まーそんなこんなで
行って参りました、取材。
これ、「ちゃぐりん」という子供向け雑誌でやっている仕事でして
妖怪研究家の村上健二氏の道案内で
全国の不思議スポットを回るという企画。
1日目に行ったのは、下関の赤間神宮。
壇ノ浦の合戦で海に沈んだ平家一門を祀ったことで有名な寺(現在は神社)。
小泉八雲の「耳なし芳一」の舞台にもなっております。
私の2大アイドル
耳なし芳一&安徳ちゃん
に会えるということで、個人的にはテンションMAX。
安徳ちゃんといえば、諸星大二郎の『海竜祭の夜』。
いたいけフェイスが海蛇と合体したあの姿
一目惚れしたのは私だけではないでしょう。
で、楽しみにしていた安徳ちゃんにご対面したのですが…
ビタ一文可愛くねぇ!
ふてぶてしい顔から察するに、落合福嗣みたいな性格と見た。
しかしその分、芳一の像は中性的で萌え要素たっぷり。
しかし「耳なし芳一」ってな本当によくできた話ですよね。
ビジュアル的にもかなりおいしいシーンが多いですし
映画になっててもいいと思うんですが
過去にあるのは小林正樹の『怪談』くらい?
芳一だけで充分2時間行けると思うんですけどね〜。
新作を作るとしたら
脳内主演は宮崎あおい。
無論ハゲヅラで。
素肌に筆で経文を書いていくくだりをエロくエロく撮ってほしい。
微妙な箇所に筆が及ぶと、思わず漏れる溜息…
ポルノ日本の面影。
(似たようなことグリーナウェイがやってましたが…)
2日目は九州に渡りまして、博多の竜宮寺。
ここの呼び物は、人魚の骨。
ビーチクにお花をあしらうセンスが何とも言えません。
ダリル・ハンナの人魚よりはイケてるんじゃないでしょうか。
平安時代、浜に人魚の死体が上り
阿部某という陰陽師が「吉兆である」とかテキトーなこと言ったんで
しょうがなく海辺のお堂に塚を作って埋めたとかなんとか。
実物はこんな感じです。
写真だと大きさがわかりにくいですが
これがかなりの太さ。
本物だとすると、『あばしり一家』の
法院大子くらいの体格です。
人魚の肉は不老長寿の妙薬と申しますが
なんでも明治初期までは
祭りのたびに、この骨を水を入れたタライにひたして
その水を客に飲ませていたとか。
(その後衛生面が問題になり禁止された)
それが巡り巡って、博多名物の豚骨ラーメンの発祥に…
とゆーのは私の勝手な妄想ですが。
…てな訳でなかなか充実した取材ではありましたが
博多で入ったラーメン屋で
清水健太郎の色紙
を発見してちとブルーになりました…。
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