記念すべき2008年初ナミダは
この作品に持ってかれました。
いやー泣いた。死ぬほど泣いた。
”バカらしいスクーター”に乗ったサンドラーが
ニューヨークの街をゆらゆらと走り回る姿を
カメラが後から追って行くオープニング。
『シャイニング』で廊下を走っていたおもちゃの車のシーンみたいに
画面の奥に奥に気持ちが集中していって
これから何が始まるんだろう、とわくわくさせます。
これだけでもう、ほとんど勝ったも同然。
世の中の映画の99%は
タイトルが出る前に
面白いかつまんないかわかっちゃうもんです。
問いかけ。
ここに壊れちゃった友達が一人。
アンタ、どうします?
人間はみんな、多かれ少なかれ
壊れてる部分を持っているんだと思うんですけれども
私もその例外ではありません(人よりちょっと多めかなウフフ!)。
「類は友を呼ぶ」ってのはどーも本当らしく
まぁ私のまわりには、
そっち系の人
が集まる集まる。
なんかもう身につまされすぎるあまり
自分が今までの人生の中で会ってきた
色んな人のことを思い出しまくっちゃって
ストーリーに集中するのが大変でした。
良くなった人。
悪くなった人。
現在もつきあいが続いてる人。
たまに電話で話すだけの人。
もう二度と会わない人。
結果的に見捨てるような形になってしまった人。
セラピストや精神科医なんかを仕事でやってる人はともかく
ある人間が傷ついた誰かを一方的に癒すなんてことは
基本的にありえなくて
一見癒してるように見える側も
相手から何かを得ているんだろうなぁと。
人間と人間の間には
そういう関係以外は成り立たない
少なくとも長持ちはしないのだろうなぁ、と。
この映画見て
長いこと音信不通のある友人に
手紙を書こう思いました。
映画ごときに
啓蒙されてやんの
やーいやーい
ばーかばーか
ブログランキング〜
↓現在9位。よろしければクリックして投票して下さいまし。