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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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<   2007年 04月 ( 12 )   > この月の画像一覧
『トランスアメリカ』(2005・米)
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最初に言っておきますが、今日は異常に長文です。

いやー・・・連休なんですよ。
こちとら自由と言う名の牢獄でおなじみのフリーランスなんで
世間が休みだからと言いましても
やらなきゃならない仕事はいっぱいあるのですが
出版社が休みで、原稿の催促の電話が来ないので
いっぱしのお休み気分だけは味わえるわけなんでございます。

連休初日の土曜日、私は気合充分でした。
充実した連休のスタートを切るために朝5時に目を覚ましまして
まずは栄養補給ということで、朝ごはんのしたくです。
シジミの味噌汁にきんぴらにほうれん草の胡麻和え
ついでに夕ごはん用に生姜焼きの仕込みまでしちゃったりして
朝なのに鯖なんか焼いちゃったりしたらもーアナタ
芸術的な日本の朝食の出来上がりなんですよ。
あんまりおいしいんで、ちと食べ過ぎまして
ソファーでごろーんとしておりましたら、眠気が・・・
意識を取り戻したのは午後1時のことでございました。

しかしここでダメになっちゃうのはいつもの私
連休やる気モードのにしかわは一味違います。
それに今日は阪神広島のデーゲーム。
阪神の勝ちゲームを見れば自動的にテンションは上がり
幸先よく素敵なGWの幕開けが飾れます。
とゆーわけでテレビ観戦してましたら
また眠気が・・・
目を覚ましたときはすでに試合は終わっており
テレビ画面には勝った広島の選手のヒーローインタビューが。

うーん・・・
うーん・・・
うーん・・・
思考停止。

私の体は、脳が活動を停止しますと
自動的にパチンコ屋に足が向くようにプログラムされておりますので
気がついたときは、目の前で綾波レイがくるくる回っておりました。
んーで結局、11時の閉店まで粘ってプラマイゼロ。
5時間座ってプラマイゼロ。

イカン。
このまま今日という日を終わらせてしまってはイカン。
そうだ、今日は土曜日。
近所のシネコンでオールナイトをやっているかもしれない。
どんなダメな1日でも、最後にいい映画を見れば
プラスとまでは行かなくても
それこそプラマイゼロぐらいには持っていけるかもしれない。

そう思った私は
近くのコンビニに入り「ぴあ」を立ち読み。
おお、『バベル』も『ブラッド・ダイヤモンド』もやっているではないか。
しかし「時間は劇場へ直接お問い合わせください」となっている。
コンビニの前から、携帯で劇場へ電話をかける私。
「ただいまオペレータの受付時間外となっておりますので
 プッシュボタンによる操作で上映時間をお知らせします」とのこと。
めんどくさいなぁと思いつつも、ガイダンスに従っていたのですが
「ご覧になりたいタイトルを音声認識で確認します」ときた。
音声認識?いつの間にそんな技術革新が・・・
「では、タイトルをどうぞ」のテープ音に従って
「バベル」と答える私。
「ご覧になりたい映画は『ハンニバル・ライジング』でよろしいですか?
 “はい”か“いいえ”でお答えください」
もちろん「いいえ」ですよ。
『ハンニバル・ライジング』は試写で見ましたが、最低でしたもん。
「ではもう一度、ご覧になりたいタイトルをどうぞ」
『バベル』の発音は認識しづらいのかなーと思い
今度は『ブラッド・ダイヤモンド』と答えてみたところ
「ご覧になりたい映画は『プロジェクトBB』でよろしいですか?」
オマエどーゆー耳してんねん!!!
低脳コンピューターに向かい「いいえ!」とほとんど絶叫で答える私。
ここで気がついたのですが、コンビニの前にたまっている女子2人連れが
不審そうな目でこちらを見ています。
そりゃそーですわ。
夜中にオッサンが携帯に向かって大声で
「バベル!」とか「ブラッド・ダイヤモンド!」とか
「いいえ!」とか叫んでたら
そりゃ不審に思わない方がおかしい。
ここに至ってとうとう私はブチ切れ、電話もブチ切りました。

結局映画は諦め、古本屋で『ジパング』1~20巻セットを買って
暗い気持ちで明け方まで読みふけり、なし崩しに就寝。

完璧なまでに最低な連休スタートと相成りました。


めんどくさいので2日目は箇条書きで行きます。

起きたら午後1時。

昨日に続いてデーゲーム観戦。

阪神ボロ負け。

パチンコ

3万円負け。

死にたい。

・・・楽しいはずの連休なのに
結局「死にたい」にたどり着いてしまうのはなぜなのですか?
私の人生ゲームのゴールは「死にたい」に決まっているのですか?

ここで私の脳裏に浮かんだのは、性懲りもなく映画なんですけど
劇場へ行くエネルギーもお金もすでになく
この日はビデオ屋に行って『トランスアメリカ』を借りました。

死ぬ前に噂の「偽チンポ」を見とこうかな、と。
で、見ました「偽チンポ」。
はぁ、「偽チンポ」。

いや、映画はそこそこ面白かったんですけど
この2日間のダメージを払拭できるような映画が
この世に存在するとは思えないわけでして。


で、今日。
3連休最終日。
7回裏で、阪神は3-7で負けております。
お願いだから逆転してくれ・・・
今日阪神が負けたらほんとに・・・ほんとに・・・

あああああああああああああああああああああ






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by taku-nishikawa | 2007-04-30 18:27 | ノンセクション地獄 | Comments(7)
われわれは分泌している
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昨日試写で見た
『しゃべれどもしゃべれども』がめっさ面白かったので
本当はその話を書きたいんですけれども
連休前の締め切りラッシュなので
本日も手抜き記事で失礼致します。


上の画像は、私が某子供向け学習雑誌にて連載しておりますところの

『カラダ戦隊メカニズーム』

という漫画であります。

この連載のテーマは
「きたない」とか「くさい」と言われがちな
人体から分泌・排泄される様々な物質が
実は重要な役割を担っていることを
子供たちに教えてあげましょうという
まことに科学的かつ啓蒙的な内容。

「様々な物質」を具体的に申しますと

よだれ、あせ、あか

うんこ、おしっこ等々・・・


まぁここまではいいんですけどね
問題はそれを描いている漫画家が
「日本一の放尿ブロガー」を標榜している


スカトロ野郎


であるという事実。


「頭から牛の尿を浴びて狂喜しているアフロ博士」の絵とかを
異常なまでのハイテンションで
目を血走らせながら描いている私がいるということを
果たして編集さんはご存知なのでしょーか・・・

いや、もしかしたら気づいているのかもしれない。
すべてを知った上で、この仕事を私に依頼したのかもしれない。

目には目を。

スカトロ野郎にはスカトロ仕事を。

もしそれが事実だとしたら
編集さんにお礼を言わなければなりません。


天職です。


例の如く、この記事が見つかると連載切られる可能性大。
われわれが暮らしているこの時代のこの国が
密告社会でないことを祈るばかりなのでございます。







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by taku-nishikawa | 2007-04-26 18:01 | 仁義無き日常 | Comments(4)
検索ワード:放尿
昨日せっかくいい映画について書いたのにアレなんですけど。

先日、久しぶりにアクセス解析でも見てみるかなと
検索ワードランキングのページを開いてみて脱力。
(検索ワードランキングは、何の言葉で検索して
 このブログにたどりついたかを示す一覧表です)

まぁとりあえず、下の表を見て下さいな。

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とうとう「にしかわたく」を抜いて


「放尿」が1位に!


しかも「野しょん」「放尿シーン」「おしっこシーン」と
放尿がらみが4語もベスト10入り・・・
「デブ専」「京野ことみ 脱」「エロ捨て山」と合わせますと
実に70%がエロ関連で占められております。

こっこんなの・・・

映画ブログぢゃなーい!!!

ついでに微妙に9位にランクインしている

「ハンダース」って何だー!!!


・ ・・ま、当然のことですが
すべて自業自得なのでありまする。


今まで清く正しい映画ブログを目指し
血の涙を流して日々努力してきた私ではありますが
ここまで病状が悪化したからにはもう発想を転換。

放尿ブログとして

日本一の座にのし上がってやるー!


かのビートルズも名曲『I want to hold your hand』の中で

アホな放尿犯〜

と歌い上げておりますからな。


本日の格言:

「放尿を制する者は世界を制す」







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by taku-nishikawa | 2007-04-24 22:58 | 仁義無き日常 | Comments(7)
『野のユリ』(1963・米)
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今日は懐かしい映画です。
シドニー・ポワチエが黒人で初めてオスカーを取った『野のユリ』。

お友達のM子さん(Mっ気が強いって意味じゃないですよ)から
ずいぶん前にDVDをお借りしまして
部屋の片隅でほこりかぶってたのを昨日たまたま発掘。
(すいませんすいませんにしかわはこういう男です
 物を大事にする人は私に物を貸してはいけません)
特に期待するでもなく、何となく仕事の合間に見てみました。


メキシコ(あるいはニューメキシコあたり?)の片田舎
ポワチエ扮する黒人の青年が車に乗って旅をしている。
ラジエーターの水を補給するため、尼僧たちの暮らす家へ立ち寄るが
彼女たちはポワチエを神の使いだと思い込み
彼に教会の建設を任せようとする。
最初は逃げようとするポワチエだったが
ヨーロッパからきたばかりで金もなく、英語も話せず
まわりからバカにされている修道女たちを放っておけず
変な意地も手伝って、独力で教会を建てようと決意するのだった。



見てみてびっくりしたんですが、この映画

『天使にラブソングを』のネタ元です。

お固い修道女たちの間にぽんと黒人が入って
ゴスペルを教えるというプロットが、まんまパクリ。
尼僧たちのキャラクター設定も、ほとんどそのまんまです。
(頑迷なババァ、陽気なデブ、お目々くりくりのちびっ子)

『天使に~』は妙に後を引く映画で
テレビでかかってるといつもついつい見ちゃうんですが
そーか、パクリだったのか。どーりで。
別に『天使に〜』を嫌いになった訳じゃないですが
この映画、オリジナルだけあって100倍よくできてます。


私がこの映画でいちばん感銘を受けたのは

いわゆる「いい人」が

1人も出てこないところ。

ドラマを作るには
完全な正義、完全な悪を設定しちゃうのが
いちばん楽な方法だとよく言われます。
勧善懲悪というやつですな。

しかし、世の中そんな単純じゃないでしょということで
「本当に悪いやつなんていない」ってパターンが出てきます。
どんな悪者にも、それなりの理由や理屈があるんだという。
(個人的にはこれを“山田太一セオリー”と呼んでます)
この仕組みで作られたドラマの世界には
いい人ばっかりが住んでいるわけです。

しかしこの『野のユリ』が見せてくれるのはさらに先の風景で

「本当にいい人だっていない」

という世界観なんですね。

世の中いい人ばっかりだったら、トラブルなんて起こりっこない。
だからこそ物事がうまくまわらず、人は悩むことになる。
そういうもつれにもつれた世界の中で
ごくたまに、人間の“いい部分”が連鎖して
好ましい結果を生み出すことがある。
それをこの映画では「奇跡」と呼ぶわけです。


この映画を監督したのはラルフ・ネルソンという人。
『アルジャーノンに花束を』の映画化『まごころを君に』があったり
遺作がマッドサイエンティスト大活躍の『エンブリヨ』だったりと
なかなか変わったフィルモグラフィーです。

『野のユリ』のラストではエンドマークの代わりに
「AMEN」の文字がどーんと。
基本的に宗教がかった人は苦手な私ですが
こんなキリスト者なら、友達になってもいいなぁ。


久々に手放しで楽しい映画でした。
M子さん、どうもありがとう。
DVDがまた埃をかぶる前に、早めに返送します。





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by taku-nishikawa | 2007-04-23 23:59 | ノンセクション地獄 | Comments(2)
ナイトオブザリビング淀長
いやーみなさん、今晩の日曜洋画劇場ご覧になりました?

私はその前にやってた巨人阪神戦を見てたんですけど
岡田監督の弱気采配にブチ切れてテレビを消してしまっていたので
せっかくの淀長復活ナイト、前半を見逃してしまいました・・・

しかし途中で思いだしてテレビをつけたので
例の「さよなら、さよなら、さよなら」は聴くことができました。
やっぱ、いいですわ〜。
今日は映画見たな、って充実感とともに
ああ明日は学校だ・・・ってブルーな気分が押し寄せて来るこの懐かしい感じ。

テレビの映画は、やっぱり解説者がいた方が味があると思います。
エロと暴力のみのラインナップだったテレ東の木曜洋画劇場で
「今晩の映画、あなたの心には何が残りましたか?」
と毎週決まり文句を言っては
「こんなクソ映画で何が残るんじゃい!」と
すべての東京都民から突っ込まれていた
無駄にエロい女・木村奈保子は
最近見ないけど、元気にしてるのかなあ・・・。

個人的な話になりますが
私は高校生の頃
フジテレビのミッドナイトアートシアターの大ファンでした。
ジャームッシュとかタヴィアーニとかエリック・ロメールとかクストリツァとか
私のその後の人生に大きく影響を及ぼした映画を
この枠でたくさん見ました。
確か最初の頃は、岡部まりがナビゲーターだったんだけど
(最近は「探偵ナイトスクープ」でしかお目にかかれない。寂しい。)
途中から映画評論家の大久保賢一という人が解説をすることが多くなりました。
実は先日、この大久保さんを試写室でお見かけまして。
別に特にこの人のファンだったって訳でもないんですけど
高校生の頃に眠い目をこすりながら一生懸命映画見てた自分とかが
ばーっとフラッシュバックしてきて
勝手に一人でどきどきしてしまいました。

これまた関係ないけど
ロッキーとドラゴが戦う姿を見てたら
何となくフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「Two Tribes」を思いだし
YouTubeで見てしまいました。

http://www.youtube.com/watch?v=lFtfSpn7PNU

冷戦時代って時代があったなんて、すっかり忘れてましたよ。
今から考えりゃ、わかりやすい時代でしたね・・・





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by taku-nishikawa | 2007-04-22 23:54 | 映画雑感 | Comments(7)
『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006・米)
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「エイドリアーン!」

と血管も切れんばかりに叫ぶ筋肉ダルマを初めて見たのは、私が小学生の時。
さぞや絶世の美女が出てくるかと思いきや
画面に現れたのは

松金よね子。

・・・いや、違う。松金よね子は吹替でした。
(でも似てるんだなーこれが。絶対見た目でキャスティングしたと思う)

出てきたのは

激烈不幸顔のガリガリねぇちゃん

その瞬間、突如トランス状態に陥り
「オマエはハリセンボンの死神の方か!」
と突っ込んだ私は
今考えれば、無意識のうちに未来のお笑い状況を予知していたんですね。
あな恐ろしや恐ろしや。

“エイリアン”と一文字違い

という名前の印象の悪さも手伝って
ロッキーは主人公なのに、なんでこんなブサイクとつきあうのかなーと
子供ながらに不思議に思っていました。


して時は流れ、シリーズも6作目にしていよいよ完結編。
最愛の妻エイドリアンを亡くし、1人息子には嫌われ
昔日の面影をすっかり失った熟年ロッキーの前に現れたのは
バーで働く中年女マリー。
2人の間には淡い恋愛感情が生まれ
ロッキーは誇りを取り戻すためボクサー復帰を目指すのでした。

しかしこのマリーって女がですね・・・

またまた微妙な容姿。

いかにもアイルランド系って感じのもっさり顔で
(ケン・ローチの映画に出てきそうな感じ)
昔はかわいかったかもなぁ、と思えなくもないのですが
今ではかなりぽっちゃり…というかはっきり言ってデブで
口が裂けても美人とは言えません。
よりによって2人続けてこんな・・・。

しかし考えてみると

ロッキーが美人とつきあってたら

それはもうロッキーじゃないのです。

傍目から見ればどんなにアレな女でも
一度惚れたら命をかけて愛し通す。
そんな不器用なキャラだったからこそ
これだけ観客に愛されて
映画史に残るヒーローになったんだろうな、と。


そういう意味でもこの完結編
意識的に、1作目のシンプルで貧乏臭い感じに立ち戻っています。

とにかく、ロッキーが優しい。

D&B(デブ+ブス)の彼女にも
彼女の連れ子の、黒人ハーフのマイノリティにも
ひねくれまくった息子にも
皆に平等に無骨な愛を振りまきます。

そんな映画前半のひなびた人間模様の描き方は
なかなか胸に訴えてくるものがあり
私はじんわり涙してしまいました。
やるじゃんスタローン。
イーストウッドに負けてないじゃん

この映画、後半の試合シーンははっきり言ってオマケ。
言いたいことは試合が始まる前に全部言えちゃってます。


結構いけてますよ『ザ・ファイナル』。
皆さん自分の足で劇場へ出向いて

ロッキーの最後のブス専ぶり

を目に焼き付けましょう!


さ、これだけ褒めとけば
年末にはきっと、ハムのお歳暮が届くことであろう・・・






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by taku-nishikawa | 2007-04-21 19:18 | 男気地獄 | Comments(2)
『初雪の恋 ヴァージン・スノー』(2007・日韓合作)
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陶芸家の父親の仕事の都合で
京都の高校へ通うことになったミン(イ・ジュンギ)。
来日早々、見物がてら
自転車で京都の街を走りまわるミンだったが
たまたま立ち寄った神社の境内で
清楚な巫女姿の少女(宮崎あおい)に出会い、一目惚れ。
その瞬間から、美しい古都の風景をバックに
言葉も通じない2人の、純愛物語が始まるのだった・・・



いやぁ、我ながら書いてて赤面してしまうようなストーリー説明。
脚本は日本人、監督は韓国人なのですが
内容はもうベタベタのベッタベタ。
巫女姿の宮崎あおいに出会って、次の日初登校したら

なんと彼女はクラスメートだったのです!

的な。
・・・これと同じ展開のラブコメ漫画を今までに何万冊読んだことか。

同じクラスにはこれまた天然記念物的な
バンカラ剣道部員(塩谷瞬)がいて
最初に殴りあいの喧嘩をして、その後固い友情で結ばれるとゆー
絵に描いたような青春学園モード。
映画全体に『愛と誠』の時代からタイムスリップをしてきたような

純度100%の昭和の香り

が漂っております。

さらにこの映画

京都の観光案内

も兼ねておりまして
南禅寺とか清水さんとか渡月橋とか祇園祭だとか
旅行会社が出資してんのかと疑いたくなるほど
京都の名所旧跡がこれでもかと詰め込まれています。
よく言えば『ローマの休日』方式
悪く言えば『OL探偵湯けむり温泉殺人事件』的な
火サス・タイアップ・システム。

世の韓流おばさんたちは
イ・ジュンギ君目当てに劇場に押しかけるんでしょうけど
私にはどうも『王の男』のオカマちゃん役のイメージが強く
どんなに元気に動き回ってても、

ナヨっと感

が出ちゃって、ちと気持ち悪い。


・・・とまぁ、ここまで悪口ばかり書いてきました。
しかし、恋愛映画には一つの鉄則があります。

ヒロインに惚れさせちゃえば勝ち。

(観客が女性の場合は逆なんですが、ここは男目線で)
見てる側が女優さんに惚れちゃってれば
どんなクソ映画だろうがそれはもう

自分と主演女優のバーチャル恋愛

なのですから、楽しくないはずがない。
恥ずかしながらにしかわたく37歳・・・


宮崎あおいに


ぞっこんLOVE


してしまいましたぁ~!

こんなにどハマりしたのは、『ロボコン』の長澤まさみ以来かな・・・。
両者に共通するのは、セックスの匂いを微塵も感じさせないところ。
きっと男とゆーのはオッサンになればなるほど

淡い初恋

に価値を見出してしまう生き物なのでしょう。
(今日の私、明らかにペースを見失ってます)


正直、この映画の価値は300円くらいだと思いますけれども
宮崎あおいと京都を2時間デートできるわけですから

3万円くらいまでなら払ってもいい。

だって、高級ソープよりは明らかに楽しいもん。
行ったことないけど。

5月12日公開です〜。




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by taku-nishikawa | 2007-04-20 21:42 | ラブラブ地獄 | Comments(6)
『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(2006・香港)
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前にも書いたと思いますが
私、実を言いますと子供の頃ずっと

カンフー映画が苦手

だったんです。
ジャッキー・チェンの『酔拳・ドランクモンキー』に
師匠の爺さんが出てくるじゃないですか。

あいつの顔が生理的にダメ。

今から考えると愚かなんですけど
子供って、かっこいいものが好きじゃないですか。
ピカピカでギザギザでとんがってるもの。
ゲッターロボとかグレンダイザーとかガイキングとか。

あの爺さんの人をバカにしたような丸い赤鼻が

子供美学的に許せず

それが軽いトラウマになって
香港映画全般を敬遠しがちな大人に。

しかしそんな私の食わず嫌いを払拭してくれたのが

ドニー・イェン

なんですね。

人に薦められて見た
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』で
彼とジェット・リーが繰り広げる神の領域のカンフーを初体験した私は
あまりの衝撃にその場で

脱糞・脱毛・脱腸・脱税

の脱の字雨あられ。
しまいには

脱ダム宣言

まで飛び出す始末でした。
これ一発でドニーの大大大ファンになった私は
幼少時からのカンフーアレルギーを
見事克服することに成功したのです。

 
そんな私の恩人ドニーが主演のこの映画
香港で30年以上連載されている人気漫画の映像化らしいです。
日本で言えば『北斗の拳・実写版』みたいなもんですかね。
(アレはひどかった・・・)

今回もドニーの芸術的なカンフーは健在で
ファンとしてはたまらないんですが
ひとつ難を言うとすれば

髪形。

原作のキャラに合わせてるんでしょうが・・・


前髪長っ!


動くたびにばっさばっさ目にかぶさって
見てるこっちがイライラします。

やはりスポーツマンは坊主頭が一番!

高野連バンザイ!






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by taku-nishikawa | 2007-04-19 20:56 | アクション地獄 | Comments(2)
『クイーン』(2006・英)
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チャールズ王子と離婚した後のダイアナは
イギリス王室にとって、まさに目の上のタンコブ。
新しい恋人とともに華やかな姿でマスコミに登場する元・息子の嫁を
エリザベス女王は冷ややかな目で眺めていた。
そんなさ中、当のダイアナが事故死。
国中がダイアナ追悼ブームで盛り上がる中
彼女の死を無視しようとするエリザベス。
王室へのバッシングが高まる中
国民と女王との板ばさみになって苦労するのは
当時首相になったばかりの若きトニー・ブレア。
親子ほど年の離れた女王と首相の間のビミョーな関係を
名匠スティーブン・フリアーズが見事な手際で描き出す。




この役でオスカーを獲った主演のヘレン・ミレン
イギリスではジュディ・デンチとためを張るくらいの大女優らしいですが
日本では名前言われても顔が浮かばない人が多いのではないかと。

かくいう私自身、きちんと思い出せるのは
『モスキート・コースト』のハリソン・フォード奥さん役くらい。
でもこの顔、よく知ってる気がするんだよなぁ・・・と思っていたんですが
フィルモグラフィー見て納得。

『第一容疑者』のおばはん

じゃないですか。

『第一容疑者』はBBC制作の人気シリーズで
ヘレン・ミレンは主役の女刑事(もっと偉かったかも)を演じています。
このドラマ、私はちゃんとは見ていないのですが
母親が好きだったので、10分くらいだけチラ見したことがあります。

1日の仕事が終わった後
おばはん刑事が部下の若い黒人を誘うシーンでした。
具体的なセリフは覚えていないのですが
ヘレン・ミレンの言い方がとにかくえげつなかった。

「私とイッパツやりなさい」

的な、欲望丸出し&パワハラ風味のアプローチなのです。

筋張った首して、煙草バカスカ喫う
性格最悪のおばあちゃんが
若い黒人のピチピチした肉体をあけすけに求めるという
ギラギラしすぎの構図。
このシーンだけで私はすっかりゲンナリしてしまい
黙ってテレビの前を立ち、自分の部屋に戻ったのを覚えています。
ま、母親に言わせると
そこらへんのギラギラ加減がこのドラマの味らしいんですが。


こういうヘレン・ミレンの
外見はめちゃめちゃ堅そうなんだけど
いったん薄皮を剥くと
どろどろしたものがとめどなく溢れてきそうな感じは
本作『クイーン』でもしっかり堪能することができます。

ブレアとエリザベス女王が一緒にいるシーンを見てると
なんか妙に、エロチックな気分になってくるんですな。

「巨乳義母・爛れた放課後」

みたいなサブタイトルが脳裏に浮かんで浮かんじゃって。
私同様マザコンのケがある男子は
きっともれなくヘレン女王にやられちゃうと思います。


この映画、テーマだけ聞くと
スキャンダラスな内容なのかと思っちゃいますが
実際はかなり地味で登場人物も少なく
よく練られた舞台劇を見てるような感じ。

10年に1本の変態映画のマスターピース
『パヒューム』を別格としますと
今年見た中では一番面白かったかなぁ。


ひときわ強くオススメです!






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by taku-nishikawa | 2007-04-18 20:56 | ノンセクション地獄 | Comments(4)
『ナイト・ミュージアム』(2007・米)
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何度もここに書いておりますように
私は1週のうちに5回くらいファミレスを利用するのですが
“ファミリーレストラン”とはよく言ったもので
あそこは家族で行くと楽しい場所ですが
独り者が行っても、侘しさがつのるばかりなのであります。

1人暮らしを始めた当初こそ
毎日自分の好きなものが食えることにテンションが上がりましたが
そんな生活を10年も続けますと
もう外で食べたいもんなんか何もないんですな。
どんなにまずくても、家のごはんが一番なのであります。

ちなみに今デニーズでは
『東京タワー・僕とオカンと時々オトン』フェア
という催しが行われておりまして
“オカン定食”という期間限定メニューがございます。
肉じゃがに味噌汁に小鉢が何皿かついて1280円・・・
1食に1280円もかけてたらそれはもうオカンではなく

マダム定食

なのではないかと私などは思ったりするのでございます。


さて、ファミレスの話題から入りましたのには訳がございまして
映画の世界にもこれと似たような存在があると思うのです。
今から10年ほど前から出始めて
もはや庶民の生活に完全に食い込んだ感のある

シネマ・コンプレックス

がそれでございます。
旧態然とした名画座を町の定食屋に例えるなら
シネコンはまさにファミレスにあたるのではないかと。

汚い名画座のオールナイトは
1人ぼっちでこそこそ行くのが正しいマナーですが
シネコンに1人で通うという行為は果たしていかがなものか・・・


常々そんな疑問を抱いていた私に先日
「シネコンの正しい利用方法」を実地で試す
絶好の機会が訪れたのでございます。


親戚と5人連れでシネコン!

しかも映画は

『ナイトミュージアム』!


これぞ現代の資本主義消費文化と胸を張って言える
明るい家族計画的シチュエーションではないでしょうか。



で、行ってみた感想。

きゃぁぁぁぁぁー!

めっさ楽しいヌー!

“団体さんパワー”が完全に場を支配
「僕ちんは1人ぼっちじゃないんだ」的全能感が体中を駆け抜け
めくらめっぽうテンションが上がります。
映画はいいとこ30点くらいなんですけど
そんなんどーでもいい!
楽しい!ファミリー最高!
同族経営バンザイ!将軍様マンセー!

やはりシネコンは1人で行く場所ではない
そう確信するのに充分なワンナイトカーニバルでした・・・



映画の内容について一言触れておきますと
博物館の展示物が動き出す、というプロットは
宮沢賢治ファンにはおなじみでして
そのおかげで感情移入しやすかったとも言えます。

童話『黄色のトマト』で
ガラスケースの中のワライカワセミが
主人公の男の子に話かけるシーンが私は大好きで
絵に描いたこともございます。

e0000251_2091584.jpg

ま、映画のほうはいかにもハリウッド商業主義丸出しで
叙情のかけらもありませんでしたけどね。

しかし、人と一緒に映画館行ったのって随分久しぶりです。
この前最後に行ったのは・・・えーと・・・えーと・・・


思い出せないくらい昔。


うくく。








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by taku-nishikawa | 2007-04-17 20:11 | 和み地獄 | Comments(6)
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