂期?)扮するイカ仮面と河原で大格闘。

この素敵すぎるオープニングに
二人の期待は胸が張り裂けんばかり高まったのですが
その後の内容は

うーん・・・・・・微妙。

大滝秀治、千葉真一、ジャイアント馬場、輪島功一、加山雄三、水森亜土、青木功と
おなじみのレパートーリーが続々と登場。
何かと噂の浅井企画のお荷物男・剛洲とか
世界一ビビリの放送作家・有修の嫁の顔を初めて拝めたりとか
(すいませんわかんない人は置いて行きます)
色々役得もあったんですけれど

見ててなーんか乗り切れません。

関根勤という人は
若手にまじってバラエティー番組に出たりしてると猛烈に面白いんですが
自分が真ん中に座ってしまうと、途端に別の何かに変わってしまうんですよね・・・
ラジオのコサキンも小堺が休んだ回は、なんか落ち着きませんでしたし。
10年以上前ですから、ネタも当然古くて
CCガールズとかギリギリガールズとかTRFについて熱く語る姿もなんか空しい。

さてビデオも終盤
安藤有里というAV女優が出てきておっぱいを出しまくるのですが
ここでS君が突然

「あー安藤有里!!!

 俺ずいぶん世話になったんだよな」

と、聞いてもいない過去を告白。
それを聞いた私は

「もう。せっかく二人きりの夜なのに
 
 他の女の話なんかしないでよ!」

と嫉妬のあまりS君に殴りかかり
二人でもつれあっているうちに変な雰囲気に・・・


1時間後、エクスタシーの余韻でぼーっとしている私の横で
煙草をふかしながらS君がぼそりと。

「喧嘩の後って

 やっぱ燃えるよな・・・」

うふふ。S君のばか。
『カマキリ伝説2』も一緒に見ようね!





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by taku-nishikawa | 2007-05-14 23:42 | お笑い地獄 | Comments(2)
『シリアル・ママ』(1995・米)
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家事は上手で、家族に優しく
ルックスだってまだまだいける。
もし世の中に“理想のママ”というものがあるなら
それはうちのママのこと。
だけど彼女は・・・
残虐非道のシリアルキラーだったのです!

変態映画の帝王、ジョン・ウォーターズと
寄る年波で仕事が減り、やけくそになったキャスリン・ターナーが送る
ヒップでポップな血みどろホームコメディの快作。




うちの母親『ロマンシング・ストーン』が大好きでしてね・・・
私がまだ実家にいた頃は、よく彼女に頼まれて
ビデオをレンタルしてきたものです。
そんなからみで私には

キャスリン・ターナーの映画を見るたびに
なんとなく母親のことを思い出してしまう

という変な癖がついてしまったのです。


長崎の貧乏な家に生まれ
戦後の映画黄金期に育ったうちの母親。
少女時代の楽しみといえば
学校の試験が終わるたびに連れて行ってもらえる
3本立ての映画館だったそうです。
特にアメリカ映画が大好きで
バーグマンやヘップバーン、グレース・ケリーが映画の中で住んでいる
お城みたいに豪華なお屋敷や
彼女たちの華麗なファッションに
心底憧れたと話していました。

その後大人になって結婚し、上京した後も
アメリカという国に対する憧れは消えなかったようで
私を生んで数年後、幼い私と父親を残し単身で渡米。
今で言えば短期の語学留学というところでしょうか。
当時はまだ1ドル=360円の時代で
いくら切り詰めても旅費は莫大。
もちろん本人は超貧乏旅行ですが
残されたにしかわ家も

食うや食わずのド赤貧

だったそうです。


『シリアル・ママ』のキャスリン・ターナーは
いかにも白人の中年という感じの太り方をしており
『女と男の名誉』ではあんなに魅力的だった
見事なスタイルは見る影もありません。
この半袖からこぼれる皮下脂肪で膨れた二の腕・・・

なんだかうちの母親の腕みたい。


基本的に仲の良いうちの両親ですが
ごくたまに母親がシリアル・ママよろしくブチ切れ
大ゲンカに発展することがあります。

原因はいつも“政治”。

母親はバリバリの左寄り。
父親も基本的にリベラルで
まぁ言っても「社民党右派」ぐらいのポジションにいると思うのですが
この微妙な意見の隔たりが、血で血を洗う戦争のきっかけになるのです。

うちの父親は満州生まれなのですが
たまに無意識に、中国人差別発言が口に出たりすることがあります。
例えば、当時日本人は満州の人のことを「満人」と呼んでいたのですが
父親は、人をバカにするときに

「満人みたい」

って言っちゃったりするんですね。
本人に深い考えはなく、単に昔の習慣から来ているものだと思うのですが
こんなのを聞いちゃった母親は、もう瞬間湯沸し機。

こんな帝国主義者とは

離婚する!

と絶叫して、家を出て行こうとする母親を
それこそ足にすがりつくようにして
「お母さん、行かないでぇぇ」と
泣きながら止めていた小学生時代の私。
うーん、我ながらいじらしい。



今日の話、特にオチもないんですが
すでにおわかりのごとく
うちの両親は、私なんかよりずっとオモロイ人間です。
そして、私にこんなことを思い出させてくれる映画というメディア。
つくづく

やっぱ映画ってオモロイ

と思いますです〜!








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by taku-nishikawa | 2007-05-12 09:11 | お笑い地獄 | Comments(3)
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