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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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<   2006年 12月 ( 18 )   > この月の画像一覧
2006年ベスト&ワースト
昨年末もそうだったんだけど
うちも一応映画ブログを名乗ってる手前
こーゆーのやっといた方がいいんだろうなーと
今年の公開作一覧を眺め

あまりの見てなさに凹む。

特に邦画がこれだけ豊作の年に
次から次へとハズレをつかむ自分の選択眼のなさに呆れる。
見たら絶対ベスト10に入りそうな
『ゆれる』『松子』『ヨコハマメリー』『木更津キャッツ』
を全て見逃し、洋画でも
『マーダー・ライド・ショー2』『トランスアメリカ』『麦の穂を揺らす風』
をことごとくパス。
特に10年以上待ちに待ってたベルイマンの新作
『サラバンド』を見逃した自分が許せない。

見たい映画が見れない・・・
とひたすらイライラしてたような1年でした。

以下、そんな愚痴っぽい男のベスト10&ワースト3です。


【ベスト】

1位 グエムル・漢江の怪物

2位 ローズ・イン・タイドランド

3位 トゥモロー・ワールド

4位 プライドと偏見
5位 ジャーヘッド
6位 トム・ヤム・クン!
7位 メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬
8位 硫黄島からの手紙
9位 リトル・ミス・サンシャイン
10位 スーパーマン・リターンズ



【ワースト】

1位 レディ・イン・ザ・ウォーター

2位 THE有頂天ホテル

3位 DEATH NOTE


ベストよりワーストの方が充実してる気がするのが悲しい・・・
来年こそはもうちょっと

素敵な自分になれますように。るるる。





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by taku-nishikawa | 2006-12-31 09:36 | 映画雑感 | Comments(6)
『硫黄島からの手紙』(2006年・米)
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『父親たちの星条旗』でスカ引いた私。
正直この硫黄島2部作の片割れ
見たいという気持ちよりは、どちらかというと義務感とゆーか

毒を食らわば毒々モンスター東京に現る

的なノリで見に行きました。


始まってまずほっとしたのは

さすがに同国人の顔は見分けがつくぅ!

ということでした。
おそらくアメリカの観客の何割かは、『星条旗』の時の私のように
登場人物が判別できず、途中で挫折していると思います。

先に『星条旗』を見てますので
華々しい戦争映画を期待したりはしていませんでしたが
まぁ、簡単に言うと暗い。すごく暗い。話もだけど、画面も。
というのも、この映画の中の日本軍は
ご存知の通り、ほとんど地下トンネルの中で戦っているからです。

戦闘シーン自体は、『プライベート・ライアン』や『星条旗』と同じく
リアルに徹して描かれているのですが

地下トンネルという閉鎖空間

を舞台にしたことが
この映画に、ある種のうねりというか
グルーヴ感のようなものを与えていて、そこがすごく面白かったです。

特に後半、二宮くんと加瀬亮が
トンネルの中をどんどん敗走していくあたりは
前に行った京都の清水寺や長野の善光寺の

“胎内めぐり”

を思い出し、ぶるぶる震えながら見ていました。

ダンテの『神曲』じゃないですが
この映画、二宮くんを中心にした

地獄巡り

の構造になっているんじゃないかと。
(すいませんインテリっぽいことが言ってみたかったんです・・・)

神話的、ってゆーと言い過ぎかもしれませんが
そういう寓話的な要素とリアルな要素がうまくマッチしていて
これは凄い映画だなぁと思いました。


最後に、俳優についてですが
二宮くんや加瀬亮やケン・ワタナベや伊原剛志なんかは
ほっといても他の人が褒めると思いますので

私は裕木奈江をひいきしたいと思います。

二宮くんとの童顔夫婦は、なかなかに良かった。
この2人、アメリカ人の目から見ると
おそらく子供にしか見えないでしょう。

子供だけど大人だった当時の日本人

このキャスティングにはイーストウッドのそんな意図を感じました。

二宮くんの役を、日本の戦争映画にありがちな

純真無垢な童貞少年兵

でなく、既婚者のキャラクターにしたことが
この映画の重要なポイントだと思います。





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by taku-nishikawa | 2006-12-30 16:02 | 戦争はらわた地獄 | Comments(5)
『デート・ウィズ・ドリュー』(2004年・米)
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クイズ番組の賞金で1100ドルを手に入れた男。
男はその金を溜まっている家賃の支払いにあてようとするが
突然、あるひらめきが天から舞い降りる。
この金を使って、長年の夢を実現できないだろうか?
家電チェーンの30日間クーリングオフ制度を悪用し
無料でビデオカメラを調達。
ひとりの男があらゆる手段を駆使して
夢を叶えるため奔走する姿を綴ったドキュメンタリー。

男が5歳の頃から夢見ていたのは

一度でいいから

ドリュー・バリモアとデートしてみたい

という
とてつもなく下らない望みであった・・・


『電波少年』に10年前から慣れ親しんでいた日本人の目から見ると
最近のアメリカのこういった肉弾系低俗ドキュメンタリーは
今ひとつ新鮮さに欠けるというのが正直なところです。
話題の『ジャッカス』なんかも内容の過激さは確かに凄まじいですが
(さすがに日本のテレビでは馬のザーメン一気飲みは放送できない)
企画としての新しさはまったく感じません。
『トゥルーマン・ショー』ももう8年も前の作品ですが
“究極のやらせ番組”を描いたあの映画を初めて見た時も
あまり驚きはなかったですもんね。
それは私たちがテレビで毎日のように
なすびだの坂本ちゃんだの鉄棒少女だのといった
“別の形のトゥルーマン”をすでに見ていたからなのだと思います。

とゆー訳で、多少色眼鏡をかけてこの映画を見た私ですが
こうやってうだうだ前置きをしたわりには

めちゃめちゃ楽しんでしまいました。

企画自体は前述のごとく特に真新しいものではないのですが
監督・主演のブライアンのキャラクターがどこか憎めず
観客は知らず知らず、拳を握り締めて彼を応援してしまいます。

ま、ここで私が何を言おうと

「だまされたと思って」系の映画

であることには変わりなく
正月休み、暇で暇でしょうがない人は
あまり期待せずに見に行くと、おいしい思いができると思います。


ちなみに私は高校生の頃、ほぼ毎日のように

宮沢りえとの脳内デート

に出かけておりました。

しかし、すべて望むがままの妄想であるにも関わらず
自分とサンタフェが仲良くしている様子がどうしても想像できず
いつも会話の少ない、気まずいデートに終わることがほとんど。
ベッドシーンなんかにはまったくたどり着けませんでした。
(ま、ベッド担当にはまた別の人材がいたということです・・・)

一般に、世の童貞くんたちは
エロ妄想したい放題のように語られることが多いですが

妄想ですら羽ばたけない自分がいる。

それもまた、童貞にとって
ひとつの原風景なのではないでしょうか・・・




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by taku-nishikawa | 2006-12-28 15:37 | お笑い地獄 | Comments(2)
キングが選ぶ2006年ベスト・ムービー
昨日の記事で
『イカとクジラ』がスティーブン・キングの2005年ベスト映画と書きましたが
実は2006年版ベスト10がすでに発表されております。
(以下allcinema ONLINEより引用)


1.『Pan's Labyrinth』

2.『ユナイテッド93』

3.『ディパーテッド』

4.『007/カジノ・ロワイヤル』

5.『ディセント』

6.『The Illusionist』

7.『スネーク・フライト』

8.『Waist Deep』

9.『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』

10.『世界最速のインディアン』


1位の『Pan's Labyrinth』はギジェルモ・デル・トロの新作。
公式ページ
『デビルズ・バックボーン』に続き、またスペイン内戦時代が舞台らしいです。
予告が死ぬほど面白そうなんで前から注目してたんですが
さらにキングのお墨付きとあっちゃ、もう期待せずにはいられません。
日本での公開日はまだ未定。
いやー、1日でも早く見たいですなー。

『カジノ・ロワイヤル』は正月休みのだらだら期間に
親戚一同連れてたぶん見に行くであろうからいいとして
問題は5位の『ディセント』
これ、主役の女子の顔が気に食わんという理由だけで
シカトぶっこいてたんです、私。
しかしこのランキング見て気になって、監督の名前調べてみたら
『ドッグ・ソルジャー』撮った人じゃないですか!
あの映画、大好きだったんですよね・・・
うんちく一切抜きの、イギリス産アナログ血みどろ狼男映画。
これ知ってたら絶対見に行ったのにぃ。
今日にでもDVD借りに行こう。うん。

6位の『The Illusionist』は、
エドワード・ノートン主演の奇術師の話。
共演にポール・ジアマッティ、ジェシカ・ビール。
これも予告編見る限りかなり面白そうです。
公式ページ

で、7位の『スネーク・フライト』・・・
これを劇場に見に行けなかったことが、私の今年最大の恥です。
もう打ち首獄門に処されても文句は言えません。
いや、むしろ罰してほしい。
小人に脇の下を先のとがった棒でちくちくされながら
「何で行かなかったんだ!何で行かなかったんだ!」って。

8位の『Waist Deep』
『ワイルド・スピード2』に出てたタイリーズ・ギブソン主演のアクション。
ブラック・ムービーなんで、日本公開はなさそうかな。

10位の『世界最速のインディアン』
もう劇場でちょこちょこ予告がかかってますね。
アンソニー・ホプキンスがロケットみたいな車に乗って氷上を爆走してます。
年甲斐もない感じがかなりそそる。これは絶対見に行きます。
公式ページ


・・・とだらだら書いてきましたが
そもそもキングの映画の趣味をどこまで信用できるかといいますと

あの10年に1本の傑作、キューブリック版『シャイニング』に納得せず
舎弟のミック・ギャリスに

腰砕けなリメイク

を作らせ・・・

満を持して自らメガホンを取った作品が

歴史に残るバカ映画

『地獄のデビル・トラック』・・・

ま、だいたいが『クリープショー』で

体中から緑の苔生やかして狂喜してるオッサン

ですからね・・・



推して知るべし。






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by taku-nishikawa | 2006-12-26 03:55 | 映画雑感 | Comments(4)
『イカとクジラ』(2005年・米)
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全米で絶賛されたインテリ家族の悲喜劇。
スティーブン・キングはこの作品を2005年のベスト1に選び

「こんな恐ろしい映画は見たことがない」

と評した。


徹夜明けだったにもかかわらず
この映画なら大丈夫かなーと思って見てきました。
全然眠くはならなかったですが
個人的に今年のベスト3に入るくらいの期待度で
ちょっとハードルが上がりすぎてたようです。
ま、にしかわ的には75点くらいですかね。
子供の描き方がどーも感傷的に過ぎる感じがして。
両親は良かったです。特にローラ・リニー。
誰一人賛成してくれないですが
やっぱこの人は小池栄子に似てると思います。
演技力は「タコちゅう」と「シロナガスクジラ」くらいの開きがありますが。
あ、あとテニスコーチ役のウィリアム・ボールドウィンが
ボンクラ丸出しで、いい味出してます。

これから見る人に変な先入観を持たせるのも嫌なので
今回は、この映画見て思い出した
子供時代の個人的な体験について書きたいと思います。
そういう意味では結構
いつも使ってないチャンネルを開いてくれる映画ではありました。


思い出1:

タイトルの由来にもなっているのですが、主人公の男の子は
ニューヨーク自然博物館に展示されている
大王イカとマッコウクジラのジオラマを見るのが怖い
という設定になっています。

私の場合、怖かったのは海亀
あれはどこの水族館だったのかなぁ…
かなり小さかったので覚えてないのですが、そこの水族館では
海亀がいっぱい泳いでいるプールを
高いところから見下ろす構造になっていたんですね。
海亀は人肉を食ったりしないということは頭ではわかってはいても
自分がプールに落ちる光景が頭に浮かんでどうしようもなく
持ち前の高所恐怖症も手伝い
プールの柵にすら近づけなかったのを覚えています。
あ、あと今思い出したけど
上野の科学博物館のらせん階段も怖かった。
らせんの中央にフーコーの振り子が吊ってあるやつ。


思い出2:

主人公の弟が、鼻の穴にカシューナッツを詰めて
取れなくなるというシーンがあります。

私の場合は、耳にピーナツでした。
指で取ろうとしたらどんどん奥まで入ってしまい
その時は恐ろしくて誰にも言えず

もう世界の終わりだと思いました。

3日後くらいに、風呂に入っていたときに
ふやけたピーナツがぽろっと出てきて、一件落着。


思い出3:

主人公(高校生)が
父親と一緒に『ブルー・ベルベット』を見に行くシーンがあります。
イザベラ・ロッセリーニが全裸で家に逃げ込んで来て
狂ったように叫びまくるカットが映ります。

私の場合は、唐十郎の映画でした。
タイトルは覚えてないのですが
中学に上がるか上がらないかくらいの頃
両親に連れられて、名画座で見ました。
殿山泰司が、股を広げた女子高生のスカートの中に顔を突っ込んで
「きれいじゃぁ…きれいじゃぁ…」とエロ感動するシーンは
きっと死ぬまで忘れません。

そういう方面にはかなり無頓着なうちの両親でも
さすがに気まずかったらしく
「なぁ、もう帰ろうか…」
と何度も言ってきましたが
なぜか私は頑として譲らず、最後までしっかり見ました。
エロが見たかったからと言うより

エロなんかに負けるか

という意地だったのだと思います。


…えー、という訳で『イカとクジラ』絶賛公開中!

たまには素朴な作文もいいもんですね。
何の役にも立ちゃしませんが…





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by taku-nishikawa | 2006-12-25 13:11 | お笑い地獄 | Comments(2)
ブラック・マンデー
仕事だから、楽しいことばかりじゃない

とゆーのがこの世の道理ではありますが
今日、私の身にも

この職業の一番悲しい側面

がかいま見える出来事が起こりましたので
漫画家・ライター志望のよいこのみなさんに向けて
ひとつの教訓として報告したいと思います。


某週刊誌編集長との電話にて。

「あ、にしかわさん、原稿読みましたよ」
「はいはい。どうでした?」
「あー・・・えーっとですね・・・
 基本的にはOKなんですが・・・ちょっと表現的に・・・」
「は?」
「いや・・・あの・・・

『うんこ』
って言葉が3回出てくるじゃないですか。

 ちょっとしつこいんじゃないかなーと・・・
 1回目の『うんこ』は生かして、後の2つは他の表現にできませんかね」
「は、はぁ・・・」

「あと、『排泄物軍団』って言葉なんですけど

 コレもちょっとウチの読者層的にキビシいんですよね・・・」
「・・・・・・」


いい大人が2人

まっ昼間から大真面目な顔して

うんこの話ですよ。

「うんこを生かす」って何ですか・・・
山は死にますか河は死にますかうんこは死にますか。

この会話してる時の私を誰かが見たら
かなり泣けると思いますね。
電話切った後

まわりの風景がちょっとセピア色

に見えました・・・




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by taku-nishikawa | 2006-12-19 23:07 | 仁義無き日常 | Comments(0)
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005年・米/カナダ)
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いやぁ、やっと見れましたよぉ。

うちの近所のビデオ屋、1本(DVDだから1枚か)しか入荷しないんだもん!
ここ、品揃えが結構マニアックだし
1本100円で見れるからご愛顧しまくってるけど
こういうとき困るんですよね…


平凡で善良に見えた夫が
ちゃら〜ん!
実は元マフィアでした。


とゆー

えっコレ、クローネンバーグですか?

ぐちゃぐちゃどろどろずるずるむけむけ

でおなじみの
カナダ一の変態クローネンバーグさんの作品ですか?


と聞いてしまいそうなシンプルなお話。

別に監督の名前を意識しなくても、普通に面白く見れちゃいます。
エド・ハリスめっさ怖いし。
ウィリアム・ハートの顔、赤ちゃんみたいでかわいいし。


・・・しかしねぇ、やっぱ相当の意地悪ですよこの監督。

主人公のオッサンは、血みどろの過去を隠して
平穏な家庭生活を送っているわけなんですけれども
いったん本性を現すと


界王拳10倍!!!


ってくらい強いんですよ。
悪魔のような動きで次々と人間を殺していく様はまさに芸術。
アート・オブ・ウォー。
基本的にリアルで地味な描写が続く映画なので
何か、このシーンだけ違うジャンルの映画みたいなんです。
当然、観客はそのめくるめくアクションに引き込まれますわな。


で、その“暴力”に対して“平穏な日常”がある訳なんですが
これの描き方がねぇ、なんかもう

悪意に満ちてるんですよ。


象徴的なシーンが、前半にある夫婦のベッドシーン。
中年も中年のかみさんがチアガールのコスプレして

ゴー!ワイルドキャッツ!

とあらぬことを絶叫しながらダンナに迫るんですね。

いや、いつもの私だったら
この家庭内のささやかな変態行為を
どちらかというと幸せなシーンとして受け取ったと思うんですけど
こうクローネンバーグと長くつきあってると
あのオッサンが、この夫婦を暖かい目で見てる感じがどうもしてこない。

ちゃんと仕事をして、それなりの収入があって
家もあって、子供たちはいい子に育っているけど

どこかが歪んでいる。

ハツカネズミが夢中になって車輪をくるくる回すけど
結局全ては籠の中、みたいな閉塞感をどうしても感じてしまいます。


こんな悪趣味なもん先に見せられちゃあ
観客はみんな、前述したど派手な殺人シーンで

「こっちのヴィゴの方が素敵!」

って思っちゃう訳です。

はい、これすべて


クローネンバーグの


目論見どおり。


変態カナダ人がほくそ笑む姿が見えるようじゃあーりませんか。


実はこの映画にはもうひとつベッドシーンがありまして
そこでこの対比がさらに強調されます。
本性を現したダンナが

階段からずり落ちながらかみさんを犯す

というとんでもないシーン。

口ではダンナの暗黒面を否定するかみさんですが
どっちのシーンの方が感じてたかってゆーと・・・

はい、もうみなさんおわかりですね。

見た目よりヤバい映画なんです、ほんとに。
同じテーマを扱ってても、どこかガキっぽい『ファイト・クラブ』なんかより
私はこっちの方が怖かったですね。


またこの映画、もうちょっと引いた視点で眺めてみると

「 人は本性を隠したまま幸せになれるのか?」

「それで本当に人を幸せにできるのか?」

ってテーマも見えてきます。

個人的な話になりますが
私、大学が全然楽しくなくて2年までほとんど授業に出なかったんです。
で、もうやめちゃおうかなぁって思ったんですけど
私が大学に受かったときの祖父の喜びようが脳裏に浮かんできましてね・・・
自分のわがままでおじいちゃん泣かすのも何だかなぁってことで
それからいやいやながら学校に通い
ずるずる6年かかって、何とか卒業だけはしたんですわ。


で、学歴がまったく関係ない今の仕事。

「たく・・・お前・・・結婚は・・・」

とか言いながら

おじいちゃん去年死んじゃったし。


・・・・・・・・・・・・・・・・。
ま、色々考えさせる映画はいい映画ってことでね。


うくく。





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by taku-nishikawa | 2006-12-15 00:44 | ノンセクション地獄 | Comments(9)
『ファミリー』(2006・韓国)
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とっくに公開中ですけど
ちょっと前に試写で見ました。

鑑別所帰りの不良少女と
元警官の厳格な父親との間のすったもんだを描いた
タイトルどおりの家族ドラマ。
定番の白血病なんかも絡んじゃったりしてきます。


ま、直球ですね・・・

設定は現代ですけど
スケバンテイストとか、家の貧乏具合(魚屋です)とか見ると
日本でいうなら『あしたのジョー』『タイガーマスク』あたりの

梶原一騎的生活感。

で、ノリは大映ドラマでしょうか。

こう言っちゃなんですけど、この程度だったら
日本のテレビドラマ見てた方が楽しいんじゃないかなぁと。
家族を描いたドラマって、予算が安く済むってのもあるんでしょうけど
いつの時代も途切れずに脈々と受け継がれてるじゃないですか。
私が見て育った世代だけでも久世光彦、向田邦子、山田太一、等々。
倉本聡なんかも

かなりうさんくさいオッサン

だとは思うんですけど(『優しい時間』、本物のクソでした)
『北の国から』の“毎回きっちりツボ押してくれる感”とか
基本的な部分では、それなりに信用してるんですよね、私。

確かに今の韓国映画って、底辺のレベルが上がってて
どうしようもないハズレとかほとんどお目にかからないんでですけど
こーゆーのは別に輸入しなくてもいいんじゃなかなぁと思いました・・・





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by taku-nishikawa | 2006-12-12 23:39 | 懐かし地獄 | Comments(5)
ピーナツバター
すいません・・・
落花生フレーバーの痰が出るのは
何かの病気なんでしょうか・・・



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by taku-nishikawa | 2006-12-11 21:11 | 仁義無き日常 | Comments(3)
シネマの廃人
私、実はある映画サークルに入っております。
かなり口にするのに勇気がいるんですけど・・・


シネマの達人


とゆー、恥ずかしくて人に言えない名前のサークルに。

このサークル

毎週木曜の夜、とうもろこし畑で輪になってUFOを呼ぶ

といったような華々しい活動は特に行ってなくてですね
まぁ数ヶ月に1回、思い出したように飲み屋に集まっては
だらだら映画トークを繰り広げるというだけの

一切世の中のためにならない集団

なんですわ。

で、昨日このサークルの忘年会へ行って来たんですが
そこで行われた映画トークの内容が

ちょっと過去に例がないくらい

凄まじい腐りっぷり

だったので
少しばかり皆さんにもおすそ分けしたいと思います。


私が座ったのは初対面か、それに近い人ばかりのテーブルで
緊張しいで人見知りの激しい私としては

ああ、もう今日は終わった・・・

というテンションだったんですけれども
隣の席の人からの第一声が、いきなり尋常ではなかった。


「ブログで見たんですけど、にしかわさんってデブ専なんですか?」

「え・・・ああ、はい、一応」

「私もソフトデブ専なんですよぉ。仲間ですね!



・・・世の中にこんなお見合いがあったら
私はとっくのとうに結婚できていたであろうと
この時そう思いましたね。

どうもこのテーブルからはある種の磁力が放射されていたらしく

座ってる人はことごとく変態

という、天国だか地獄だかわからない状況だったのです。


『死化粧師オロスコ』というメキシコのドキュメンタリーをネタに
今流行の死体フェチ文化論をぶちあげるT嬢

『セクレタリー』の糞尿垂れ流し放置プレイを例に取り
変態同士の純愛 について長々と熱弁を振るうU嬢

『エマニュエル婦人』について
「ボカシの向こう側には
 無限の可能性が広がっていたんだ!」

声高にアンチ無修正派の名乗りを上げるK氏

ジェニファー・ティリーの唇の魅力について
ほっとけば1時間でもしゃべってそうなK嬢

『マルホランド・ドライブ』の主演女優2人のおっぱい比較から始まり
30分にわたり白熱した激論
“理想のおっぱいとは何か!?”

等々・・・


この延々4時間を超えたマニアック映画&下ネタトークの嵐の中にいると
何だか

自分が普通に思え・・・

いや、むしろ

オイラなんてかわいいもんだ!

上には上がいるということを実感した1夜でありました・・・


変態よいこのみなさん

これからもにしかわと仲良くして下さいね。


るるる。





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by taku-nishikawa | 2006-12-10 17:29 | 映画雑感 | Comments(2)
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