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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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『アサルト13 要塞警察』(2005年・米/仏)
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留置場にいるマフィアのドンを狙って
奴らがどんどん攻めて来る!
オレは良い警察官だ。
お前は悪い警察官か?
危ない危ない!助けろ助けろ!
敵は誰だ?裏切り者は誰だ?
女!お前、エロ担当な!
撃て!撃ちまくれ!
ってオノレが死ぬんかーい!!!


・・・以上、『アサルト13 要塞警察』のストーリー説明でした。


ジョン・カーペンターの最高傑作とも言われる
1976年の日本未公開作『要塞警察』を
フランス人監督ジャン=フランソワ・リシェがリメイク。
ちなみに私、オリジナルは未見です。

とりあえず

最初の状況設定に無理ありまくり

なので
そこが気になっちゃう人は最初から見ない方がいいです。

この映画の見どころはずばり


男臭すぎるキャスト。


物語の中心になるカリスマギャングに

“演技するモアイ”こと

ローレンス・フィッシュバーン!

悪徳警官の元締めに

“悪魔の立小便”でおなじみ

ガブリエル・バーン!

性格異常の容疑者に

“下半身よりむしろ顔が卑猥だ”

ジョン・レグイザモ!

重要な鍵を握るベテラン警察官に

“久々に繭から出てきた老人”

ブライアン・デネヒー!


…え?主役?
あ、忘れてましたが、主役は

“業界一の宇宙人顔夫婦”の片割れ

イーサン・ホーク。

嫌いなんですよ、コイツ。毒のない感じが。
おしっこ黄色くなさそうでしょ?なんとなく。
しかし本作では奴のまわりに
必要以上に脂っこいメンツが揃っているため

箸休め的存在としては悪くないです。


他に女子が2人。
片方は『ヒストリー・オブ・バイオレンス』で恐怖のチアガールを演じ
強烈な印象を残したマリア・ベロ。
もう一人はTVドラマ『ザ・ソプラノズ』出身で
“どー見ても全身性器”な感じのドレア・ド・マッテオ
ある意味、この2人も男っぽいんですねぇ。


どーです、この通好みの顔合わせ。

男なら黙って

ミックスグリルを喰いやがれ!!!

って感じでしょ。
役者の顔ぶれを見ただけで興奮気味の筆者
この時点で早くも


第一ちん●汁発射


なのであります。


細かいことにツッコミ入れだすとキリがない映画ですが

カーペンターの荒くれ魂へのリスペクト

はきっちりと画面の端々からにじみ出ていて
個人的にはかなり満足度の高い出来。

これは是が非でも

オリジナルを見なければと思いました〜





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by taku-nishikawa | 2007-02-21 01:53 | 男気地獄 | Comments(2)
『ドリームガールズ』(2006年・米)
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一言でゆーと凡作。


展開に緩急がなくて
ドラマとしては非常にもっさりしてます。

食べ放題2500円の焼肉チェーンに行って
とりあえず死ぬほどおなかいっぱいだけど
なんか虚しい・・・みたいな。

『シカゴ』の時も同じことを思ったんですけど
ビル・コンドン(監督)って、ミュージカルシーンはいいのに
ストーリーが全然ダメなんですよねぇ。なんで?
(『シカゴ』では脚本担当でしたが)
『ゴッド・アンド・モンスター』とか『愛についてのキンゼイ・レポート』とか
ミュージカル映画以外の仕事ではちゃんとしてるのに・・・。

音楽とドラマのどちらも完璧以上にこなしていた

ボブ・フォッシーという人は

つくづく天才だったんだなぁ、と。


この映画のどこがダメって

ブスの役を

本物のブスがやっている

ところでしょう。
巷で絶賛されまくりのアメリカン・アイドル落選女

ジェニファー・ハドソン

であります。
私が思うに、ミュージカル映画のメイン張るのに必要なのは

実力よりオーラ。

彼女、確かに歌は死ぬほどうまいんですが
それだけなんですね。
キャラクターとしての魅力が全然ない。
アイドル発掘番組を落選したのには、それなりに訳があるんです。
オスカー助演女優賞ノミネートなんか

私に言わせりゃ

ちゃんちゃらおかしいです。





さて、珍しく後先考えずこき下ろしましたが
だから劇場へ行くなということが言いたいかとゆーと
そーでもないんですねぇ。
これがハリウッドミュージカルの底力なんでしょうか。
こんだけマイナス面てんこもりにも関わらず

入場料分は楽しませてくれる

映画にはなっております。


その理由は簡単。


ビヨンセが凄い。


はっきり言って演技の方は
『オースティン・パワーズ』から一切進歩してません。
(とゆーことは完全な大根ってことですが)
しかしこの映画、彼女の素の演技はほんのちょっとしかなくて
ほとんどが唄ってるシーンなんですねぇ。
(さすがに監督もわかってるんでしょう・・・)
歌手ってのは不思議なもんです。

唄ってる時の表情は、女優そっちのけ

なんですよ。

60~70年代のモータウン・サウンドのエッセンスを
凝縮して再構成するという離れ業をやってのけたところが
このミュージカルの一番凄いところで
映画でもそこが最大の見どころなのですが
ビヨンセはダイアナ・ロスのイメージをなぞりつつ
ルックス的にも音楽的にも、きっちり自分のステージとして演じていて
ここを見るためだけにでも劇場へ行く価値あり。

要するに

ビヨンセのレビュー映画

だと思えば、そんなに悪い出来ではないという訳なのであります。

マスコミはやたらと驚異の新人とかいって
ジェニファー・ハドソンばかり持ち上げているみたいですが
この映画の成功は


99.9パーセント


ビヨンセのおかげ。


バカマスコミめ、ディーバの御前で図が高―い!
ひれ伏せひれ伏せ!!!






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by taku-nishikawa | 2007-02-19 17:07 | 懐かし地獄 | Comments(11)
ひろ子★セカンドインパクト
珍しく普通の日記を書こうとしたら
異常に長くなっちゃいまして。
私が日記続かないのって
いつもこれが理由なんですよね。
とゆー訳で以下、2日前の私に起こったこと。



今日、生まれて初めて雑誌取材というものを受けました。

私は自己顕示欲が強くて目立ちたがり屋の癖に
人前に立つと必ず自意識過剰が暴走して自滅するという
残念な性格をしておりまして
今回は数日前から、当日どんな格好をしていこうかと
散々頭を悩ませておりました。

私という人間を直接知っている方はおわかりだと思いますが
私の洋服のセンスったらもうレジェンドレジェンド。
昔から三多摩を代表するファッションリーダーとして名を轟かし
時代の流行を追うアグレッシブさにかけては
オダギリジョーかにしかわかって感じのね……

もっとわかりやすく言いますと
まぁアレです

いまだに服を買うときは

ママンにお店についてきてもらったりする

生きるのに激痛を伴う30代な訳でして・・・。

私という作家のビジュアルイメージが
今回の取材で決定してしまうのだああああ


と明らかにパラノイア気味のノイローゼに陥った私は
脳がオーバーロードで完全に思考停止した挙句

やはり自然体が一番

という結論に到達。
ちなみに私の場合の自然体といいますのは

鬼太郎チックな汚いざんぎり頭に
2週間伸ばしっぱなしの無精ヒゲ
ピカソ(ドンキホーテの出来損ないみたいなディスカウント店)で買った
上下セットで500円のジャージ


という

限りなく路上生活者を

リスペクトしたコーディネイト。


で、さんざんテンパって鼻息荒く出陣しましたところ・・・



写真撮影なし。


ふははははははははははははははははははははははははははは。




帰り道、おなかがすきまして
駅前のうどん屋に入り鴨汁うどんを注文
店内で流れていたテレビを見るでもなく見ていましたら
始まりました番組が『クイズ・ミリオネア』

ここで初めて思い出したのですが
そういえばマイミクPさんが
今週のミリオネアに出演するとか言ってたな、と。
しばらく見ておりましたところ
女優・紺野美沙子の電話応援者(いわゆる“テレホン”)の一人として
画面にPさんが登場。
Pさんらの“テレホン”は時間切れで失敗に終わるも
紺野美紗子がさすが慶応卒というところを見せまして
本人が自力で正解
あれよあれよという間に1000万円の問題まで到達しました。

他人事ながらテンションが上がり、CMに入った瞬間ため息が。
その時ふと左右を見ますと(カウンター席でした)
両隣の男性がともに番組に夢中のご様子。
しかも偶然2人とも食べているものが鴨汁うどんなんですね。

いい年をした見ず知らずの男3人が
並んで鴨汁うどんをすすりながら
同じクイズ番組を食い入って見てる絵が
我がことながら妙におかしく
私の脳裏には即座に


“鴨汁三兄弟”


というドル箱コピーまで浮かび
あとはデビューを待つだけという手際のよさ。

さて、3人ともとっくにうどんは食べ終わった訳なんですが
肝心の1000万の方は

芸能界のドン・まっくろくろすけ

が例の嫌らしい間で引っ張っております。
3兄弟はだんだんイライラしてきて
時計に目をやったり、コートを着始めたりして落ち着かない。
で、よーやっと結果が。
正解!見事1000万円獲得!わー!

この瞬間、3兄弟同時に起立

一斉に店を出て、それぞれの家路へ。

3つの魂が演じた一夜の饗宴
はかない奇跡のランデブー…
さよなら、そしてありがとうファンのみなさん。
鴨汁三兄弟は今
普通の女の子に戻りまっす!



んで、おなかいっぱいになって帰宅。
コタツに入ってテレビをつけたら
『食わず嫌い王決定戦』をやっております。
ゲストは『バブルへGO!』のプロモーションで
阿部寛と薬師丸ひろ子です。

いやー、ひろ子もすっかり

おばさんになりました。

肩から腕にかけてのラインがすっかり丸みを帯びて
半袖からわずかにのぞく二の腕も張りを失ってしぼみ気味。

で、そのあからさま40代なひろ子に


なぜか欲情。


この女優が持つ“淀んだオーラ”については
このブログの記念すべき第一回目の記事に書きましたが
テレビの中で石橋貴明の横に座って
困ったような半笑いをしているひろ子を見ていると
以前は絶対に他人が入り込めなかった

“ひろ子亜空間”

があんまり感じられないんですよ。

単に年を取って丸くなったというよりは
色んなことに疲れちゃって
オーラを放出するエネルギーが失われちゃった感じがしたんです。
「快感」とか「なんてね」とか「ちゃんりんしゃん」とか「玉置浩二」とか
たくさんの過去を経るうちに、何となく疲れちゃったんじゃないかな、と。

そんな“違和感バリアー”を失った無防備なひろ子が
私はどうしようもなく愛おしく思え

今すぐひろ子を抱きしめてやりたい

という熱い思いがふつふつと。
彼女に会うためには明日映画館へ行って
『バブルへGO!』を見れば済むことなのですが
私は

キムジョンイルの1万倍くらい

ホイチョイプロが嫌い

という人なので、途方にくれてしまいました。

ああ、こうしている間にも

どんどん“ひろ子空間”が侵食されていく!

私が会いに行って食い止めねば…

どうしよう、ああ、どうしよう~!




翌日男は目黒の名画座へ行き
『木更津キャッツアイ・ワールドシリーズ』の中で無事ひろ子に再会し
彼女の危機を救うことになるのだが

それはまた、別の話…






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by taku-nishikawa | 2007-02-17 14:43 | 仁義無き日常 | Comments(2)
『マスク』(1994年・米)
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今週の日曜洋画劇場でやってましたね。
ジム・キャリーの『マスク』。

実を言いますとこのバカ映画
私のそれまでの映画の見方を180度ひっくり返した

記念碑的な1本なんです。



20代の終わり頃に、好きだった女に振られましてね。
もうアレですよ、


しんでやるー


もしくは


ひんでんぶるぐー


まぁ要するに、ここで一度全人格が崩壊した訳でございます。


実は当時、訳あってキューバ滞在中。
語学留学と言えば聞こえはいいですが
実際のところ、1年間何もせず遊び倒し。

しかし失恋した後、毎日ヒマってのは
なんにもいいことはなくてですね・・・

時間無制限・1本勝負

廃人なり放題マッチ

のゴングが鳴りました。


・ほとんど部屋から出ない

・ 1日のうち半分くらいは泣いてる

・突然意味不明の叫び声を上げる

・飯が喉を通らず激やせ

・泥酔して暴れ、キューバ人に監禁される


この何も手につかない状態が2〜3週間続きましたかね
あまりに露骨なヘルレイザーっぷりに
ホームステイ先の黒人のおばちゃんもドン引き。

そのうちよーやっと外に出れるまでに回復しましたが
相変わらず何をやってもしんどいことには変わりない。

んで、ここで今日の映画の登場と相成る訳でございます。

下宿先から歩いて1分くらいのところに

シネ・アンバサドール

という場末の映画館がありました。
その時ここでかかってたのが『マスク』だったんです。
この劇場のプログラムは週替わり。
1日目にふらふらと入って見て以来

『マスク』の上映期間が終わるまで

毎日通いました。


中身のなさが良かったんだと思います。
映画を見てる間だけ、辛さが紛れるんですよ。
私はひとつひとつのギャグに必要以上に反応して笑い
最後にジム・キャリーとキャメロン・ディアスが結ばれるシーンで
毎回決まりきったように必ず号泣しました。
もぎりのおばちゃん、怪しんでたと思いますよ。
むさくるしい東洋人が連日劇場に来て
毎回目を泣き腫らして帰っていくんですからね。

「ハポネス(日本人)ってのは全員変態だ」

くらいのことは思ったかもしれません。


それまでの私は、もちろん映画は大好きだったんですが
どこか高みの見物とゆーか
安全地帯から出ない見方をしてたと思うんです。
自分もストーリーを考えたりする仕事をしているせいもあり
作り手側の目線ってゆーんですかね
面白がることは面白がるけれども
ぎりぎりのところでは、客観的なポジションを守るという癖が
無意識のうちについていた。

ところがこのときはそんな余裕がなく
目の前の痛みから逃れるために
まったくの無防備な状態で映画にすがったんですね。


言い訳の余地のない


現実逃避。


1週間たって次の映画が始まる頃には
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
回復した自分がおりました。


この体験以降
映画は私にとって、完全に

逃避のメディア

となりました。
おそらく私は死ぬまで
映画とこういう付き合い方をしていくと思います。
そのこと自体にいい悪いはないと思うんですけど

ひとつ確実に言えることは




前より映画が

好きになりました・・・


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by taku-nishikawa | 2007-02-15 12:14 | お笑い地獄 | Comments(3)
『リアル・ブロンド』(1997年・米)
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俺ぁ天才アーチストハッハーン

マネーなんて二の次さフッフーン

などと虚勢を張ってはおりますが
いい年してまともな稼ぎのない男ってのは
それだけで上を向いて歩けないようなところがございます。


そんなモラトリアム男の蛆のわきそうな毎日をあざ笑う
この『リアル・ブロンド』
私のような

フリーで低所得の30男

にはなかなか痛い仕上がりです。


監督は昔ジャームッシュ映画のカメラマンだったトム・ディチロ。
35にもなってさっぱり芽の出ない役者をマシュー・モディーン
その同棲相手をキャサリン・キーナーが演じております。



・・・ところで、突然で恐縮なんですが

マシュー・モディーンって

異常に影薄くないですか?


私が初めて奴を見たのは
ベトナム後遺症の青年を演じた『バーディ』でした。
どの時代も爆発的な人気があった訳ではないのに主演作は意外と多く
アラン・パーカーとかキューブリックとかアルトマンといった
超一流の作家監督の映画に出演しつつ
ハリウッドメジャーともいい感じの距離を保持。
生き馬の目を抜くこの業界で20年以上も第一線で活躍。
こんな人、なかなかいません。


・・・でも、考えてみて下さい。

「ハリウッドスターを50人挙げてみて」

って言われて
マシュー・モディーンの名前、頭に浮かびますか?


正直、微妙。


この希薄さ、一体何なんでしょうか。
演技はうまいと思うんですが
賞を取るような熱演タイプとは正反対。
いつものほほんとそこにいるだけ、という印象。
ある意味

存在感の無さを極めた俳優

と言えるのかもしれません。



この『リアル・ブロンド』という映画
同じ監督の前2作
『ジョニー・スエード』『リビング・イン・オブリビオン 悪夢の撮影日誌』
に比べると、はっきり言ってかなり落ちます。
ただ、マシュー・モディーンのキャリアの中では
こんなに奴の個性を引き出した作品は他にないような気が。

個性ってゆーのはつまり

“個性がないことが個性”

って意味ですが。

マシュー・モディーンが20年かけて磨き上げた

究極の薄っぺらさ

まともなキャリアもないくせに妙なプライドだけは高くて
嫉妬心が強く見栄っ張りのこの映画の主人公に
ぴったりなんですね。


映画ってのは色んなタイプの役者が出てるから面白い。
濃い人もいれば薄味の人もいる。

マシュー・モディーンという俳優
私は嫌いじゃないです。





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by taku-nishikawa | 2007-02-13 23:39 | ノンセクション地獄 | Comments(6)
実相寺昭雄追悼オールナイトin新文芸座
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先週土曜の夜、新文芸座のオールナイトに行って来ました。
昨年の11月に亡くなった


実相寺昭雄監督


の追悼上映。
第1夜のこの日は
監督がTBS社員だった時代のテレビ作品からよりぬき11本立て。
すべて16ミリフィルムでの上映でした。


『ウルトラマン』
「第14話 真珠貝防衛指令」深海怪獣ガマクジラ
「第23話 故郷は地球」棲星怪獣ジャミラ
「第34話 空の贈り物」メガトン怪獣スカイドン
「第35話 怪獣墓場」亡霊怪獣シーボーズ

『ウルトラセブン』
「第8話 狙われた街」幻覚宇宙人メトロン星人
「第43話 第四惑星の悪夢」第四惑星人、ロボット長官、ロボット署長
「第45話 円盤が来た」サイケ宇宙人ベロリンガ星人

『怪奇大作戦』
「第4話 恐怖の電話」
「第5話 死神の子守唄」
「第23話 呪いの壺」
「第25話 京都買います」



会場は大入り満員、補助席設置の上、立ち見も出る盛況でした。
さすが、伝説の男・実相寺、人気あります。
言うまでもないことですが、客層は

実に9割5分が男で

ほぼ30代以上。

何とか自分の席を確保してほっと一息。
まわりの客席を見回しただけで、何やらキナ臭い匂いが漂ってきます。

しかしその後に私たちを待っていたのは
誰もが予想しえなかった

あまりにも濃すぎる映画体験

だったのです・・・


上映の前に河崎実監督(『日本以外全部沈没』『いかレスラー』)の
トークショーがあったのですが
話が始まって間もなく、質問コーナーでもないのに
いきなり観客の女性が手を上げました。

「すみません、痴漢です!」

どよめく会場。
劇場の係員が慌てて歩み寄り
一人のオッサンが粛々と引っ立てられて行きました・・・

ここで河崎監督、すかさず
「実相寺さんも、やっちゃいけないことばっかりやってた人ですからね〜」
「それでもボクはやってない、って感じですか?」
と如才のないコメント、一笑い持って行きました。さすがです。

その後、この事件に刺激を受けてしまったのか
私の席の近くに座っていたホームレス風の男性がひっきりなしに

「ちんぴょろすぽ〜ん」

などと解読不能な奇声をあげ続け
この人も続けて退場の憂き目に。


作品の上映が始まる前にして、すでにこの惨状。
やはり実相寺のファン層は普通じゃない・・・
そのとき会場にいた者たちは、みな一様にこう思ったのでした。


今夜のオールナイトは

伝説になるぜ・・・



で、肝心の作品なんですけど
全部にコメントすると長くなっちゃいますので
私にとって特に衝撃的だった部分を2、3紹介するにとどめたいと思います。


まず、ずっと見たかった『怪奇大作戦』を初体験できたこと。

“サブカル界のヨンさま”こと岸田森

が見れて、超感激。
うぉ〜。確かにめっちゃかっこいい!
背広もいいけど
普通の地味〜な作業服着て電信柱登ってるとことか萌え。
女子たちはきっとこの

“危険な匂いのする公務員”

というテイストにやられてるんだろうな、と納得。

「京都買います」は岸田森の恋愛感情が絡んでくるエピソード。

愛した女が、突然仏像に変身!

みうらじゅんが仏像好きになったのは
この話をズリネタにしてたからであろう
・ ・・と邪推してみたり。


『ウルトラセブン』では
有名な「狙われた街」がやはりずばぬけて良かった。
まさか生きている間にこの

伝説のちゃぶ台シーン

をスクリーンで見れる日が来るとは!
どろんとした原色の映像が大画面でさらに迫力を増し
もーヤバいっすよこのトリップ感!
リンチが『イレイザーヘッド』をカラーで撮ったら
こんな色になるんじゃないかなぁ、なんて思ったり。


『ウルトラマン』ではやっぱり「空の贈り物」でしょうか。

とりあえず、死ぬ程笑いました。

ハヤタ隊員がベータカプセルと間違えてスプーン出しちゃうのは
この話だったんですねー。

このシーンを完全移植した

「ぱちんこウルトラマン」の

制作スタッフに乾杯!



追悼上映の第二夜「怪奇とエロスの世界」は3月17日。
上映作品は『帝都物語』『悪徳の栄え』『屋根裏の散歩者』『D坂の殺人事件』。

今度はどんなハプニングが起こるんでしょうか。
楽しみですね!るるる!





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by taku-nishikawa | 2007-02-12 21:27 | 奇人変人地獄 | Comments(5)
『ハッスル・アンド・フロウ』(2005年・米)
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この間ゴールデン街で飲んだとき
隣の酔っぱらったオッサンが褒めてたので
見てみたらめっちゃ面白いぢゃないですか!

名も知らぬオッサン

どうもありがとう。


いわゆる

“ギャングスタ・ラッパー”

の成り上がりムービー。
ポン引きでヤクの売人で

この街から抜け出すためには音楽しかねぇんだぁぁぁ

みたいな定番のやつ。


だいたいラップって
音楽が組み上がっていく過程がわかりやすいので
見てるだけで一緒に作ってる感じがして
すごく映画向きの素材だと思うんですよね。
『8mile』もいい映画でしたけど
これもかなり・・・いや、こっちの方が面白いかも。


主人公の男は、250ドルする高級マイクを手に入れるために
自分の女に

マイク屋のオッサンの下半身のマイク

をしゃぶらせたりする最低な奴なんですが(あー言っちゃった)
不思議に憎めないのは
脚本がいいのか、役者の演技がうまいからなのか。
演じているのは『クラッシュ』でタンディ・ニュートンのダンナ役をやっていた
テレンス・ハワードという俳優。
よく見ると少女漫画っぽい目をしてます。


シンプルなサクセスストーリーと見せかけて
最後にひとひねり。
単純な仕掛けだけどこれがなかなか効いてます。

むしろラップが苦手な人にオススメ。


昨年度のベスト10、第6位にランクインでっす!





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by taku-nishikawa | 2007-02-11 09:43 | ノンセクション地獄 | Comments(0)
『2番目のキス』(2005年・アメリカ)
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このご時世、配給会社の人もいろいろ大変だと思うので
いつもこの手のことにはあんまり文句言わないんですけど


この邦題って


どーなのよ?


ドリュー・バリモア主演作のタイトルには今までに

25年目のキス』

50回目のファースト・キス』

ってのがありまして、今回3段落ちのトリとして

2番目のキス』が来たわけです。

(未公開で『百万回のウィンク』ってのもある)

スティーブン・セガールの「沈黙シリーズ」よろしく
「数字シリーズ」で売ろうっちゅー訳ですか?

まったく浸透

してませんからぁぁぁ!!!


おかげで、ファレリー兄弟の新作だということにまったく気づかず
劇場公開時はあっさりスルーしてしまいました。
しかも映画の中には

「2番目のキス」なんてフレーズは一切出てきません。

無茶な邦題つけて、ヒットすりゃいいですよ別に。
これ、思いっきりコケてそうじゃないですか…もう。ぶつぶつ。



で、そんなダメ邦題とは似ても似つかない原題は『Fever Pitch』

原作はニック・ホーンビィ(※)の処女作で
プレミアリーグの強豪チーム

アーセナル

の熱狂的ファン(通は“ガナーズ”と呼ぶ)の男が主人公。

※『アバウト・ア・ボーイ』『ハイ・フィデリティ』と
 ニック・ホーンビィの小説はすべて映画化されている。
 主人公はいつでも「大人になれない男」。



強豪チームと書きましたが、小説の時代背景はほとんど
“プレミアリーグ”という名前ができる前の話。

アーセン・ベンゲル

が監督になって、いい選手が増え
毎年優勝争いをするようになった今のチーム状況とはまったく正反対。
当時のアーセナルといえば

「退屈なプレーと肝心なところでの勝負弱さ」

の代名詞だったのです。

この小説は本国イギリスでも
コリン・ファース主演で一度映画化されたんですが
これがイマイチぱっとしない出来でして
日本ではあえなくビデオスルー。
(邦題『ぼくのプレミア・ライフ』)


で、これをアメリカでリメイクしたのが本作なんですが
こちらはサッカー不毛の地でありますから
当然のこととしてテーマは野球に置き換えられました。
選ばれたチームはといいますと

ボストン・レッドソックス。

なるほど!と私はひざを打ちました。
いや、実は疑問に思ってたんです。
ファレリー兄弟みたいに独自路線を行く監督が
どうしてわざわざリメイクもののオファーを受けたのかなって。

なーんだ。

あの兄弟

ソックスファンなんじゃん。


”バンビーノの呪い”解除記念で
一発映画でも撮っとこーかと、ま、そーゆー訳です。
自分のご贔屓チームをテーマに映画を作れるなら
断る奴ぁいないですよね。


ストーリーには別に驚くような展開はなくて

「私とレッドソックス、どっちが大事なのっ!?」

ってオーソドックスなテーマをのまわりをぐるぐる回ります。
ラブコメとして見るとはなはだ中途半端な出来で
女の子は見ても全然楽しくないと思います。
むしろ男向け。

身につまされる輩は

少なくないでしょう。



えーと、最後にスティーブン・キングのファンにお知らせ。

御大、始球式シーンで2秒だけ登場。

奴さんも好きですな・・・






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by taku-nishikawa | 2007-02-10 14:38 | すぽぉつ地獄 | Comments(0)
『マッスルモンク』(2003年・香港)
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『墨攻』『インファナル・アフェア』などで人気の
アジアの大スター、アンディ・ラウが

坊主頭に肉襦袢

って偏差値低めの格好でDVDのパッケージに写ってます。
へぇ、コメディもやるんだ?と軽い気持ちで借りてきたんですが
この時は2時間後に自分が

地獄の底へ突き落とされる

ことになろうとは、夢にも思いませんでした・・・。
ちなみにこの映画、監督が2人いまして
片方は最近何かと話題のジョニー・トゥです。


主人公のビッグガイ(アンディ・ラウ)は、元は名のある寺で修行した武僧。
しかし今はすっかり落ちぶれ、筋肉自慢の男性ストリッパーになっています。
あるきっかけで女刑事・フンイー(セシリア・チャン)と知り合い
その人間離れした体術を生かして彼女のピンチを救い、犯人逮捕に協力
見事に難事件を解決してしまうビッグガイなのでした。
(ちなみに犯人はインド人で、エスパー伊藤と同じくカバンに入るのが特技)



え?普通っぽい?
そう・・・ここまでは普通のアクションコメディだったんですよ。
しかしこれはまったくの序章に過ぎず
観客はここから強制的に

ブレーキの壊れた

ジェットコースター

へ乗り込まされることになります。


実はビッグガイには、恋人が殺されるという悲惨な過去があり
それ以来、人の前世が見えるようになったという設定。

前世で殺生を行った人間は
因果応報の理によって
前世で自分がやったのと同じやり方で
殺される運命にあるらしい。

で、ビッグガイが見てしまったフンイーの前世というのがなんと


生首をぶら下げた


日本兵。

・・・『オーラの泉』には絶対に出てこない前世です。
この時点で、私はこの映画を娯楽映画として見ることを諦めました。

ビッグガイは彼女の運命を変えようと努力します。
映画なんだから、何とかなると思うじゃないですか。
しかし驚いたことにこれが・・・

何ともなんないんですよぉぉ!(涙)

どーせ死ぬなら
ビッグガイの恋人を殺して山に逃げ込んだ犯人を捕まえて死のうと
一人で山に入っていくフンイー。
ビッグガイはそれを知り後を追いますが時すでに遅く
山の中で見つけたのは

フンイーの首なし死体。


首はそばの木の枝に、真っ青に変色してぶら下がっております。
私も今までそれなりにたくさん映画を見てきましたが
ヒロインの生首がそのものズバリで画面に映るのは

この映画と『デビルマン』だけ!!!

(『セブン』は最後まで箱の中でしたからね)

ビッグガイは復讐をすべく山中をさまようんですが・・・
この先がですねぇ・・・
何か急に幻想的ってゆーか哲学的ってゆーか・・・
思いっきり大上段の芸術的不条理映画に変貌を遂げまして・・・

正直よくわかんないんですわ、結論。

やっと見つけたと思った犯人は・・・

自分でした!

みたいな。

すいません、読んでてフラストレーション溜まりますよね。
でもね・・・

実際に見た私の方が

溜まってんですよぉぉ!!

お手軽コメディだと思って借りてきたのに。
あのおバカなパッケージは罠だったんですね。
あー怖い・・・映画って怖い・・・。





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by taku-nishikawa | 2007-02-06 23:41 | 奇人変人地獄 | Comments(7)
『ワイルド・パーティ』(1979年・米)
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前回の記事、興奮しすぎで
我ながら何を言いたいのかさっぱりわかりませんな・・・。
「頭が悪いのに理屈っぽい」という
私の性格で最もたちの悪い面が最大限に発揮されており
改めて読むと吐きそうになります。
『TVチャンピオン』で“自己嫌悪”の回があったら
ぜひ出場してみたいと思います、にしかわです。


・・・さて、ラス・メイヤーといいますと
最近ではすっかりオサレの代名詞。
カリスマ編集者・川崎某とか元ピチカート・ファイブの小西某とかいった
都会のオサレ伝道師たちに祭り上げられ
私のようなオサレ要素皆無の人間にとっては
すっかり敷居が高くなってしまいました。

しかし、もともとは奴もエロス側の人間
民衆の性欲のために体制と闘った、プロレタリアートの一人のはず。

がんばれ エロス

負けるな エロス

DVDが放つオサレ光線で、体中の皮膚がケロイド状になるのも構わず
身命投げ打ってレンタルして参りました。


映画の内容を一言でいってしまうと
頭のネジが外れたハリウッドセレブたちと
金に釣られてそのまわりに集まってきた有象無象の
いかれたパーティ・ライフを描いた群像劇。

・・・要するに

私が最も苦手な部類の映画なのであります。


私は昔っから金持ちの乱痴気騒ぎってのにまったく興味が持てなくて
ヴィスコンティなんかは貴族出身というだけの理由でほとんど見ていず
好きな監督を聞かれると真っ先にフェリーニとか答えるわりには
『甘い生活』とか『カサノバ』とかいった
退廃した金持ちが出てくる映画は大嫌いなのです。

で、結局この『ワイルド・パーティ』はどうだったのかといいますと

めっさ面白いんですよ、これが!


特徴1:出てくる女たちがことごとく(人工的な)美人。
特徴2:オパーイが死ぬほどでかい。
特徴3:全員目がうつろ。
特徴4:登場人物がひどい目にあっても、全然悲しくない。



巨乳のバービー&

巨根のケンたちが繰り広げる人形劇

みたいな感じですかね。
ショービズ界の妖怪たちに
純粋な若者たちの青春が踏みにじられていく様を
えへへ、えへへ、と笑いながら見る映画です。

レズとかホモとかナチスとかアンドロギュヌスとか
変態さんが大挙出演してて、祝祭感覚満点。

ラス・メイヤー版『犬神家』

といった趣です。


この映画を見てわかったことは
私が今まで金持ちのぐだぐだ映画を嫌っていたのは
ぐだぐだ自体が嫌なのではなくて
奴らが出してくる
「ボクってこんなにダメなんだ。かわいそうでしょ?」とゆー

自己憐憫光線

「こんなダメな私を見て頂戴!」とゆー

ナルシスト光線

が嫌いだったんだなー、と。

ラス・メイヤーの映画にはウェットさが微塵もなくて
登場人物たちがさくさくと地獄に堕ちていくので
変な話ですが


ものすごく爽やか。


あんまり心地よかったんで
ヤフオクで2000円くらいで出回ってる
ラス・メイヤーのコンプリート・ボックス(中国版・バッタモン)
買っちゃおうかなーなんて思ってます。
るるる!





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by taku-nishikawa | 2007-02-05 12:56 | お色気地獄 | Comments(2)
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