エキサイトブログ ホーム | ブログトップ | サイトマップ

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
supported by Happinet
トップ
カテゴリ:アクション地獄( 26 )
『ICHI 市』(2008・ワーナー)
e0000251_22141129.jpg

それにしても綾瀬はるかが

おかしなことになってます。


プロデューサーのオッサンたちの妄想力を
この娘の中の何かが否応もなく掻き立てるんでしょうな。
「この子にあんなコトや、こんなコトしてほしい…」
で、「あんなコト」ってのがサイボーグで
「こんなコト」ってのが座頭市と…

歪んどる・・・

歪んどるぞオッサンども!

…ま、面白けりゃいーんですけどね。面白けりゃ。


ひとりで旅を続ける盲目の娘・市(綾瀬はるか)。
彼女は戒律を破り仲間から追放された“はなれ瞽女”だ。
眉目秀麗、三味線と唄の腕前は一級
そしてひとたび仕込み杖を抜けば、市に敵う男はいない…。



『はなれ瞽女おりん』という映画(有馬稲子の舞台も有名)をご存知でしょうか。
篠田正浩が女房の岩下志麻を主人公に、1977年に撮った映画。
男に手篭めにされたおりんがはなれ瞽女になり
(瞽女の掟では、男を作ることは厳禁)
幼い頃に生き別れた父親を探して旅をする…という物語。

“女版座頭市”という印象が強い本作ですが
物語のベースはむしろこの『はなれ瞽女おりん』。
ただでさえ現代より各段に生きづらかったはずの時代に
女の身で、盲目、そして宿無し。
弱者同士の生活共同体であった瞽女というグループからも追放された
いわば

アウトサイダーの中のアウトサイダー。

それこそ一日一日を生き延びることすら難しい
体を売れば物乞いもする、そうせざるを得ない存在だった訳です。

そういった現実の残酷さは本作にもある程度ですが受け継がれ
(綾瀬はるかのレイプシーンあり)
現代劇にはない魅力になっていると言っていいでしょう。
(さすがに「どめくら!」とかは言いませんけどね)


では気になる殺陣の方はどうか。

座頭市といえば、勝新の殺陣。
低い姿勢で、コマのようにアクロバティックに動き回る
とても人間の動きとは思えない異常な早技。
本作ではそういうイレギュラーさをあえて選ばず
正統派の居合に徹しています。
綾瀬はるか、剣技はもちろん初めてでしょうが
撮り方の工夫もあって、そんなに悪くない。


この映画の問題は、ズバリ脚本。

書いたのは『NANA』や『大奥』の、浅野妙子ってゆー人。

市を守ろうとする浪人(大沢たかお)
昔かたぎのヤクザの二代目・虎次(窪塚洋介)
野武士集団のボス、悪役の万鬼(中村獅堂)
とゆーサブキャラたちの描き方が、どーにもぬるい。
それぞれが過去のトラウマとか、コンプレックスで動いてるんですが
この内容があまりにも現代的とゆーか

そんなことどーでもええやん!

ってな、超ミクロなことでウジウジしてるんです。
江戸時代ですよ、江戸時代。
「現代の若者にもアピール」ってことで連ドラの女脚本家連れてきたんでしょーが
切った張ったのモチベーションとしては、あまりにも説得力不足。

『シグルイ』読んで出直してきやがれ!

ってなもんです。

…ただし私、終盤の展開にちょっとだけ感情移入。
ネタバレになるので詳しくは申せませんが
この映画の中心テーマとなる、原初的な命題を最後に叫んで
今日の記事の終わりにしたいと思います…。

強姦にSAY NO!和姦にSAY YES!

ヤッて命の泉湧く。

(10月25日公開)





ブログランキング〜
↓大人になってから食らう説教は辛いです。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2008-10-13 22:29 | アクション地獄 | Comments(8)
『バッドボーイズ2バッド』(2003・米)
e0000251_150195.jpg

はい まぶたがだんだん重くなるー
さかのぼるさかのぼるどんどんさかのぼるー
前世の記憶までさかのぼるー
むかーしむかし、微妙なむかし
バッドなボーイズが暴れる映画がありましたー

なぜ今さら?。

…あれですよ。
何にも考えたくない夜ってあるじゃないですか、生きてると。
「今日は“いい映画”だけは死んでもみたくない」って夜が。
今まで借りようと思ったことなんか1度もなかったのに
ワゴンセールで100円で売ってるの見つけて
気がついたらビデオ持ってレジに並んじゃってるみたいな夜が!


私はこの映画、今回が初めてで、1作目も見てません。
ピストルバンバンな映画って、もともとあんまり好きじゃないんです。

根がインテリなもので。ウフフ。


監督マイケル・ベイだし
まぁ無難に作ってあるんじゃないかな…との予想が
ファーストシーンでいきなり覆されます。

K.K.K.登場。

ほぉーしょっぱなからその面倒くさいとこ来ますか。
これは思ってたより…。
『ホット・ファズ』のキモオタ田舎ポリスが真似していた

二挺拳銃横っ飛びスペシャル

のオリジナルもここで拝めます。


次の見せ場は、ド派手なカーアクション。
何台もの車を積んだ巨大トレーラーから投げ捨てられる自動車を避けながら
銀色のフェラーリを駆る我らがバッドボーイズ。
『フレンチ・コネクション』や『ボーン・アイデンティティ』のような
ストイックなカーチェイスとは対極の、金にモノを言わせた物量戦ですが
これはこれでかなり迫力があります。


実はこのシーンに関して、ある味わい深いエピソードが。
前に町山氏がどっかでしゃべってたのを聞いてびっくりしたのですが
マイケル・ベイは子供の頃、母親に

「あなたのお父さんは

ジョン・フランケンハイマーなのよ」

と聞かされて育てられていたらしいのです。
まだ見ぬ父の影を求めて、映画館へ通うマイケル少年…。
大監督フランケンハイマーが『フレンチ・コネクション2』なんかで魅せた
ごっついカーチェイスに憧れ
「自分も映画監督になれば、お父さんに近づけるかもしれない」と
けなげにも映画の道を志したというのです。
後年、フランケンハイマー本人は親子関係をあっさり否定。
町山氏が言うには、マイケル・ベイの映画のあまりのひどさに
巨匠としては血縁を認めたくなかったんじゃないか、と。
『バッド・ボーイズ2バッド』の車両運搬トレーラーを使ったアクションも
他の映画の丸パクリであると、氏は切って捨てています。
(何の映画かは忘れましたすいません)


…そんな話を聞いておりましたので
かつてのマイケル少年が一生懸命背伸びして作ったカーアクションを
私は、愛しさと切なさと心強さとを胸に見ておりました。


しかしですね、この映画にはもうひとつ
大掛かりなカーアクションシーンがございます。

霊柩車チェイス。

霊柩車を使ったカーアクション自体は
どこかで見たことはあるのですが
この映画が素敵なのは、霊柩車を追っかけるうちに

死体がぼとぼと落っこちる。

んでもって道路に転がった死体を
主人公たちの乗った車がバンバン轢いていくんです。

あぁ…オッサンの首取れちゃったよ!

みたいな。
バカ度満点の、素晴らしいカーチェイスです。
マイケル坊や、そんなに捨てたもんでもないじゃんよ。


ハリウッドのバカ監督代表

みたいに言われるマイケル・ベイ。
その指摘がかなりの部分正しいことは認めざるを得ませんが
こーゆーバカがもしいなくなったら、寂しいと思いますよ、映画界。

ヤンキー抜きのお祭りは味気ない。

がんばれ家なき子マイケル!





ブログランキング〜
↓梨うまーい。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2008-09-24 01:53 | アクション地獄 | Comments(2)
『ワイルド・バレット』(2008・米)
e0000251_22543373.jpg

ポスト・タランティーノ時代

とゆー無駄にかっこいい時代に突入して久しいクライムアクション映画界。
まぁ本当に、まさしく雨後のタケノコのごとく
タランティーノ風味の映画がたくさんたくさん作られました。
テンポを早めてとにかく詰め込んだ奴とか(ガイ・リッチー)
お手軽にスタイルだけ真似した奴とか(石井克人)
残虐方面だけを肥大化させた奴とか(イーライ・ロス)。

もう2年前くらいになりますか
やはりタランティーノ色を強く感じさせる
『スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい』って映画がありました。
これを見た私の感想は…

面白いはずなのに面白くない。

…かなりよくできてたと思うんですよ。
ある意味では、本家を超えるくらいに。
「良いタラちゃん」「おいしいタラちゃん」ばかりを詰め込んで
ご贈答用にいかがですか?って感じに。
でもこの映画が

あの頃のタラちゃん的価値

をいまだに追っかけてるのが見えてしまった時点で
なんだか萎えている自分がおりました。
『デス・プルーフ』を見れば明らかなように
タラちゃん本人すら、もう以前とは違うところに立っているのに。

要するに私は何が言いたいのか。
簡潔に表現いたしますと、次のようになります。

おやつもいいけどカレーもね!

もとい

真似すんのはいいけど

魂のない映画だけは作ってくれるな。



まぁそれはともかく
タラちゃんの子供たちは相変わらず元気です。
そんな玉石混交のオモチャ箱の中から
今年は『シューテム・アップ』という世紀の大発見がありましたが
もう1本、凄い映画がやってきます。

『ワイルド・バレット』。

なんせタラちゃん自身が
この新人監督を全力で褒めちぎっている。

ウェイン・クラマーは、脅威の監督だ。
この映画1本で、ウォルター・ヒルやロバート・アルドリッチのような
巨匠たちが住む神殿にいきなり飛び込んできた。


タラちゃんはわりと簡単に絶賛しがちな人ではあるんですが
それにしてもこの褒め方は尋常じゃない。

で、実際に映画を見てみたらですね…

面白いんです

コレが

めちゃくちゃ!


(倒置法使いすぎるくらい興奮したとゆーことで、ひとつ)


ニュージャージーの夜の街を舞台に
一丁のリボルバーとロシア人少年を巡って
イタリアンマフィア、ロシアンマフィア、汚職警官、ポン引き
売春婦、ホームレス、サイコキラー夫婦が
入り乱れてのバトルロイヤル。


この映画の魅力を少しでも伝えるべく
事件の発端となる、ロシア人少年の家族が登場するシーンを
試しに文章に置き換えてみましょう。


夕飯時、少年が帰宅すると
電気を消した居間のソファーに上半身裸の父親が座っており
ジョン・ウェインの『11人のカウボーイ』のビデオを食い入るように見ている。
スキンヘッドでガリガリに痩せた父親の背中には
巨大なジョン・ウェインの刺青が彫ってある。
部屋全体に異様な緊張感が漲っており
この父親の精神状態が普通でないことが一瞬にして知れる。
「おい、お前もここに来てデューク(ジョン・ウェインの愛称)の映画を見ろよ」
と息子に命令する父親。
「ここだ。このシーンでデュークが殺されるんだ。
 俺は子供の頃、この映画の8ミリフィルムを持っていた。
 俺はそれをフィルムが擦り切れるまで見たよ。
 アメリカへ来て、テレビでやっていた『11人のカウボーイ』を見て俺は驚いた。
 デュークが殺されるシーンがあるんだからな。
 俺の『11人のカウボーイ』は10分で終わってしまう編集版だったが
 あの不死身のデュークが、俺は本当に好きだった…」
子供は硬い表情を崩さないまま、言い返す。
「僕は見たくない。
 その映画はもう何十回も見せられたし、ジョン・ウェインなんか大嫌いだ」
その言葉に烈火の如く怒り、息子に殴りかかろうとする父親。
そこへ、美人だがいかにも弱々しい母親が、食事の乗った皿を手にして現れる。
「夕飯にしましょう。あなたの好きなTVディナーよ…」
「俺は今、デュークの話をしてるんだ!この馬鹿女が!」
吸っていた煙草を食べ物に擦り付けて消す父親。
その隙に二階へ駆け上る息子。
「あの子は育ち盛りなのよ。食事をさせなければ」
と言って階段を上ろうとする母親の顔を、手加減なしで思いっきり殴る父親。
「この家に、デュークを馬鹿にする奴に食わせる飯はねぇ!」
鼻血を流して倒れた母親を罵倒する父親。
その時、背後に気配を感じて振り返ると
能面のような顔をした息子が立っている。
リボルバーの銃口をまっすぐ父親に向けて。

「父さん、デュークはホモなんだってさ」

そして夜の街に、一発の銃声が鳴り響く…。


どうでしょう。
拙い文章と頼りない記憶で、3%くらいしか再現できませんでしたが
(8ミリフィルムは5分だったっけ・・・?)
少しは面白さが伝わりましたでしょうか。


脚本はいいし、演出はいいし、俳優もいいし、テンポも最高。
そこにこの映画の魅力をもうひとつ付け加えるなら

“夜の街”の不気味な存在感。

実はこの映画、チェコで撮影されております。
このこと自体は最近のハリウッド映画ではそう珍しいことではないんですが
プラハに作られた「妄想のニュージャージー」セットの“狭さ”と“息苦しさ”が
現実と非現実、どちらとも言い切れない独特の雰囲気を映画に与えている。
私はこれを見ていて、石井輝男の『黒線地帯』を思い出しました。


まーとにかく、見ないと確実に損する1本。
公開規模はあんまり大きくなさそうですが
何を措いても劇場へ行かれることをオススメいたします。


最後に…この邦題、何とかならなかったんスかねぇ。
『ワイルド・バレット』・・・

いかにもTSUTAYAの

“未公開作品棚”に並んでそう!

中身は最高なんですから、気合入れて宣伝しましょうよぉアートポートさん。

(10月11日公開)




ブログランキング〜
↓集中豪雨の中数年ぶりに開催された家族麻雀で四暗刻をツモった。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2008-08-29 23:11 | アクション地獄 | Comments(3)
『ドラゴン・キングダム』(2008・米)
e0000251_2222216.jpg

カンフーマニアのいじめられっ子・ジェイソン。
チャイナタウンの質屋で彼が偶然発見したのは、なんと孫悟空の如意棒。
古代中国を思わせる謎の王国“キングダム”へと
タイムスリップしたジェイソンは
石に封じ込められた孫悟空を救うべく、五行山へ向かう。
道中出会うのが、酔拳の達人ルー・ヤン(ジャッキー・チェン)と
謎の武僧サイレント・モンク(ジェット・リー)。
最強の師匠2人のもとで修行を積んだジェイソンを待ち受けるのものは…
果たして彼は無事使命を成し遂げ、元の世界へ戻ることができるのか?



まーはっきり言ってね

映画の作りはユルいっすよ。

冒頭から、『グリーン・ディスティニー』等でおなじみの
かっこいいんだか悪いんだかよくわからない
マヌケなワイヤーアクション(びよ〜ん)で幕を開け

あー…またコレっすか…

という暗澹たる気分に。

主人公をカンフーオタクにしたのはいいアイデアだと思うんですが
ファミリー向けを意識してか

どーにもオタク度が甘い。

こちらとしてはストーリーの枠をはみだすくらいの
過剰なオタク知識の暴走が見たいんですけどね…。
まぁ世の中の監督がみんなタランティーノみたいになっても困りますが。

ストーリーも“西遊記の外伝”と言えば聞こえはいいですが
ぶっちゃけテキトーですからね…。
わざわざ「キングダム」って架空世界を設定した理由も不明だし。


そんなこんなでこの映画、ここまでは良くも悪くも
ごくごくフツーのファミリー・ムービーでしかないんですけれども
あるシーンを境に、がらっと様相が変わります。

ジャッキー・チェンVSジェット・リー

現代カンフー界の両巨頭

初の直接対決。

今までぬるかった風呂が、いきなり沸騰。
包茎チンコがあっち死に(『平家物語』より)なんですよ!


仲の良い友人同士とは報じられていますけれども
立場からしてお互い意識しない訳がない。
火花散るプライドのぶつかりあい。
戦う2人のテンションが尋常じゃないのはもちろん
振り付けのイェン・ウーピンと監督のボンクラヤンキーも
ここだけは異常に気合が入っていて

歴史的なシーンを撮ってやる!

というスタッフ全員のオーラが
スクリーンから立ちのぼる立ちのぼる。

特に感動したのが
本格カンフー映画は久々のジャッキー。
このブログに何度か書いてます通り
私はこの人のコミカル感が昔から非常に苦手でして
はっきり言ってなめてたんですが
この人の使う

”殺し技としての酔拳”

の重さと鋭さに
目からウロコでございました。


時間にすれば5分にも満たないシーンだと思うんですけれど
いやーいいもん見せてもらいました。

ここだけで1800円の価値はある!

…たぶんね。
(8月26日公開)





ブログランキング〜
↓ここが限界なのだろうか。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2008-07-23 22:27 | アクション地獄 | Comments(12)
『少林寺拳法』(1975・東映)
e0000251_961435.jpg

どーにもこーにも

千葉ちゃんに夢中なのである。

アクションスターにここまで溺れたのは
生まれて初めてのような気がします。
関根勤の気持ちがやっとわかりました!


この映画で描かれるのは

日本少林寺連盟の開祖

宗道臣の半生。


私は少林寺拳法ってゆーと
結構女の子がやってる印象があって
空手とか柔道に比べて、爽やかなイメージだったのですが
この開祖さんの人生は・・・

愛と暴力が交差する

阿鼻叫喚の血の池地獄。



白眉は、門下生の妹をレイプした安岡力也を懲らしめるくだり。

悪者をさんざんぶっとばした挙げ句
「こんなもんぶらさげているからいかんのだ」のセリフとともに

ホタテマンのチンコを

ハサミでぶった切る千葉ちゃん!

噴き出す血潮、泣き叫ぶ安岡力也。
そしてとどめ・・・


切り取ったチンコ


犬に食わす


千葉ちゃん!


犬、しっぽ振って嬉しそう!



平成のぬるま湯に慣れた観客に冷や水を浴びせるような
予想を超えて逸脱して行く暴力シーンの数々。
このエクストリームっぷりは果たして
戦後のどさくさのせいなのか
70年代のせいなのか
東映のせいなのか
鈴木則文のせいなのか
千葉ちゃんのせいなのか

・・・おそらくその全部です。







ブログランキング〜
↓現在9位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2008-02-11 09:12 | アクション地獄 | Comments(4)
『片腕カンフー対空とぶギロチン』(1975・香港)
e0000251_1672557.jpg

昨日に続いてタラちゃんがらみ。

(『トゥルー・ロマンス』の映画館のシーンでかかってたのは
『女必殺拳』らしいっス)

現在『デス・プルーフ』が話題になってるとはいえ
二重の意味で時代遅れな作品選びで申し訳なし。


これまでにも何度か書いてきたことですが

私はカンフー映画が苦手です。

どのくらい苦手かってゆーと
『キル・ビル』がらみでこの映画の存在を知って以来、DVD借りること3度。
その3度とも見ずに返しております。
4度目の今回でやっと最後まで鑑賞。


“片腕ドラゴン”こと兪天竜(ジミー・ウォン)は
誰からも尊敬される武術道場の師範。
一方、彼に弟子を殺され復讐に燃える盲目の老人が。
伝説の武器“空飛ぶギロチン”の使い手・封神(カム・カン)である。
各国の武道家を招いて開かれた武術大会をバックに
2人の技と力と策略(ここポイント)の限りを尽くした死闘が今、始まる!

清朝(満州族)の圧制vs明再興を掲げる革命戦士って構図は
名作『少林寺三十六房』と同じですが
実際のところ本編の内容とはほとんど関係ありません。



では、この映画に出てくる数々の名勝負を
順を追って解説いたしましょう。

バトル1:片腕ドラゴン対ヨガ戦士

そもそも「ヨガ=武術」と言い切っていること自体が問題なのですが
まぁインドなら何が起こっても不思議はないということで。
ゴムゴムの実の能力者らしきインド人の長~い腕を
逆手に取って柱にしばりつけ
その隙にボコボコに殴り殺して片腕ドラゴンの勝利!


バトル2:片腕ドラゴン対ムエタイくん

床が鉄板になっている小屋におびき入れられたムエタイくん。
弟子たちによって小屋の床下に火が放たれたからさぁ大変。
はだしの足がじゅーじゅー焼け爛れます。
そんな、戦いどころではないムエタイくんに容赦なく襲いかかるのは
こちらは無論しっかり靴を履いている我らが片腕ドラゴン!
どうにかして窓から逃げ出そうとするムエタイくんでしたが
小屋のまわりを取り囲んだ弟子たち(50人くらいはいる)が
槍で突いてくるのでそれもなりません。
なすすべなくタイ風チャーシューと成り果てて
いい感じに焦げ死ぬムエタイくんなのでした。


バトル3:片腕ドラゴン対エロ日本人

相手は無刀流を名乗る日本人。
女に欲情したという罪だけで
彼に片腕ドラゴンの神の鉄槌が!
日本人、ドラゴンが胸に仕込んだ刀でぐっさり刺され死亡。
実はこれは彼自身が大会で見せた手口だったのです。
さすが片腕ドラゴン
使えるズル技は見たらすぐ自分のモノに!


ファイナルバトル:片腕ドラゴン対封神

まず問題なのは“空飛ぶギロチン”という奇天烈な武器。
赤い帽子みたいのの内側に鋭い刃がついており
封神が絶妙のコントロールで敵の頭にかぶせ、紐を引くと

はい首チョンパ。

文章で書くと凄そうですが、実際の映像はかなりしょっぱく
どう見てもそんなに強力な武器とは思えないのですが
この映画の中では異常なまでに恐れられています。

・・・で考えました片腕ドラゴン。
バトルフィールドにあらかじめ竹の林を作り
ギロチンの刃こぼれを誘い、まず相手の武器を無力化。

次に片腕ドラゴン
あらかじめ用意していた大量の鳩を部屋の中に放ちます。
盲人である封神は鳥の羽音で聴覚までも奪われ
なすすべがありません。

そして片腕ドラゴン
あらかじめ用意していた手斧発射機(用意しすぎだ!)を
封神に向けて乱射。
かよわい老人の体に、次々と突き刺さる手斧。
さすがの封神も、瀕死の状況に。
相手が無抵抗状態に陥ったのをしっかり確認し
ここで初めて肉弾戦を挑む我らが片腕ドラゴン!
必殺ドラゴンパンチが見事命中し、老人はとうとう絶命したのでした。
めでたしめでたし。



ひっ・・・


ひどすぎる!!!


この主人公、何がむかつくって
一見、いかにも人格者面してるところ。

自分が復讐者にねらわれているという事実が判明した時点では
「弟子たちに危険が及ばぬよう」とか言って
すぐに道場を解散したくせに
コト自分の命がヤバいとなると恥も外聞もなくなって
散らばった弟子たちを呼び戻し

数の力と練りに練った策略で

寄ってたかって敵を虐殺。


いったいどっちが悪役だよ!
奴こそ映画史に残るダークヒーローであります・・・。







ブログランキング〜
↓現在5位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-09-14 15:59 | アクション地獄 | Comments(5)
『女必殺拳 危機一発』(1974・東映)
e0000251_3293673.jpg

映画が始まってから1分ちょっと
ヒロインの志穂美悦子が投げたナイフが
悪役の雑魚の胸にぐさり。雑魚、死亡。
コレを見て私は思いました。

ああこれがホンモノの悦子なのね。

何を言ってるのかと思われるでしょうが
私の世代にとっての志穂美悦子というと
『宇宙からのメッセージ』の
レーア姫(いや、違う名前だったと思いますがね)とか
『二代目はクリスチャン』とかいった
一応のアクションシーンはありつつも
お茶の間で流しても気まずくならない程度の
マイルドかつぬるめのアクション女優だったわけですよ。

この『女必殺拳 危機一発』は志穂美悦子の主演2作目。
(同じ年に撮られた『女必殺拳』が主演デビュー)
この映画で私たちが目にするのは、一人の新人女優とゆーよりも

野獣千葉真一の直弟子。

千葉ちゃんばりのエキセントリックな叫び声と
ハードかつ残酷な殺し技としてのカラテが
70年代の東映という最高に自由な舞台の上で
思う存分披露されることになるのであります。


香港と日本のハーフであるカラテガール・紅竜(志穂美悦子)は
行方不明になった親友を探しに、日本へやってきます。
東京で宝石デザイナーをしている姉(田中久子)との再会に喜ぶ紅竜でしたが
実はこの姉、当の友人を誘拐した犯罪組織のボス(室田日出男)に
力ずくで手込めにされ、悪事の片棒を担がされているのです。
誘拐された娘たちは

尻に手術で宝石を埋め込まれ

(座るとき痛そう・・・)
密輸入の道具にさせられた上、コールガールまでやらされています。
この組織はなぜか格闘家を多数囲っており(ボスの趣味らしい)
女ドラゴン紅竜は親友のため、姉のため
単身、凶暴な男たちへ戦いを挑むのでありました!


我らが悦ちゃん(小宮悦子ではありません)の

千葉ちゃん譲りの顔芸

は言うに及ばず
敵役もいちいちキャラが立ってて楽しいんです。

中心になるのは本位田“猪鹿蝶”三兄弟。
それぞれインチキ臭くていい感じなんですが
私が一番気に入ったのは次男。
こいつ、いちいちトンファーを振り回してからでないとセリフが言えないらしく
誰かに何か言われるたびに

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!
(トンファーの音)

何だとぅ~!?

ってな感じ。
オマエ、日常生活に苦労してそうだなぁ・・・。
その他、飛騨山中で育てた

秘密兵器・ホタテマン

や、室田日出男の

オッサン式宙返り

など、笑える箇所満載。
あ、忘れてましたけど
“和製ドラゴン”倉田保昭がおいしい役で出てます。
なかなかかっこいいです。


しかし、女の目玉くり抜きシーンなんて
この平成の世でやったらどういう事態になっちゃうんだか。
こんな血なまぐさい過去でも

古き佳き時代

って言っていいんですかね?


それにしても1作目の『女必殺拳』が見てぇ・・・
新宿には置いてないんすよね。
めんどくさいけど渋谷行ってみるかなー。





ブログランキング〜
↓現在7位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-09-13 03:32 | アクション地獄 | Comments(3)
『グラインドハウス』(2007・米)後編
e0000251_12162311.jpg

さてさて、盛り上がりまくる『グラインド・ハウス』もいよいよ後半。
映画奇形児(“フリーク”の本来の意味ね)タランティーノの手になる
『デス・プルーフ』であります。

私が最近一押ししているビッチ顔のヒスパニック女優

ヴァネッサ・フェルリト

がいきなり出てきて小躍りしました。
この人、『24』(ジャック・バウアーの愛人役・すぐ死ぬ)で顔を覚えて
『チアガールVSテキサスコップ』『サイレンサー(原題:Shadow Boxer)』)
と続けて見てファンに。『スパイダーマン2』にも出てます。

冒頭から女の子同士のおしゃべりが延々と続くんですが
これが

つっ・・・つまらん・・・

私が男だからでしょうか、ツボが全然わかりません。

パリではビッグマックのことを
“チーズ・ロワイヤル”って言うんだぜ


とか

『ライク・ア・ヴァージン』は
巨根の男とヤった女の歌なんだぜ


みたいな、いつもの脱力豆知識も出てきません。

真ん中あたりでやっとカート・ラッセルの変態殺人シーンが出てきて
ちょっと盛り上がったのもつかの間
またもや別の組の女の子が登場し
だらだらとどーでもいいおしゃべりが・・・

タランティーノは昔のインタビューで

観客には絶対に料金分のサービスを与えなきゃいけないんだ。
ダンスホールに来た客にはダンスをさせてあげなきゃ!


なんてことを語っていたんですが
この映画、ここまでの1時間を見た限りでは

150円・・・いいとこ200円の価値。

入場料3000円だったんですけど・・・うくく。

しかし、タランティーノの映画がこのままで終わるわけがありません。
ここまで眠気に耐えてきたお客さんには

踊り子さんによる抜きのサービス

もとい

10000円相当のカーアクション

がもれなくプレゼントされるのです!

ここだけで撮影に7週間かけたという
ラスト30分の黄金ぶりは
もう劇場で実際に見てもらうしかありません。

いやー満足満足。



最後に一言だけ。
2本別々、ロングバージョンでの公開っつー今回の措置。
確かにそっちを見てみたいという気もありますが

やっぱりこれは2本で1本の映画。

ハリウッドで1、2を争うボンクラふたりが
サイテー映画館(グラインド・ハウス)を現代に甦らそうとゆー
ロマンチックで頭の悪い夢を抱いたわけなんですよ。

叶えてあげたいぢゃないですか。

2番館や名画座でこっちの3時間バージョンがかかることを
切に切に願うばかりであります・・・。





ブログランキング〜
↓現在7位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-08-29 12:18 | アクション地獄 | Comments(7)
『ダイ・ハード4.0』(2007・米)
e0000251_23391456.jpg

長らく留守をいたしました。
サバービアをサバイブする日曜大工・にしかわでございます。


先週末、引っ越しました。

キューバに行っていた1年を除けば
人生で初めて中央線沿線から離れることになります。

国分寺で暮らしたこの7年間
両手で持ち上げるとずしりと重く
指の間からぽたぽたとこぼれ落ちまするは
苦汁、また苦汁…

その生活をヒップホップ風にまとめるとすれば

家はあるけどHomeless
恥ずかしがり屋のShameless
エロス満載のSexless
ずいぶん待たされたけどWaitress
Yo!チェックしとけよハルカリin the House


てな感じでしょうか。


新居の様子についてはおいおい語っていくことになると思いますが
まずは引越し後に初めて行った映画のお話。

実はこの土地を選んだ理由のひとつとして
近所に親戚が多いということがございます。
みな私より年下の従兄弟たちですが、真っ当に結婚してまして
近くに住めばその幸せのおこぼれにあずかれるのではないかと
まぁかように卑屈な根性で。

そんな従兄弟夫婦から昨晩電話がありまして
「たくちゃん、これからダイハード行かない?」と。
…そうです。
私にしかわ(38歳・漫画家・現在無精ヒゲ5ミリ)、親戚の間では


たくちゃん


と呼ばれているのです。
みなさんもこれを見習って
今度から私に会ったときは元気よく
「たくちゃん」と呼んでみてください。
きっと頬を赤らめ恥らいもだえる
愛くるしいおっさんの姿が拝めます。


さてその『ダイ・ハード4.0』
今回の監督はレン・ワイズマンです。
ボンデージ姿のエロネーちゃんが
手裏剣を投げて狼男やバンパイアを倒すという
煮ても焼いても食えない珍妙な映画を撮りくさった挙句
ちんまり主演女優とくっついた

ボンクラであります。


監督の人選を聞いたとき
こりゃ終わったなと思っておったんですが
公開後の評判が妙によろしい。
んーで出来が気になってたんですけど
ま、普通でしたね。
そこそこ面白かったです。
女性虐待も辞さないマギー・Qの扱いがよかったですね。

ケヴィン・スミスが出てるの全然知らなかったんで
見てびっくりしたんですが
せっかくだから
もうちょっとマニアックなスターウォーズネタ入れれば
おいしいのになー、と。
もしかしたら字幕の関係でカットされてるのかもしれませんが。

しかし、敵側のサブキャラを演じたシリル・ラファエリ
快作『アルティメット』に引き続き
『YAMAKASHI』『007カジノ・ロワイヤル』でおなじみの
超絶体技“バルクール”で今回もかなりいい味出してたと思うんですが
パンフに名前も載せないっつーのは…。
映画会社も頭がどーかしてますな。

それにしてもジョン・マクレーン

毎回毎回、ガラスの破片がカーペット代わり。

足の裏の皮とか、象なみに厚くなってんでしょーな。






ブログランキング〜
↓現在19位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-08-01 23:44 | アクション地獄 | Comments(11)
『アポカリプト』(2007・米)
e0000251_23552860.jpg

まず、誤解のないよう最初に断っておきたいのですが
この映画

阿呆のようにカリが太い男の話

ではありませんので、そこんとこ夜露死苦。


メル・ギブソンがマヤ文明をテーマにした映画を撮っている
という噂を最初に聞いたとき、私は思いましたね。

彼奴めとうとう狂ったか、と。

いや、もともと半分以上向こうの世界に逝っちゃってたのは
周知の事実ではあったんですけれども。

自前の教会ぶったてて司教の座に収まったり
女のハイヒール脱がせて、それをグラス代わりにウィスキーがぶ飲みしたり

と、ここのところ珍プレー続出でしたので。

しかもほぼ全キャストが俳優として無名な上に
全編マヤ語をしゃべらせ、英語字幕。

字幕については前作『パッション』で成功した実績があるとはいえ
今回は「キリストいじり」というセンセーショナルな要素もありません。
まさに無茶中の無茶。
今やこのメル・ギブソンという男の馬鹿オーラは

海の向こうの角川春樹

と呼ぶにふさわしい輝きを放っております。

そんな訳でこの『アポカリプト』
『蒼き狼』のような派手な玉砕ぶりを期待しておったのですが
アメリカボックス・オフィスでは初登場1位
批評家の評判もすこぶるめでたくと、どうも様子がおかしい。
私は半信半疑のまま、初日のレイトショーに出かけました。


む・・・

むむむむむむむむ!

はあああああああ!

みゃああああああ!

もももももももも!

・・・・・・・・・


おかわりー!!!



飲み物代をケチって、映画館の外で爽健美茶を買ってったんですが
上映時間138分、口つけるの忘れてました・・・。
こんなの、ここ数年なかったことです。
いやー、面白かった。


今まで私の

土人映画ランキング

におきましては
『フィッツカラルド』『モスキート・コースト』『食人族』の3本が
巴戦でトップを争っていたのですが
この『アポカリプト』をあわせてバトルロイヤルが始まる勢いです。


映画ファンのみなさま、先入観にとらわれず劇場へ行き

メル・ギブソンのカリ太ぶりに仰天

して下さいまし!







ブログランキング〜
↓現在13位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


e0000251_043446.gif
[PR]
by taku-nishikawa | 2007-06-25 00:04 | アクション地獄 | Comments(6)
過去記事が映画のタイトル順に並んでます
にしかわたく公式HP
毎号表紙マンガを担当
ライフログ
以前の記事
カテゴリ
最新のコメント
パーカー ボールペン...
by パーカー ボールペン at 13:28
It’s hard to..
by David at 08:24
【3連休ポイントアップ祭..
by http://bon at 01:11
高いひずみ以来、それは慢..
by エンポリオアルマーニ 時計 at 09:58
I am genuine..
by クロムハーツ ピアス at 23:47
http://dior_..
by シーバイクロエ ip at 08:05
http://gucci..
by gucciコピー商品 at 09:03
http://gucci..
by ヴィトン ストール コピー at 15:36
柔らかいほんのり塩味のモ..
by パーカー ボールペン 店舗 at 09:11
http://www5...
by ルイヴィトン 長財布コピー at 05:41
最新のトラックバック
2014 Garth B..
from 2014 Garth Bro..
seo services
from seo services
daily fantas..
from daily fantasy ..
CPA Firm Sou..
from CPA Firm South..
kangen
from kangen
Steven Seagal
from Steven Seagal
mrr
from mrr
hunting decals
from hunting decals
custom greek..
from custom greek l..
marijuana re..
from marijuana reci..
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧