人気ブログランキング | 話題のタグを見る
エキサイトブログ ホーム | ブログトップ | サイトマップ

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
漫画家Nのイラストと文章で綴る映画な日々

にしかわたく (漫画家)

マンガ家・イラストレーター。生まれて初めて劇場で見た映画は『グリズリー』と『テンタクルズ』の二本立て。
現実逃避のスピードを極限まで加速すればいつか現実を追い越せると信じ、今日もロスト・ハイウェイをひた走る36歳、デブ専。
supported by Happinet
トップ
『イカとクジラ』(2005年・米)
『イカとクジラ』(2005年・米)_e0000251_1391311.jpg

全米で絶賛されたインテリ家族の悲喜劇。
スティーブン・キングはこの作品を2005年のベスト1に選び

「こんな恐ろしい映画は見たことがない」

と評した。


徹夜明けだったにもかかわらず
この映画なら大丈夫かなーと思って見てきました。
全然眠くはならなかったですが
個人的に今年のベスト3に入るくらいの期待度で
ちょっとハードルが上がりすぎてたようです。
ま、にしかわ的には75点くらいですかね。
子供の描き方がどーも感傷的に過ぎる感じがして。
両親は良かったです。特にローラ・リニー。
誰一人賛成してくれないですが
やっぱこの人は小池栄子に似てると思います。
演技力は「タコちゅう」と「シロナガスクジラ」くらいの開きがありますが。
あ、あとテニスコーチ役のウィリアム・ボールドウィンが
ボンクラ丸出しで、いい味出してます。

これから見る人に変な先入観を持たせるのも嫌なので
今回は、この映画見て思い出した
子供時代の個人的な体験について書きたいと思います。
そういう意味では結構
いつも使ってないチャンネルを開いてくれる映画ではありました。


思い出1:

タイトルの由来にもなっているのですが、主人公の男の子は
ニューヨーク自然博物館に展示されている
大王イカとマッコウクジラのジオラマを見るのが怖い
という設定になっています。

私の場合、怖かったのは海亀
あれはどこの水族館だったのかなぁ…
かなり小さかったので覚えてないのですが、そこの水族館では
海亀がいっぱい泳いでいるプールを
高いところから見下ろす構造になっていたんですね。
海亀は人肉を食ったりしないということは頭ではわかってはいても
自分がプールに落ちる光景が頭に浮かんでどうしようもなく
持ち前の高所恐怖症も手伝い
プールの柵にすら近づけなかったのを覚えています。
あ、あと今思い出したけど
上野の科学博物館のらせん階段も怖かった。
らせんの中央にフーコーの振り子が吊ってあるやつ。


思い出2:

主人公の弟が、鼻の穴にカシューナッツを詰めて
取れなくなるというシーンがあります。

私の場合は、耳にピーナツでした。
指で取ろうとしたらどんどん奥まで入ってしまい
その時は恐ろしくて誰にも言えず

もう世界の終わりだと思いました。

3日後くらいに、風呂に入っていたときに
ふやけたピーナツがぽろっと出てきて、一件落着。


思い出3:

主人公(高校生)が
父親と一緒に『ブルー・ベルベット』を見に行くシーンがあります。
イザベラ・ロッセリーニが全裸で家に逃げ込んで来て
狂ったように叫びまくるカットが映ります。

私の場合は、唐十郎の映画でした。
タイトルは覚えてないのですが
中学に上がるか上がらないかくらいの頃
両親に連れられて、名画座で見ました。
殿山泰司が、股を広げた女子高生のスカートの中に顔を突っ込んで
「きれいじゃぁ…きれいじゃぁ…」とエロ感動するシーンは
きっと死ぬまで忘れません。

そういう方面にはかなり無頓着なうちの両親でも
さすがに気まずかったらしく
「なぁ、もう帰ろうか…」
と何度も言ってきましたが
なぜか私は頑として譲らず、最後までしっかり見ました。
エロが見たかったからと言うより

エロなんかに負けるか

という意地だったのだと思います。


…えー、という訳で『イカとクジラ』絶賛公開中!

たまには素朴な作文もいいもんですね。
何の役にも立ちゃしませんが…





ブログランキング〜
↓現在9位。よろしければクリックして投票して下さいまし。


『イカとクジラ』(2005年・米)_e0000251_043446.gif
by taku-nishikawa | 2006-12-25 13:11 | お笑い地獄 | Comments(2)
Commented by moviepad at 2006-12-26 02:33 x
にしかわさん、お久しぶりです!
同じダメ家族を描いても「リトル・ミス・サンシャイン」のほうが100倍くらいよかったですね。厚かましくも両方にTB入れさせていただきました。「リトル~」のほうはコメントが入れずらい文章だったのでこっちでまとめます。俺にいわせしゃ、こっちの家族のほうがはるかにウンコだぜ(爆) 大体「ジム・キャリーはMr.ダマー」なんて正気の沙汰とは思えない邦題がつけられた映画に出てたジェフ・ダニエルズがあの役やることに無理がある(笑)
Commented by taku-nishikawa at 2006-12-26 04:10
moviepad さま
こんばんは~。
同感です。
この映画、どこか「同情して」って匂いがするんですよね。
『リトル・ミス』のはじけっぷりの方が、ストレートに胸に迫りました。
ジェフ・ダニエルズって変な俳優ですよね。うまいんだか素なんだか。
『愛と追憶の日々』は大好きなんですけどね。
TBありがとうございました~
過去記事が映画のタイトル順に並んでます
にしかわたく公式HP
毎号表紙マンガを担当
ライフログ
以前の記事
カテゴリ
最新のコメント
パーカー ボールペン...
by パーカー ボールペン at 13:28
It’s hard to..
by David at 08:24
【3連休ポイントアップ祭..
by http://bon at 01:11
高いひずみ以来、それは慢..
by エンポリオアルマーニ 時計 at 09:58
I am genuine..
by クロムハーツ ピアス at 23:47
http://dior_..
by シーバイクロエ ip at 08:05
http://gucci..
by gucciコピー商品 at 09:03
http://gucci..
by ヴィトン ストール コピー at 15:36
柔らかいほんのり塩味のモ..
by パーカー ボールペン 店舗 at 09:11
http://www5...
by ルイヴィトン 長財布コピー at 05:41
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧