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漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
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カテゴリ:お色気地獄( 25 )
『ヌード・オブ・ザ・リングス マラの仲間』(2002・米)
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私の行きつけのレンタルショップ「GEO」には

“洋画セクシー”

とゆーコーナーがございます。
世間で言うところのAVとは別の場所にありまして
ここに置いてあるのは
例えば『ラストタンゴインパリ』とか『エマニュエル夫人』とか
『恍惚』とか『フリークスも人間も』とか『寄性蟲キラープッシー』とかいった
“一般映画だけどエロい”ヤツ。
そのコーナーに、私がかねてより非常に気になっていた作品群がございます。

いわゆる「エロパロ」映画。

例をあげましょうか。
左がオリジナル、右がエロパロタイトルです。

マトリックス→マゾリックス
ドリヴン→ヤリヴン
アリーmyラブ→アリーmyバイブ
パッチ・アダムズ→パッチ・アナルス
マーダーボール→マーラーボール
地獄の黙示録→地獄の黙痴録
ハムナプトラ→ハメナプトラ
タイタニック→パイパニック
グラディエーター→フェラディエーター
アメリカン・ビューティー→ハメリカン・ビューティー
パール・ハーバー→パール・マーラー
コナン・ザ・グレート→コカン・ザ・グレート

どうです。素晴らしいでしょう。
人間の叡智というものをひしひしと感じますね。

私はいつもこのコーナーを横目で見ながら
「もう少しだけ勇気があったら…」
と長いこと足踏みしていたのでした。

そんなある日、天啓が。
私は携帯配信コンテンツでバカ映画コラムを書いているのですが
「そーだ!仕事にすればいいんだ!」
と突如気づいたのです。

…機は熟した。

「仕事ですよ仕事ですよ仕方なく借りてるんですよー」
という顔をしながら私がレジに持って行ったソフトは

『ヌード・オブ・ザ・リングス マラの仲間』。

いや、どーせだからオリジナルをよく知ってるやつがいーな、と思いまして。
『ロード・オブ・ザ・リング』なら
エクステンディッド・バージョン3本一挙上映イベントにも行ったことあるし。

てな訳でダッシュで帰宅、すぐさまDVDをスロットに入れ再生ボタン。
誰も見てないのに「もー、仕事だからしょうがないよねー」という顔をして。


冒頭、『スターウォーズ』風に世界観を全部文字で説明(予算削減)。
おお、「Middle Earth」を「Central Earth」に変えてある。
「7つの指輪をすべて手にしたものは世界を手にする」…

微妙に『ドラゴンボール』入ってます。

現在指輪を6つまで集めている魔女ってのが登場するんですが
これが、ただのボンデージ着たおばさん。
「もうすぐ世界は私のもの…」とか言いながら
鏡に向かい、何の脈絡もなく股間をまさぐり始めます。

このシーン5分続く。

舞台はホビット村へ移りまして
病床のビルボ・バギンスとフロドのシーン。
フロドは本物のミゼットが演じています。
「わしはもう長くない。これを受け取ってくれ…」
とフロドに指輪を授けるおじいちゃん。

「指にはめるとエロい気持ちになるから

 絶対ハメちゃいかんぞ…」


と、中学生にエロ本あげて「オナニー禁止」を言い渡すような
無茶を言い出すおじいちゃん。

オリジナルと同じに、指輪を滅ぼすべく旅に出るフロド。
森の中で野宿している彼のところへ、2人の美女が…。
「私たち道に迷っちゃったの。添い寝していい?」
と都合のいいことを言い出します。

おお、ミゼットと美女2人の3Pか!

これは盛り上がる…と思いきや
ここは本当に添い寝するだけ。なんでやねん。

その後色々ありまして、マラの仲間、全員集合。
フロドと美女2人と、マッチョな半裸の剣士(アラゴルン…?)。

あのう…全部で4人しかいませんが…?

まぁ4Pが見れるからいいか、とゆーことでムリヤリ納得。

旅は続き、今度はゴラムが「ウガー」とか言いながら現れます。
黒の上下に安手のお面を頭からスッポリかぶった姿で
見た目は『ハエ男の逆襲』そっくり。
オリジナルの複雑な性格設定は一切なく、ただのバケモノ扱いです。
こいつがいきなり、フロドを一呑み。
ちなみにこのときフロドとバケモノはフレームアウトし

空しく悲鳴だけが聞こえます。

「ここは私に任せて!」と女の1人が言い放ち
バケモノの作り物のイボイボチンコにお口でサービス開始。
(パール・マーラーってこんなんかなぁ)
見事ゴラムを昇天させ、無事ピンチを乗り切りました。


…って、フロドはぁ!?


フロドなんか最初から存在しかったかのように
マラの仲間は滞りなく魔女との最終対決に勝利。
(魔法では決着がつかないわ!ベッドで勝負よ!とゆー投げやりな展開)
指輪を火口に投げ込んで、はい、めでたしめでたし。


…要するに、ただの洋ピンでした。
普通のAVとは逆に、こちらはストーリー追ってるんで
絡みのシーンが邪魔で邪魔で早送りしたくなります。
だって始まると5分くらいそれだけなんだもん。
本国では無修正だったのか知りませんが、接合部のアップ多すぎ。
画面全体がモザイクのみ…

「ヒントでピント」か!

象印賞でももらわないことにはやってられません。

つーか一番の問題は

フロドが一切いい目を見ていないこと。

アレか…ホビットはセックスするなってか。
明らかな人種差別だ!放送禁止だ!
…あ、もともと放送禁止ですか。失敬失敬。

(ちなみにこのDVDには続編が2本。『二つのマラ』と『王の股間』です…)





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by taku-nishikawa | 2008-09-13 21:01 | お色気地獄 | Comments(4)
『ゾンビ・ストリッパーズ』(2007・米)
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前回のおもらし記事の中に『クローン・ウォーズ』を入れ忘れました。
バイクで20分くらいの距離にあるシネコンのレイトショーに向かう途中、土砂降り。
全身びしょぬれのまま、冷房のよく効いた場内で震えながら見ました。
キャラクターがバタ臭いCG人形ってだけでハードル高いのに
ルーカス、マジでOK出したの?ってほど気の抜けた脚本。
「外伝」ってフツーもうちょっと面白いでしょ…。
途中、凍えておしっこが近くなりましたが
映画が異常につまんないので躊躇なくトイレに行けました。
とゆー訳で「星なし」でございます。


さてさて今日の本題、『ゾンビ・ストリッパーズ』。
初めてこの映画の存在を知った瞬間から、見れる日を心待ちにしておりました。
「ゾンビ」と「ストリッパー」という無敵の2単語で構成された
緊密にして完璧なこのタイトル。
たとえ(かなりの確立で)後悔することになろうとも

これを見なけりゃ生きてる意味がない。

町山氏の「現代版『死霊の盆踊り』」という評を聞き
かなりの覚悟で挑んだのですが
いや、なかなかどうして素晴らしい出来でした。


キーポイントはやはり、この2人のキャスティングに成功したこと。

ポルノの女王ジェナ・ジェイムスン&

ロバート“フレディ”イングランド。

洋ピンにはあんまり詳しくない私ですが
ジェナに関しては、おっぱいの形が特徴的なので覚えておりました。

ゾンビ女のストリップが大人気になる

とゆー、聞くからにアホらしい設定なんですが
これをジェナがやると、完璧な説得力が生まれるから凄い。
さすが元本職。

対するイングランドは、言わずと知れたホラー界の生ける伝説。
今回は違法ストリップ小屋のオーナー役で
そのどっしりした風格で作品に落ち着きを持たせると同時に
エクストリームな最低男っぷりで散々観客を笑かしてくれます。

かなりの低予算映画なので
大作と比べるとゾンビ破壊描写なんかは1段も2段も落ちますが
その余ったエネルギーをすべて注ぎ込んだ

ストリップシーンは異常なまでの迫力。

「花電車ゾンビスペシャル」等
言っちゃいたいネタはたくさんありますが
それは映画を見た人だけのご褒美とゆーことで。


しかもこの映画、東京での小屋が「銀座シネパトス」ってゆーじゃないですか。
あの東銀座の地下の、たまに地下鉄の音が聞こえる
下水臭い、向かいに大人のオモチャ屋があったりするシネパトス。

まさにこの映画の中の

地下ストリップ小屋さながらのハコ。

これはバーチャルリアリティー?
この映画を見るにはこれ以上ないシチュエーションと言えましょう。
個人的にシネパトスで鑑賞会開きたいくらいです。

映画館にゾンビが溢れるとゆー内容で
究極の疑似体験を企てて伝説となったパニック・ホラー

『デモンズ』の感動が今、再び!


(10月11日公開)



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by taku-nishikawa | 2008-09-03 16:16 | お色気地獄 | Comments(10)
『ア・ダーティ・シェイム』(2004・米)
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今朝も台所で後ろからがっついてきた発情夫を拒む
セックス嫌いの主婦・シルヴィア(トレイシー・ウルマン)。
このところ彼女の住む町が、少しおかしい。
隣の夫婦はいつも全裸暮らしで周囲にセックスを見せつけるし
最近近所に越してきた巨漢の3人組は、明らかにゲイの集団生活。
白昼に庭で堂々とマスターベーションをする男まで現れる始末。
シルヴィアは身内にも問題を抱えている。
実を言うと、シルヴィアの娘・カプリース(セルマ・ブレア)は
超爆乳(目測2メートル)のストリッパー志望。
放っておくとすぐ裸になりたがるので、部屋に鍵をかけて軟禁してある。
そんな町の変化を憂慮する、お堅いシルヴィアなのだったが
セックス教の教祖・レイ・レイ(ジョニー・ノックスヴィル)が
彼女の隠れた才能を見抜く。
シルヴィアこそ「セックスの素晴らしさを世に伝える、12番目の使徒」だというのだ。
あんたナニ言ってんのって感じの彼女だったが、その直後事故で頭を打ち
目覚めた彼女は「クンニの鬼」(やる方じゃなくてやられる方です)と化す。
時を同じくして町中の変態たちが一斉蜂起。
平和だった街に、ザーメンと愛液の嵐が吹き荒れるのだった…。



…まぁ粗筋をお読みになった時点でお察しがついたことと思いますが
そうです。監督はアノ人です。

変態王ジョン・ウォーターズ。

自分が昔作った『ヘアスプレー』がリメイクされ
アメリカの家族連れが「いい作品だ勉強になる」言うて
大挙して劇場へ押しかけていた時期に

ここまで低俗な映画を撮っていたとは!

年取っても丸くなる気配、寸分も無し。さすがです。


トレイシー・ウルマンもセルマ・ブレアも
品性のかけらもない演技でかなりいい線行ってるんですが
ノックスヴィルは教祖役にしてはちょっとインパクト足りなかったかなぁ。
『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』のスティーブン・ドーフの方が説得力ありました。
まぁ、ディヴァインがもしまだ生きてたら
この役は文句なしに彼女(彼?)のものだったでしょうが。

しかしこの映画、とにかく小技が凄い。
前編に渡って昔懐かしいポップスみたいのがかかってるんですが
この歌詞が全部エロ。

僕のチョコ味のアイスバーをさダーリン

ペロペロしちゃうんだ彼女…ドゥワップ!

みたいなね。
(いったいどこでこーゆーの探してくんでしょうか…)

美術さんもアホらしいとこに気がきいていて
背景にある「木の股」がじっとりと濡れていたり
淫乱女が歩くのにつれて
横にある植え込みが「ビン!ビン!ビン!」って勃起したり…。

私が一番笑ったのが、頭を打った人たちが変態に変身するシーン。
サイレント期の映画やら、昔のテレビとかから持ってきた
エロい感じの断片をばーって繋げてあるだけなんですが
これがやたらとおかしいのです。
この件に関しては、後でスタッフロールの中にある懐かしい名前を発見。
『バスケット・ケース』の

フランク・ヘネンロッター。

この昔のフィルム探してきたのが奴ってことらしい。
いやー「類は友を呼ぶ」と申しますか

変態同士、仲の良いことで何より。






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by taku-nishikawa | 2008-08-23 12:31 | お色気地獄 | Comments(2)
『小さな悪の華』(2007・仏)
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1時間半かけて書いた文章が

フリーズで消え・・・

たたた助けてててて

だ・・・

だ・・・

だだだ誰か

誰か

誰か誰か誰か

結婚けっこん結婚

してしてしてして

今すぐ



すぐ

結婚結婚結婚結婚

けっ

こん


死む・・・





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by taku-nishikawa | 2008-02-17 01:48 | お色気地獄 | Comments(4)
『ショートバス』(2006・米)
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奥歯に空いた大きな穴から入った黴菌が脳に回り
鬱・錯乱・幻聴などの症状に悩まされ続けた今週。

映画館へ気晴らしをしに行きたいのはやまやまだったのですが
ここんとこ近場のシネコンには
見たい映画が全然まわってこないので
あんまり期待せず情報誌をぺらぺらとめくっておったらですね
立川で『ショートバス』がかかっているじゃないですか。
原チャリで府中街道を40分ほどブッ飛ばし
久々に行ってきました、元・地元。


オーガズムを体験したことがない恋愛カウンセラー。
女王様の役を演じることに疲れたSM嬢。
恋人を過剰に愛しすぎて苦しむゲイの男と
その愛情を受け止めることができない彼の恋人。
毎晩深夜にニューヨークを出発する
フリーセックスの揺り籠“ショートバス”。
果たして性に悩める子羊たちは
無事、変態幼稚園へたどり着くことができるのでしょうか?



ファーストシーンからいきなり

全裸の男が自慰行為

であります。
普通にマスターベーションするだけならまだしも

ヨガのポーズで自分に顔射。

あー、そういう映画ですか。はいはい。
ゲイの3Pシーンで

アナルに口をつけたまま

「星条旗よ永遠なれ」を熱唱

というとんでもない描写があり、大爆笑。
(トランペットのミュートみたいにつけたり離したりするのよ)
私のリアクションが激し過ぎたせいで
まわりの客をドン引きさせてしまいました
すいません。

その後も変態セックスオンパレードのこの映画。

乱交ナンカアタリマエ~。(アルシンドの声で)

しかし慣れというのは恐ろしいもので
だんだんと何とも感じなくなります。
その乱交シーンってのも
数年前に見て地獄に突き落とされた
『ドッグ・デイズ』の吐き気を催すような醜悪さはなくて

乱交セラピー

とでも言うような、穏やかな癒しの雰囲気が漂っております。
こいつは新機軸。


この映画の片方の車輪がセックスだとすると
もう片方は、そう

グラウンド・ゼロ。

「9.11は自分が人生で感じた初めてのリアルだった」
というセリフが象徴するように

歴史上初めての本土への直接攻撃

を体験したニューヨーク市民は
いまだそのショック状態から立ち直っていないのです。
んーでその両輪が回って行き着く先は

深く傷ついたNYのみなさん

セックスをして癒されましょう!

一言で言うと、そーゆー映画。


もともとニューヨークというのは
世界で一番セラピストが繁盛してる街なのではと思うのですが
この映画の監督は

セラピーの限界

みたいなことも描きたかったんじゃないかと。
主人公の職業をカウンセラーにした意図は
そこらへんにあるのではないでしょうか。
“癒しの商売”が過剰な街ならではの発想ですな。


あの『ヘドヴィグ』の監督ということで
今回も音楽は素晴らしかったです。
特に、変態サロン“ショートバス”のバスガイド
ジャスティン・ボンド(NYアングラシーンの大物らしい)
のしっとりした歌声には、大いに感動しました。


オーガズムに達した経験がない女性というのを
自分も一人知っていますが
まぁ、みんな性に関しては悩むのが当然。
もともと遺伝子の命令でオートマチックにやらされていた行為に
自我なんつーめんどくさいものが乗っかったせいで
理由や理屈を自前で発明しなくちゃならなくなったんですものね。

セックスのことで悩まなくなったら

そんなものもう人間じゃない!

と言い切っちゃったりして。うふふ。
ちなみにこのセックスだらけの映画を見てる最中

私のは1度も大きくならず。

うくく・・・年齢ゆえの新たな悩みがぁ・・・。


とりあえず、傑作『ヘドヴィグ』が霞むくらい面白かったです。
ジョン・キャメロン・ミッチェル、次回作も楽しみですな~。





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by taku-nishikawa | 2007-09-26 23:47 | お色気地獄 | Comments(2)
『エロ将軍と二十一人の愛妾』(1972年・東映)
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2日続けてウンコウンコ叫んだらスッキリしましたので
本日は初夏の風のように爽やかな1本をご紹介したいと思います。

『エロ将軍と二十一人の愛妾(めかけ)


時は江戸、10代将軍家治の時代。
実質の権力を握っていた老中・田沼意次は
次期将軍に一ツ橋家の豊千代を強引に推挙した。
この豊千代、勉強の虫でクソ真面目なのはいいのだが
女についてはからっきし。
そこで将軍になる前に吉原で筆下ろしを、ということに。
しかしコトの最中、相手のおいらんが膣痙攣を起こし
女性器恐怖で再起不能になる豊千代。
将軍候補を失い、困り果てた田沼意次に助け舟を出したのは
女ネズミ小僧・弁天のお吉。
彼女が身代わりとして連れてきたのは
豊千代に瓜二つの風貌を持った、角助という男であった・・・

好色で知られる徳川11代将軍家斉は

実は農民の出だった?

という陰謀史観的パラレル時代劇。



初めて実物の女体を目にした豊千代とおいらんの会話が
この映画の雰囲気をよくあらわしておりますので
以下、そのシーンより引用。

「何だ、この豆のようなものは?」
「これは小さくとも、ゆっくり煮詰めれば
 次第に膨らんでくる豆でありんす」
「何豆と申すのじゃ。大豆か?えんどう豆か?いんげん豆か?」
「あちきのは“よがり豆”でありんすえ」
「何、よがり豆?」
「めしあがるコツは、とろ火でとろとろと煮立て
 このようにほどよく煮立ったところへ
 松茸をあしらえるのでありんすえ」


映画の前半は終始この調子で
こりゃただのエロバカ映画かと思いきや
後半、物語は

どんどんすごいことになっていきます。


農民パワー爆発で精力絶倫の角助。
最初こそ大奥とやりたい放題で幸せいっぱいでしたが
「権力は人を狂わせる」という昔からの言葉どおり

家来のチンコぶった切るわ

田沼意次の女房と娘いっぺんに犯すわと

徐々に常軌を逸した行動に出始めます。
地元の越後から呼び寄せた幼なじみのお菊が
大奥で責め殺されるに及んで

ついに角助発狂。

重罪を犯した囚人たちを江戸城に呼びよせ
大奥を前に「お前らの好きにせい!」と宣言したからさぁ大変。

一大乱交パーティの始まりです。

この地獄絵図に1人ほくそ笑む、女ネズミ小僧・弁天のお吉。
すべては徳川家に恨みを抱く彼女が描いたシナリオだったのです。

これがほんとのエロテロリスト。


混乱のさなか腹上死した角助にかわり
将軍になった豊千代には嫡子ができず

農民の角助や罪人

下賎のものたちの血が

徳川家の中に息づいていく・・・

という、何とも挑発的な含みを持たせて映画は終わります。



私の下手な文章でどのくらい伝わったか不安ですが
骨太のアナキズム魂を、伝奇時代劇のかたちに見事にまとめあげ
その上にエロと笑いで徹底的に観客を楽しませるという
マルキ・ド・サドの小説のような重層性。


This is the 映画。


ちょっと他に類を見ない、目からウロコの傑作であります!







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by taku-nishikawa | 2007-06-07 22:22 | お色気地獄 | Comments(4)
『ワイルド・パーティ』(1979年・米)
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前回の記事、興奮しすぎで
我ながら何を言いたいのかさっぱりわかりませんな・・・。
「頭が悪いのに理屈っぽい」という
私の性格で最もたちの悪い面が最大限に発揮されており
改めて読むと吐きそうになります。
『TVチャンピオン』で“自己嫌悪”の回があったら
ぜひ出場してみたいと思います、にしかわです。


・・・さて、ラス・メイヤーといいますと
最近ではすっかりオサレの代名詞。
カリスマ編集者・川崎某とか元ピチカート・ファイブの小西某とかいった
都会のオサレ伝道師たちに祭り上げられ
私のようなオサレ要素皆無の人間にとっては
すっかり敷居が高くなってしまいました。

しかし、もともとは奴もエロス側の人間
民衆の性欲のために体制と闘った、プロレタリアートの一人のはず。

がんばれ エロス

負けるな エロス

DVDが放つオサレ光線で、体中の皮膚がケロイド状になるのも構わず
身命投げ打ってレンタルして参りました。


映画の内容を一言でいってしまうと
頭のネジが外れたハリウッドセレブたちと
金に釣られてそのまわりに集まってきた有象無象の
いかれたパーティ・ライフを描いた群像劇。

・・・要するに

私が最も苦手な部類の映画なのであります。


私は昔っから金持ちの乱痴気騒ぎってのにまったく興味が持てなくて
ヴィスコンティなんかは貴族出身というだけの理由でほとんど見ていず
好きな監督を聞かれると真っ先にフェリーニとか答えるわりには
『甘い生活』とか『カサノバ』とかいった
退廃した金持ちが出てくる映画は大嫌いなのです。

で、結局この『ワイルド・パーティ』はどうだったのかといいますと

めっさ面白いんですよ、これが!


特徴1:出てくる女たちがことごとく(人工的な)美人。
特徴2:オパーイが死ぬほどでかい。
特徴3:全員目がうつろ。
特徴4:登場人物がひどい目にあっても、全然悲しくない。



巨乳のバービー&

巨根のケンたちが繰り広げる人形劇

みたいな感じですかね。
ショービズ界の妖怪たちに
純粋な若者たちの青春が踏みにじられていく様を
えへへ、えへへ、と笑いながら見る映画です。

レズとかホモとかナチスとかアンドロギュヌスとか
変態さんが大挙出演してて、祝祭感覚満点。

ラス・メイヤー版『犬神家』

といった趣です。


この映画を見てわかったことは
私が今まで金持ちのぐだぐだ映画を嫌っていたのは
ぐだぐだ自体が嫌なのではなくて
奴らが出してくる
「ボクってこんなにダメなんだ。かわいそうでしょ?」とゆー

自己憐憫光線

「こんなダメな私を見て頂戴!」とゆー

ナルシスト光線

が嫌いだったんだなー、と。

ラス・メイヤーの映画にはウェットさが微塵もなくて
登場人物たちがさくさくと地獄に堕ちていくので
変な話ですが


ものすごく爽やか。


あんまり心地よかったんで
ヤフオクで2000円くらいで出回ってる
ラス・メイヤーのコンプリート・ボックス(中国版・バッタモン)
買っちゃおうかなーなんて思ってます。
るるる!





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by taku-nishikawa | 2007-02-05 12:56 | お色気地獄 | Comments(2)
『デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?』(1999・米)
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今月からバカ映画に関するコラム連載のお仕事が始まりまして
毎日のように近所のビデオ屋の中を端から端まで歩き回り

猟犬のごとくバカ臭を追う日々。

そんな中、私の妖怪アンテナ(場所は股間ではありません)がピピピと反応し
手に取ったのが、この『デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?』であります。

ロブ・シュナイダー演ずるダメ男デュースが
ひょんなことから男娼(ジゴロ)稼業を始める。
毎晩金持ち美女を相手に夢の生活が始まるかと思いきや
デブ女、デカ女、ナルコレプシー女、強迫神経症女等々
一筋縄ではいかない顧客たちに四苦八苦。
そんな客の中で唯一まとも(に見える)ケイトに恋してしまうデュース。
二人の先に待っているのは果たしてハッピーエンドか?それとも?


・・・的なB級ドタバタ喜劇(言葉が古いねどーにも)です。
本国アメリカではかなりヒットしたらしいのですが
コメディ映画の常として、本邦劇場未公開。

ところで

ロブ・シュナイダーって誰よ!?

ってとこからですよね、やっぱ。

私は米コメディ界にまったく疎いので知らなかったのですが
「サタデー・ナイト・ライブ」に出演していた、有名なコメディアンだそうです。
アダム・サンドラーと大変仲良しのようで
サンドラー映画にはほとんど全部出演しています。
この映画の製作総指揮も彼。


さて、ビデオをデッキに入れまして
ほうれん草とソーセージのパスタを食いながら(不要な情報)見始めたんですが

まーハズレの臭いしかしない。

「ぬるい」「ゆるい」「生臭い」の3拍子が揃っちゃってます。
もともとそんなに期待して借りてきた訳じゃないですから、あきらめも早い。
あーはいはいとだらだら流し見してましたらですね
・・・途中からちょっと状況が変わってきたんですよ。

主人公にしつこくつきまとう刑事のおっさんがいるんですが
この人が、画面に出てくるたびに

自分の性器を露出するんです。

彼はどうやらペニスの細さがコンプレックスらしく
涙ながらに自己を卑下します。

俺のは世界一の細チンだと。

スパゲティ並みに細いのだと。

女性誌によると、女はみんな太チンが好きらしいと。


食事中の方もいらっしゃると思うので具体的な描写は控えますが
にしかわも多かれ少なかれ
これと似たような悩みを抱えて毎日を生きております。
気がつくとブラウン管に向かい、震える声でこう呟いていました。


このオッサンは


俺だ・・・



とゆー訳ですっかり感情移入しつつ残りを見ておったのですが
あろうことか、この映画の中でもう一つミラクルが起こりました。

ヒロインの片足が義足。

いや、私が高校生の頃にめちゃめちゃ好きだった女の子がですね
足が悪くて、片足をちょっと引きずってたんですよ。
当時まだこの言葉はありませんでしたが
今だったら確実に

足の悪い子萌え〜

と表現すべき感情だったと思います。

あ、今私のこと変態って思いましたね・・・
そんなアナタは『アルプスの少女ハイジ』をご覧になってませんでしたか?
あの話、主人公のハイジは完全な性格ブス、どちらかというとヒール役で
真のヒロインはクララだったと私は思っています。
クララのチャームポイントは何だったか覚えてますか?

もち、車椅子。

この例からも明らかなように
「足の悪い子萌え」の感情は、古くからこの世に存在していたのです。
『蜘蛛女』のレナ・オリンも途中で足がちょん切れますし
最近では『ロング・エンゲージメント』のオドレイ・トゥトゥが
歩くときに足を引きずっては、世の男たちの目線を釘付けにしておりました。
エヴァの綾波レイで顔面包帯フェチが激増したように
「足の悪い子萌え」の時代は、すぐそこまで来ているのかもしれないのです・・・


まったく期待せず見たこの映画ですが
完璧なB級下ネタコメディを装いつつ
誰もが抱えるコンプレックスを鮮やかに覆してみせる
侮りがたい逸品でございました。


さて実は、本国アメリカではこの映画の続編がすでに公開済み。

『Deuce Bigalow: European Gigolo』

今回は主人公がヨーロッパに渡り
またもやジゴロ稼業に精を出す(我ながらウマイ)ストーリーだそうです。
そして何とこの作品でロブ・シュナイダーが

見事ラジー賞・主演男優賞を受賞!

ワー!パチパチ!
・・・続編も日本での劇場公開はないでしょう。確実に。





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by taku-nishikawa | 2006-11-13 03:46 | お色気地獄 | Comments(7)
『マッハGoGoGo』(2008・米)
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このアニメ、若い人は知ってるんでしょうか。
タツノコプロ制作で、日本での放映終了後、海外に輸出され大ヒット。
特にアメリカには熱狂的なファンが数多くいて
ハリウッド実写版が来年夏から撮影開始だそうです。
ちなみにアメリカでのタイトルは『Speed Racer』。

数日前、この映画の脚本・監督を

ウォシャウスキー兄弟

が担当することが発表されました。

メガホンを取るのは『マトリックス・レボリューションズ』以来
実に5年ぶりとなります。
この間、『Vフォー・ヴェンデッタ』の製作・脚本を除いては
彼らの名前を一切聞きませんでした。

ご存じの方も多いと思いますが、この5年の間に

お兄ちゃんのラリーが

性転換して女性になってしまいました。

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これだけでも凄い話なんですが
ラリーさんが元の奥さんと別れて、一緒に住みだした相手がまた強烈。

SM界のカリスマ

イルザ・ストリックス女王様。

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金髪巨乳が繰り出すハードコアプレイに
その筋のハリウッドVIPはことごとく骨抜きにされているらしい。


さらにこれでも話は終わらなくて
イルザ様の元ダンナってのがまた凄い。

ポルノ俳優のバック・エンジェル。

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見た目はプロレスラーみたいなんですが

実はこの人、女性。

彼女(・・・)の出演している無修正ビデオをちらっと見ましたが

確かに・・・ございません。

この人が奥さんをラリーに取られたのを根に持って
マスコミを巻き込んで泥沼の大論戦になっているらしいんですね。


まさにびっくり人間大集合。

ここまで来るともう世も末というか
毎日真面目に生きているのがアホらしくなります。


とゆーわけで、ビザール地獄のまっただ中にいるラリーさん。

子供の夢である『マッハGoGoGo』が

18禁映画にならないことを祈ります・・・



※今回の記事の元ネタは、おなじみ町山ブログ
 やばい動画へのリンクも張ってありますので
 お子ちゃまたちは気を付けて行ってらっしゃいませ。






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by taku-nishikawa | 2006-11-07 23:59 | お色気地獄 | Comments(6)
『ガール・ネクスト・ドア』(2004・米)
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どんな人でも世の中に一人は「天敵」がいるものです。
私のような心の広いよい子ちゃんにも
やはり目の上のたんこばきばじ的存在が。

親愛なる我が天敵の名は

キンバリー・バウアー。

通称キム。
そう。『24』のジャック・バウアーの娘です。

ファンの方の多くが肯かれることと思いますが
『24』の中で起きるトラブルの

実に8割はこのバカ女が原因。

また、この女とつきあった男は
死んだり足ちょんぎられたり、ことごとく不幸になるという

神懸かり的な下げマン女

でもあります。

『24』を見ていて、画面にこのファッキンビッチが出てくると
私は必ずテレビの前で
「死ね!今すぐ死ねー!」と全力で叫んでいるのですが
私の祈りが天に届くことはなく
核戦争後のゴキブリのようにしぶとく生き残り続けるキムなのです。
(4thシーズン以降見てないんですけど、まさか死んでませんよね?)


さて、この『ガール・ネクスト・ドア』という映画
キム役のエリシャ・カスバートの初主演作ということで
『24』のビデオにしつこく予告が入っていたのですが

死んでも見るか!!!

と今までずっと思っておりました。

・・・しかし人間というものは不思議なもので
あまりに嫌いすぎると、逆に興味が湧くんですね。
ビデオ屋に行くたびに、気がつくとこの映画に目が行っている自分。
それでも理性の力でここまで何とか持ちこたえてきたのですが
先日、とうとう魔が差してしまいました。

そこにブーブークッションがあると知りながら
どうしても座らずにはいられない・・・


ぶって!


駄目な私をぶって!


とゆーわけで、見ちゃいましたよ。るるる。
(何とここまで全部前置きでした・・・長っ!)


勉強ができて品行方正、おまけに生徒会長も務める高校生マシュー。
そんな彼が住む家の隣に、ダニエルという娘が越してくる。
この女がまぁ、カーテン開けっ放しで裸になったり(お約束)するもんで
童貞くんとしてはまぁ、見ちゃいますわな。つーか凝視ですわな。
いろいろすったもんだあった挙げ句、2人はつきあうように。
奔放で自由な(そして巨乳な)ダニエル嬢に、マシュー君はもう夢中!
まさにお色気版ドラえもん。
しかし彼女の職業は・・・

AV女優だったのです!!!


とゆー、昔北の国の方で聞いたことのあるストーリー。

で、肝心の感想ですが、これが

案外・・・面白い・・・


思うに、ベクトルは逆であっても
「好き」と「嫌い」という2つの感情は
どちらも膨大なエネルギーを生み出す訳です。
つまらない映画というのは、要するにそのどちらでもない映画のことで
「大嫌い」と思った時点で、すでに気になっているということなんですね。

「喧嘩するほど仲が良い」という

古今東西のラブコメの定説に照らしてみると
もしかして私・・・


ラストでキムと


結ばれちゃう運命かも!


とゆーわけで、『24』6thシーズンの新キャストには
にしかわたく、にしかわたくをよろしく〜


・・・しかし
こんなどーでもいい映画について
こんなに長い文章を書く奴、他にいないぞ。





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by taku-nishikawa | 2006-10-15 04:18 | お色気地獄 | Comments(2)
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